経産省前脱原発テント座り込み日誌2025年12月18日版(週報)
経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年12月18日は、座り込み5,213日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
(注) 2025年8月から、土・日・休日の座り込みを、休みにしました。
[08102] １２月１２日（金）青森で地震、再処理施設も東通原発も稼働していなくて幸い！（Km）
霞が関ビルの影で日が陰る寒空を、座り込まずに歩いていると、中年男性が「六ヶ所再処理施設にも反対するのか？」と尋ねる。「もちろん大反対で、これを口実に原発を稼働して、行き場なき危険な使用済み核燃料を生み出し続けている」と批判すると、共感を示しカンパして笑顔で去っていく。
Szさんが、今日も青森で地震があった、大きい地震が起こらないか心配と話して「原発では明日がない」と「原子力発電NO」を歌う。
Kmから、１２月８日の地震では再処理施設のプールでスロッシングで、６５０リットルの水がこぼれ落ちた。六ヶ所再処理施設は、核燃料がむき出しの化学工場で心配。若杉冽著「原発ホワイトアウト」を読み直したが、非常にリアルに今の状況を予言し、柏崎刈羽原発の再稼働と事故を予測している。柏崎刈羽を動かしてはいけない。１２月９日に院内ヒアリング集会を実施し、原子力規制庁と東電との面談が続いていてとてもすぐに再稼働できる状態ではない。山中委員長発言「イチエフ事故の放射能で健康を害したひとがいない」の糾弾は時間切れで逃げられた。＜柏崎刈羽再稼働反対、命を守れ、…、経産省は嘘をつくな、…＞コール。
Ｓｋさんが、事故の原因調査も、きちっとしていない、東電が柏崎刈羽を再稼働して大丈夫と誰が思うか、高市首相が核兵器につながる原発を動かそうとしている。西村裁判を傍聴した、１９９５年のナトリウム漏れ事故を調査した西村さんが不審な死、警察が裁判に対しても一切、証拠を出さない。裁判所の実態もひどい、ところてんの様に２０件ずつぐらい押し出さないといけない。４６トン持っているプルトニウム。原発の無い、核兵器の無い社会に向けて力を尽くしていこう。
Ｈｅさんが、国会質問で立憲民主党が原発問題に踏み込まない、軍事国家へのＯＤＡ支援をやめよう。
Ｍｙさんが、横田基地近くの児童館に米軍パラシュートが落っこちた、なぜ我々の貴重な税金を使って米軍を支援しなければならないのかと訴え、「座り込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
Ｙｏさんが、東北の地震で東通・六ヶ所が心配、高市発言で中国との関係がおかしくなっている、マスコミ報道が一番良くない。レーダーの解説も極めて危険。かっての歴史を思い起こし、憲法を守り、改憲させない。
Ｒｎさんが、原発だけは地震があると年中心配、日本民衆外交団でトルコ大使館、イラン大使館、チュニジア大使館などを訪問、本当の安全保障とは、平和を創るため、あるいはそれに向かって努力する中にある。高市発言で、あっという間に炎上。原発だけとか戦争だけではなくて、世の中の歪みが沢山ある、食料の安定供給すらできない政治。がんばろう。年末は２６日（金）まで。年始は１月５日（月）午後に年始初経産省抗議。
Ｂｄさんが、八戸に行って地震にあった、多くの店が痛んでいた、緊張した、停電しなかったけれど。今日も二つ目の地震が起こり、津波も。
最後に、脱原発、柏崎刈羽再稼働反対、東電に原発動かす資格なし、アメリカはイスラエルに武器供与するな、戦争反対、原発反対。
その後首相官邸前でも柏崎刈羽を動かすなの行動。以上（Km）
[08109] 12月15日(月) (保)
事務所を出て、いつものようにMさんと合流するために、大樹の所に行ったら、そこにはM さんではなく、不眠症に悩まされているS aさんがいた。「M さんはまだ来ていませんか？」と聞いたら、先に経産省前に行かれたとのこと。我々も経産省前に行った｡
グッズを降ろして皆でセッティングを開始。お陰で12時前に終える事が出来た。
私はすぐに反原発ソングを掛けて通りかかる人々にアピールした。その間にM さんは温かいお茶とお菓子を用意してくれた。美味しく頂いた。晴れていて日射しもあったが、気温14℃の所に5メートルの風が吹いて、寒く感じていたので、大いに有り難かった。
きょうは2時までに(水)担当のT さん、英語講師のA さん、目の不自由なH さんが座り込みに来てくれました。それを見て安心したのかMさんは帰られた。
2時半には男性がカンパをしてくれました。すぐに御礼を言ってテントニュースをお渡しした。2時40分に太陽がビルの陰に隠れた。途端に2℃気温が下がった。風は相変わらず強かったので、コーヒーを飲むだけでは、寒さは解消出来なかった。ここで力を発揮したのは冬用の手袋だった。お陰で最後まで座り込めた。
3時過ぎに裁判の傍聴を終えたF さんがわざわざカンパするために来てくれました。感謝しかありません。
その後は何事もなく、時間がきたので撤収した。(保)
[08108] 12月16日（火）（EO)
寝過ごしてしまい、遅れて事務所に到着。荷造りの済んだ台車を押して3人で経産省前に向かう。座り始めて少したって、通りかかった年配の女性が4枚のバナーの絵を見て、「これをお描きになったのは、プロの方でしょうか？素敵ですね！」と声をかけた。1時近く、食事で席を外している間に、5人の大学生らしい男性グループが話しかけてきた、と戻ってからYさんから聞く。テントニュースを渡して、彼らと話をしたという。
今日は風がほとんどなくて、太陽が出ているあいだは過ごしやすかった。3時過ぎて、ビルの陰に陽が隠れると、さすがに寒い。3人でボッーと座っていると、通りがかりにこちらを見た若い女性が「寒いので気を付けてくださいね」と、「演劇役者風」の語り口で数回繰り返して、立ち去った。4時近くになって、いつもの3人で片付けて撤収。（EO)
[08111] １２月１７日（水）(高木)
朝のセッティングは佐藤さん、Ｉさん、高木でやる。今日はＩさんのテント当番最後の日。一旦やめる。理由は、諸般の事情で、水曜日に仕事を入れたのでとのこと。Ｉさんはテントが建てられてから時々参加され、２０１６年８月２１日にテントが強制撤去されるときは、心配して、その前からずっと毎朝、仕事前にテントの見守りに参加してくださっていた。そして、テントが撤去されてしまったのちは、仕事の定休日の水曜日にテント当番なってくださった。１０年になる。本当にありがとうございました。Ｉさんは「テントには個性的な人が多く活動は楽しかった。今は若い人たちの参加がないので大変だが、もっと宣伝などを工夫した方がいい。ＳＮＳの時代なので、ここをもっと活用するようにしたらいい」と言われた。そして、この日も淡々と早番の当番をされて帰られた。
今日は子ども裁判の日で、傍聴で、田中さん、ＯＵさんが寄ってくれた。裁判の後は日比谷図書館地下で報告集会。小野さんが「東京大空襲の被災者の救済を求める」集会が衆院可議員会館で行われるので」と寄ってくれた。
パレスチナ解放で外務省への抗議行動をしている女性は「今年は今日で終わりにします」「今ガザは冬の嵐・バイロンでテントを吹き飛ばされたり水浸しになっている。イスラエルはラファの検問所を制限していて物資を搬入させない。空爆もやめていない。」とガザの惨状を教えてくれた。それらのことはテレビなどでは報道してない。カンパをしてくださった。お互い様なのに、ありがたい。
３時過ぎに、子ども裁判の傍聴を終えたＷkさんが寄ってくれた。みんなで裁判所や検察がいかにひどいかという話をする。来週の水曜日は、「大間原発建設差し止め 函館市訴訟」でＷｋさんたちは原告の裁判行動を支えることをしているので大忙しだ。Ａｎさんは健康診断で休み。Ｗｋさんは最後までいて撤去を手伝ってくれた。(高木)
[08110] 12月18日（木）（I・K）
快晴だが、冷たい風が吹く中、Urさんヨーカンさんと３人でセッティング。通りがかりの男性がさりげなくカンパを入れて去っていった。
１時過ぎにUrさんが２か月に一回開かれるという東電友の会の集まりに出かけた。入れ違いにOkさんが来てくれた。しばらくして今度は女性がカンパをしてくれた。そのあともカンパしてくれる女性がいて本当にありがたい。
２時少し前、英語教師のIwさんも来てくれ会話が弾む。ヨーカンさんは地元で月1回行われる平和を願う街宣に参加すると帰っていった。しばらくしてHoさんも来て座ってくれた。ちらっと私たちを見ていた信号待ちの若い二人の男性に、チラシを渡したら気持ちよく受け取ってくれたので、ほっとした。
２時半過ぎて陽が隠れると寒さが厳しくなった。太陽のありがたさが身に染みる。Siさんが来てくれたので、後をお願いして私は帰路につく（I・K）
=====資料======
・原発週報2025.12.10-12.16. 編集：漆原牧久
=====今後の集会・行動等==========
◆12月21日（日）脱原発テントひろば青空川柳句会 12：00～
◆12月21日（日）脱原発カフェ「ドイツの脱原発に学ぶ」16：00～18：00
場所：経産省前テントひろば事務所（東京都港区西新橋1-21-8新虎ビル２F）
報告：折原利男さん
◆12月24日（水）原子力規制委員会前 12：00～13：00
◆12月24日（水）大間原発建設差し止め裁判10：30～ 東京地裁103号法廷
報告集会、衆議院第二議員会館第一会議室12：30〜14：30
◆12月26日（金）【119回JKS47月例祈祷会】
会場：経省前脱原発テントひろば時：午後２時30分より
◆12月26日（金）経済産業省前 17：00～18：00
◆12月26日 (金)「柏崎刈羽原発動かすな」首相官邸前抗議行動 18:30～19:45※この日は「原発いらない金曜行動」に合流
◆12月28日（日）レイバーフェスタ 板橋区グリーンホール 11：00～18：00
◆12月30日（火）～１月１日（木）「学び、遊び、つながる 請戸川河口テントひろば」主催バスツアー実施 申込は杉山さんまで
◆１月５日（月） 年始経産省抗議集会 １４時～１６時
◆ 1月 9日 (金）「柏崎刈羽原発動かすな」首相官邸前抗議行動18:15～19:15
◆1月16日 (金）「柏崎刈羽原発動かすな」首相官邸前抗議行動18:30～19:45※この日は「原発いらない金曜行動」に合流
◆1月23日 (金）「柏崎刈羽原発動かすな」首相官邸前抗議行動18:15～19:15
◆1月30日 (金）「柏崎刈羽原発動かすな」首相官邸前抗議行動18:15～19:15
「柏崎刈羽原発動かすな」呼びかけ：漆原牧久 Tel:080-5646-0794
========【書籍紹介1】========
◎渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばで販売しています。
書名：「脱原発 経産省前テント ここに在り！」
発売元：情況出版 価格：1500円のところを500円
========【書籍紹介2】========
◎米国の対中国戦争戦略と日米安保体制
(辺野古新基地建設のほんとうの目的は、日本を犠牲にして米国の安全を守ることだ) 著者：武峪真樹
以下のURLを開けば、全文pdfがごらんになれます。URL画面右上のアイコンをクリックすれば、全文pdfのダウンロードも可能です。ぜひ、ごらんください。なお、単行本は、一冊定価200円のところ、100円で、配布しています。原子力ガリレオ(藤原節男)にご連絡ください。
⇒ https://bund.jp/wp-content/uploads/2020/06/beityu2.pdf
========【書籍紹介3】========
◎西尾正道著「被曝インフォデミック～トリチウム、内部被曝―ＩＣＲＰによるエセ科学の拡散」
3.11から10 年後に発売された同書は、2020年12月22日に開催した院内ヒアリング集会＜放射能汚染水「海洋放出」の実害～トリチウムは危険～で、お話いただいた西尾正道さんの著書。
ICRP（国際放射線防護委員会）が原子力政策の推進を目的とする民間の組織で信用できない、
放射線による健康被害を軽視・無視してはいけない、
特に内部被曝の恐ろしさを軽視してはならない、
トリチウムの健康被害・人体影響は無視できない、
2011年3月14日午前11時01分の福島3号使用済み燃料プールでの爆発は「核爆発」
と訴える警告の書です。
経産省前テントひろばでも販売しています。経産省本館前、座込みの場でお求め願います。
価格は「本体1100円＋税 ＝￥1,210」のところを、著者西尾正道さんのご好意により、「1000円(DVD「原子力ガリレオ」添付)」で、お譲りします。アマゾンでも、￥1,210で手に入ります。⇒ http://amzn.to/3rUeXFO
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藤原節男（Fujiwara Setsuo、原子力ドンキホーテ改め原子力ガリレオ公益通報者）
◎原子力公益通報および「原子力ドンキホーテ」単行本全文掲載⇒ https://bit.ly/3QdoTpK
◎北海道大停電、真のリスクは泊原発「チェルノブイリ級核爆発」だ⇒ http://bit.ly/2FketTm
元原子力安全基盤機構検査員
元三菱重工業(株)原発設計技術者
〒279-0021千葉県浦安市富岡
TEL&FAX: 047-351-7497
携帯電話: 090-1793-4404
E-mail: fujiwara_setsuo2004@yahoo.co.jp
Facebook:原爆と原発の原理は同じ。福島3号機で核爆発！⇒
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原子力公益通報 in JNES: http://bit.ly/1ckclY2
原子力ドンキホーテ： http://bit.ly/2HrW3T2
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