経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年1月16日は、座り込み4,884日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
◎1月17日 (金) (S・S)
今日もよく晴れた一日であつたが、風が強い日であつた。日中、陽があたつている間は、幾分暖かったので、寒さは我慢できたが、陽が傾き掛けた午後3時頃には、寒さも厳しくなり、特に風の冷たさには耐えられなかった。
今日は関西生コンの裁判があると言うので、乱さんが早くから来ていて、「座り込み参加者の皆さんに」と、肉まんを頂いた。この寒さの中、肉まんはお腹を満たしてくれたし、何より身体が温まった。乱さんありがとう。時間になったので、乱さんは裁判
所に向かったが、Waさんも「傍聴参加者に2月26日の大間裁判の集会のビラを撒く」と言って、裁判所に向かった。彼女も裁判傍聴を希望するというので傍聴希望者の列に並んだようだ。暫くしても帰ってこない。傍聴券が手に入ったようだ。
その後はEさんがやって来た。寒い中ではあったが、こうやって参加してくれる方がいるのは本当にありがたいことだ。寒さの中の座り込みであった。参加者は少なかったが、後半のK.Mさんがやって来たので、私は文科省抗議の集会移動した。
◎阪神淡路大震災30年、関西から園さんが脱原発を訴える 1月17日(金) (K.M)
阪神淡路大震災30年、小田実ほか関西の方々の努力(市民の意見30の会・東京も応援)でできた被災者生活再建支援法が能登ではまだまだ不充分であることが分かった。ガザ停戦合意の報を確認して17時に抗議行動を開始。
私 (K.M):第7次エネルギー基本計画パブコメ出そう、 クレヨンハウスで明日樋口健二さんのお話しがある、ネット署名募集中で21日(火)に院内ヒアリング集会予定。
沼倉さん:16日の除染土拡散反対の集会の報告、IAEAお墨つき、特に環境省の法的取組を批判。
K.M:放射性物質を全国にばらまこうとしていることを許せない。世界の原子力ムラが放射性物資を拡散。
奥内さん:「絆創膏」(2019年、富岡町)を詠む、震災後うろたえ、心に何枚もの絆創膏を貼っている。
白倉さん:14年前に原発は終わると考えたのに政府は原発推進、もんじゅ西村裁判報告で動燃を批判。次回は3月7日。日経記事からのエネルギー基本計画パブコメ意見例、省エネ再エネ蓄電技術強化を。
園さん:関西から来た、原発推進する経産省に怒り、阪神大震災30年、被害が続くのに原発を動かす経産省、自分の為・核武装の為、福島と同じことを繰り返してはいけない、霞ヶ関に来たので「原発止めろ」と直接訴えたい。コール<島根止めろ、女川止めろ、若狭原発止めろ、すべての原発今すぐ止めろ、再稼動絶対反対、地震津波は必ずくるぞ、柏崎刈羽再稼動反対、東海第二再稼動反対、泊再稼動反対、経産省は原発止めろ…
守屋さん:阪神淡路大震災から学べと訴え「座込め、ここへ」を歌う。
吉岡さん:世界中で民主主義がおかしくなっている、特にアメリカがひどい。政府は能登への支援をするべき、SNSのファクトチェックしないのはおかしい、
平岡さん:阪神淡路大震災から30年、地震多発の時期に原発を動かすことが危険、原発から出るごみを捨てる場所も無い、一国主義的アメリカ大統領が生まれる、ヨーロッパも日本もおかしくなりファシズム台頭が心配、日本の産業構造が不明のまま原発を動かそうとしてるのを止めよう。
小川さん:1月20日能登半島地震一年後の院内集会・政府交渉紹介、1月31日に最高裁行動と報告集会(町村会館)。今日はこの後、18時半から原発いらない金曜行動があり山添拓議員と村田さんが話す。
最後に<脱原発、再稼動反対、運転延長反対、核ゴミ増やすな、放射能をまき散らすな、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、NO NUKES、NO WARと経産省に訴えて終了。
◎1月18日 (土) (I.K) (O・O)
静かな座り込みの写真を送ります。久しぶりにSyさんが来てくれました。2枚目は第7次エネルギー基本計画で今までの可能な限り原発依存の低減を削り原発推進に向かうことに反対の抗議して立つ人です。(I.K)
◯6週間の停戦
この停戦は平和とは無関係だ。イスラエルも米国も平和を求めてはない。イスラエルが停戦に合意すれば、トランプがイスラエルによるヨルダン川西岸へのユダヤ人入植(国際法違反)を後押しするという。彼等は今まで「私も平和を望んでいるが、彼等の考える平和とは違う」と言ったのはハマス創始者、アフマド・ヤ?スィン。礼拝のあと、モスクから出てきたところを、姪とともに、イスラエルのヘリが放ったミサイルにより殺害された。彼は第一次インティファ?ダに深く関わったという。ハマスは元々は慈善団体だと聞く。(O・O)
◎ 1月20日(月) (保)
朝方は曇っていたが、経産省に来た時には空一面に晴天が広がっていた。風も穏やかであった。 風が殆どなかったので、バナーとのぼり旗の括りつけはスムーズに行うことができた。 括り付けているときに、早々と目の不自由なHoさんが来られた。括り付けが終わるまで、空いている椅子に座ってもらった。10分後に括り付けが終わったので、紙コップにインスタント紅茶と熱湯を入れて飲んでもらった。 紅茶を飲んだHoさんは「これから入管法の裁判がある」とのことで地裁に行かれた。
12時半過ぎに虎ノ門方面から来られた女性が、無言で相棒のSaさんにチョコレートを入れた紙袋と封筒を渡して足早に去って行かれた。封筒には大金が入っていた。後ろ姿から、「以前にもきょうと同じく無言でSaさんに紙袋に入れたお菓子を差し入れてくれた人だ」と確信した。早足で去って行かれたので、お礼もテントニュースも渡すことも出来なかった。ただただ感謝するのみである。
それから間もなくのこと、通り掛かった男性が小銭をカンパしてくれた。話を聞くと、この一週間、風邪を引いて寝込んでいたそうだ。暖かいので散歩に来られたとのこと。テントひろばは前から知っていたらしく「頑張ってください」と励まされまし
た。
きょう、テントひろばに寄ってくれたのは他に若手で物知りなAさん、常連のOさん。 Oさんは午後3時過ぎまで「能登半島の復興についての院内集会」に参加されていたとのこと。1年経っても一向に復興が進んでいないことについて、多くの市民が不信感を持っている。能登半島の被害者も国・県から見捨てられていると感じているようだ。「阪神・淡路大震災」から30年。神戸でさえも「復興は道半ば、建物は立派だが人は戻らず商店街はシャッターが閉まったままの店が多い」と幹部がテレビの前で嘆いていた。日本では「当事者が住みたいと思う町づくり」にずっと失敗してきたようだ。
◎アルプス汚染水海洋放棄(続)1月21日(火)(石上健二)
14時少し前に、Asさんとほぼ同時に着く。Yamさん、Ogwさん、 Edさん、Hoさんが座り込み中。先週の寒さは和らぎ、とても快適。晴れ間さえも現れた。先番の間、特記すべきことなしとのこと。Ogwさんは、虎ノ門ヒルズ近辺を久しぶりに散歩した旨、話された。かつては「マッカーサー通り」なるものがあって、結構なお店もあったそうだ。今はモダンな虎ノ門横丁がヒルズの2階にあるが、少しは似たものが再現できたということだろうか。ジンの醸造所などもあって、悪くはないが。
ビルの陰に陽が入って少し寒くなり、Yamさん、Ogwさん、Edさん、Hoさん、帰路に。その後も特別な出来事なしで過ぎ、16時にAsさんと片づけて事務所に向かった。
先週は、アルプス汚染水の海洋放出でのいくらかのごまかしに関して述べた。
~トリチウムの告示濃度限度の無視。(規制法の無視)
~海水で薄めることで放射能を減らせるという嘘。いくらでも薄めて1500Bq/L以下になれば海洋放出できるという嘘。(基準適用の間違い)
今では国の規制基準を「放出口で6万Bq/L」と言い換えている。つまり、「750倍に希釈後の値で」ということだが、放出当初、「500倍に薄めても、500倍に薄めた全量を海に捨てれば同じことではないか」との、各方面からの指摘に十分に答えないままの自己主張である。さらに、「これらの希釈により、トリチウム以外の放射線量の低減になっている」との記述が見られるようになった。このようなのを、《盗人猛々しい》と言うのではなかったか。
海洋放出のための1kmのトンネルを造るのに430億円かかっているが、アルプス処理後から排出までの間に放射線量を減らす設備はなく、海水と混ぜているだけだ。海には波があり海流があり、たとえ希釈せずに放出したとしても、そのうちに混ざる。結局は、海が為す希釈の一部をあらかじめ地上で行っているに過ぎない。これも、ごまかしのための無駄な費用だ。実際に放射線量を減らすことにお金を使うべきだ。他にも風評対策費800億円もの支出もある。海洋放出のための総費用は1400億円を超え、今後も増え続け、処分完了まで30年とされている。結局、海洋放出は安価だというのも嘘だった。私たちが支払う電気代で賄われるのだ。
◎1月22日(水) (IT)
今朝は急な用事が入り、事務所からのグッズの運び出しは保っちゃんお願いして、セッティングから参加した。風が強かった。暖かな日だということだが、風があると寒い。 足立区のお医者さんの「医療ミス」裁判で、「医療ミスはなかった。無罪だ」と闘う人たちが通り、カンパをして下さる。その裁判は来月結審だと言っていた。Wさんが私に韓国のノーべル賞作家ハン・ガンの「別れを告げない」を貸してくれる。うれしい。
今日は毎月1回行われる日蓮宗の「日本祈祷団47士 月例祈祷会」の日で、2時30分から始まった。乱さん、たんぽぽ舎のNさんが参加された。いつものように読経、トランペット演奏、独唱、主張、読経と次々と進んでいく。Nさんは般若心経を読まれ
た。テント前は20名くらいか。太鼓を叩くので、賑やかでもある。集中した「集会」になった。トランプ批判、石破批判などがなされた。最後に「海つばめ」をみんなで歌った。そして最後にテントから保っちゃんが挨拶して終った。ちょうど4時だった
ので、片付けに入り1日を終えた。
◎1月23日(木) (M.U)
Inさん、Yoさんと3人で設営。日差しが暖かく穏やかな日和だ。やがてHaさんが到着。13:30から高裁で大津漁協の内部告発者不当解雇事件の判決が出るので傍聴に来たという。12:20 Hoさん参加。12:30 Saさんも大津漁協の裁判に行くと言って立ち寄る。リニア裁判を傍聴に来たというHagさんも立ち寄る。続いてKoさんが参加。13:05 やはり大津漁協裁判を聞きに来たWaさんが立ち寄り今川焼を差し入れてくれた。みんなでおいしくいただく。13:30 Okさん参加。14:00 大津漁協裁判の傍聴を終えたRaさん、Waさん、Marさん、Wakさん、Maeさん、Tachさんが立ち寄り、解雇された職員2人の「全面勝訴」という嬉しいニュースを伝えてくれた。14:45 宮城県から来られた鶏と牛の絵のバナーの作者Tuさんが参加してくださった。OkさんはTuさんに「次はお魚の絵がいい」とリクエストした。14:55 リニア裁判の傍聴を終えた女性が立ち寄り、詳しい状況を教えてくれた。工事の進む岐阜県では水枯れや地盤沈下など深刻な被害が起きているという。時間になり、Tuさん、Waさん、それに終わり間際に駆け付けたTaさんと4人で撤収し、4884日目の抗議を終えた。
=====添付資料======
・原発週報2025.1.15-1.21.docx 編集:漆原牧久
=========今後の集会・行動等==========
◆1月29日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
◆1月31日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
◆2月4日(火)「子ども脱被ばく裁判総括集会」参議院会館101会議室 13:30~17:00
◆2月5日(水)原子力規制委員会前 12:00~3:00
◆2月7日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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