第7回 憲法を考えるちいさな映画の会(試写会=7月14日)のご案内 テレビ・ドキュメンタリー作品『言わねばならないこと─新聞人・桐生悠々の警鐘』

いつもお世話になっております。
6月の第51回、8月の第52回の憲法を考える映画の会の間にもうひとつみなさんに是非、今、見ていただきたい作品があって、上映会を企画しました。
「第7回 憲法を考えるちいさな映画の会」のご案内です。

「憲法を考えるちいさな映画の会」は、もともと私たち準備会スタッフのプログラム選びのための試写会としておこなってきました。
今回上映する作品は、テレビドキュメンタリー番組なので入場料をいただくことができません。
そこで公開試写会として、この番組作品の上映会を開くことにしました。
是非、いらっしゃってご覧になってください。

テレビ・ドキュメンタリー作品『言わねばならないこと─新聞人・桐生悠々の警鐘』は、第一回「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞のテレビ番組です。
(北陸朝日放送制作・黒崎正己監督・60分・2018年8月放映)
「この作品は桐生悠々という元信濃毎日新聞社主筆のドキュメンタリーです。
在職時に『関東防空大演習を嗤う』という社説を書いたために退職を迫られ、その後、個人雑誌『他山の石』を発行して反軍部、反ファシズムの言論活動を続けた言論人です。
不屈の精神で、言論活動を続けた当時の彼の動きだけでなく、現在のジャーナリズムの様子を官邸の映像を使って見せて、現代社会の危うさも描いていることも評価されました。」(むのたけじ 地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞の選考理由から)

戦前の新聞人の桐生悠々の生き方を軸に、今のジャーナリズム、マスメディアの問題に切り込んで行く作品です。
ミサイル避難訓練、官邸記者会見問題なども盛り込まれ、メディアの「いま」を考えていくのにとても優れた作品です。

主な出演:
作家 井出孫六
信濃毎日新聞論説主幹 松山貢一
ジャーナリスト 前坂俊之
神戸大学名誉教授 須崎愼一
小樽商科大学名誉教授 荻野富士夫
東京新聞社会部記者 望月衣塑子
桐生悠々の孫 原文哉

これをきっかけにこのような番組作品の上映の機会を増やしたいと思っています。

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第51回 憲法を考える映画の会

日 時:2019年7月14日(日)(13時15分ころ 開場予定)
会 場:文京区民センター2A会議室 (地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分)
いつも上映会を行っている一つ下の階の会議室です
プログラム:
13時30分〜14時00分
「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」について   (上映時間 61分)
14時00分〜15時00分
テレ部番組作品『言わねばならないこと─新聞人・桐生悠々の警鐘』上映
15時00分〜16時00分
トークシェアおよび他のテレビドキュメンタリー番組の試写も予定しています。
入場無料(それでも、会場費などがかかってしまうので、資料代として500円程度の
カンパをお願いしたいと思っております。)

※作品の詳しい解説は、憲法を考える映画ホームページ、
【作品のプロローグから】以降をご覧ください。
http://kenpou-eiga.com/?p=2353
または法学館憲法研究所ホームページ「シネマ・DE・憲法」最新号
(2019/7/8アップロード予定)も
ご覧ください。

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なお次回、第52回憲法を考える映画の会は

日時:8月10日(土)13:30〜16:30
会場:文京区民センター 3A会議室
プログラム(予定):
・『ピカドン』(1978年制作・10分・木下蓮三・木下小夜子監督・スタジオロータス)
・『ひろしま』(1953年制作・104分・関川秀雄監督作品・日教組プロ)
上映のねらい:原爆や戦争が1950年代には「子ども達にどう教えられたか」、
「それがどうして教えられなくなっていったか」を問題意識として
上映会と話し合いを行いたいと思います。

入場料:一般:1000円  学生・若者(〜30歳) 500円