第57回 憲法を考える映画の会『地の塩』(11月3日)のご案内と紹介のお願い ⑸
いつもお世話になっております。
11月3日に予定している第57回「憲法を考える映画の会」のご案内をさしあげます。
今回は、1954年のアメリカ映画『地の塩』を見て、
「いっしょに闘う」とは、どういうことなのかを考えて行きたいと思います。
『都の塩』は労働運動の不朽の名作と言われる劇映画作品です。
しかし映画の指摘するものは、労働運動にとどまらず、
権力による弾圧、人種差別問題やジェンダー問題など
70年近くたった今日でも変わらない新たな問題が提起されていて驚かされます。
コロナの問題が何ら解決を見ていない中、制限や協力いただかなければならないこともありますが、
私たちは,出来ることを、できる形でやっていきたいと思います。
よろしくおねがいします。
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第57回 憲法を考える映画の会
と き:2020年11月3日(火・休)13時30分〜16時30分
ところ:文京区民センター 3A会議室 (地下鉄・春日駅2分/後楽園駅5分)
プログラム:
13時30分〜15時10分 映画「地の塩」(97分)
15時30分〜16時30分 トークシェア(映画批評家 木下昌明さん(予定))
参加費:一般1000円 学生・若者500円
- コロナ感染予防にご協力ください(会場でのマスク・消毒)
会場の席数が制限(95席)されています。
参加希望の方は事前に下記連絡先にご連絡ください。
感染状況の拡大などによって、中止、延期になる場合があります。
憲法を考える映画の会
TEL&FAX:042-406-0502 E-mail: hanasaki33@me.com <mailto:hanasaki33@me.com>
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映画『地の塩』
「ニューメキシコ州のある鉱山で働くメキシコ系労働者の家族の物語。
ある日、ハッパ作業でそのメキシコ系労働者の中に犠牲者が出て、組合幹部ラモンらの怒りは爆発した。
やがて、亜鉛鉱山はストに突入。
資本家には差別を抗議するラモンらも、家庭に帰れば妻を差別する古い意識の持ち主で、
スト支援に立ちあがる彼女らを好まない。
闘争は長期化し、ピケットラインに会社の手先、保安官らの攻撃が加わりラモンらは逮捕され暴行を受けた。
その頃、ラモンの妻エスペランサは3人目の子を出産する。
反労働者立法を利用し、スト労働者のピケ禁止令が通告された。
「それでは労働者でない女性の手でピケを続行しては」。
婦人達の提案が、組合により可決された。彼女達はピケの前面に立ち、逮捕されてもひるまなかった。」
監督は、レッド・パージの「ハリウッド・テン」の一人、ハーバート・ビーバーマン。彼はこの『地の塩』を製作して以降、完全に映画界から追放されました。
日本では1977年に労音会館で上映された後、上映の機会はほとんどありませんでした。
「レイバー映画祭2018」で上映した時、
「労働運動というテーマだけでなく、運動内部のジェンダー問題に深く切り込んでいたところがすごい」
「50年以上前に作られた映画だが、その問いかけは十分に現在性を帯びている」との感想が寄せられています。
「2018年のいま“Me Too” 運動や非正規女性のたたかいが広がっている。今こそ、この映画の出番である。
『地の塩』が描いた普遍的・根源的な問いかけは時代と時間を超えて迫ってくるだろう。
『これを超える労働運動の映画はない』」(木下昌明さん)
1954年・アメリカ映画・97分・日本語版制作:ビデオプレス
私たち憲法を考える映画の会では、この映画をレイバーネット日本の協賛を得て、
11月3日の文化の日にこの『地の塩』、さらに11月23日の勤労感謝の日には、
先の「自主制作上映映画見本市#4」で上映した映画『人らしく生きよう 国労冬物語』を特別上映会として
二つの上映会を「勤労・労働月間」として連続上映会にしようと企画しました。
映画『人らしく生きよう 国労冬物語』についてはまたご案内させていただきます。