経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年1月16日は、座り込み4,891日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
◎被ばく労働の犠牲を伴う原子力発電を私たちは選ぶべきではない 1月24日(金)(K.M)
17時から「脱原発、経産省は嘘をつくな、」コールで経産省抗議行動を開始。
佐藤さん:やはりトランプのことを話したい。バイデンやオバマが散々戦争をやってきている、イラク戦争で沢山の人を殺してきた民主党政権、トランプは前回の任期中に戦争をしなかった、今回も就任後にウクライナ・ガザを止めようとしている、ガザも半年停戦になった、これがトランプ効果、トランプはディープステートと闘っている、トランプを頭ごなしに言うのでなく中身を見て行こう。
K.M:前日の報道でトランプが平和主義者だと言った、赴任中戦争をしていない。平和主義者だけれど平等主義者ではない、注視していこう。
白倉さん:経産省に対して原発を最大限活用に抗議する。3.11が近づいている。山谷の人たちが出している「山谷から」から読む。
<…90年代には野宿者が大量に被ばく労働を強いられ多くの仲間が人知れず被ばくの為に命を落とした。3.11事故後には原発から戻ってくる労働者が居た。谷川さんは仕事がきつくて続かなくなり、病院で肺がんが進行していることが判明。半年を待たすに死んでしまった。除染の仕事と関係があると思わずにいられない。放射線被ばくの影響は晩発性と言われているが、内部被ばくについてはまだまだ分かっていないことも多い。汚染された地域で一日中、はぎとりトン袋に入れる作業でどれぐらい土ぼこりを吸い込み体内に入れてしまったのか。こんなことが身体に良いはずはない。だが、仕事に行くなと言える簡単なことではない。本人の尊厳に係ることだから。ジプシーと呼ばれていた90年代、毎月の東電行動で山谷からもアピールさせてもらっている…。>
誰かの犠牲の上にたっている発電を私たちは選ぶべきではない。共に力を合わせて原発を止めよう。
K.M:先週のクレヨンハウス朝の教室で写真家樋口健二さんのお話を聞いた。四日市公害から原発の写真、子請け孫請けの被ばく労働、原子力発電所の「配管のおばけ」を教えられた。核分裂を起してお湯を沸かす愚かな装置の配管に驚いた。イチエフ事故時に地震で配管が壊れたのも当然か。
平岡さん:私はトランプを全く評価しない。彼の思想は自国第一主義、富める者第一主義、独善的決済、ルールを壊している。今までアメリカの民主主義が作って来たルールを壊している。余波が日本にも及ぶ。外国資本と敵対する。今日から。国会開会、石破首相は抽象的発言。立憲民主党も取り込まれるかも、原発についての発言が無い。原発を支える資本と労働組合も原発推進労連。
奥内さん:青田恵子さんの「永訣訓練のススメ」を読む。……世界中のどこにもない訓練、原子力もミサイルも、世界最強が現れてもヘッチャラだ、ちっとも怖がることもなく、恐れる必要もない、訓練を重ねれば重ねるほど、上手にラクチンに故郷と永訣できる、素晴らしい訓練じゃないか、こんな大事な訓練を怠っていた、何故って、永久に故郷に戻れない訓練なんだから。
守屋さん:通常国会が始まった、防衛費は8兆7千億円だそう。フードバンクに来られる方が4年間で増えた。ご飯を食べられない子どもや医者にかかれないお年寄りがいる。こういう時になぜ軍事費ばかり増やすのか? なぜコストが高い原発を動かすのか? 「経済産業省、あなた方に本当の人間の心があるのですか? あなた方の政策が人の命に直結するのですよ 私たちは誰もが平和に安心して健康に未来に夢を持って生きられる社会を望んでいるだけです。原発は要りません」と訴え、「座り込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
K.M:月曜の院内集会で、能登半島地震にも拘らず原子力規制委員会も内閣府も原子力災害対策指針について曖昧な答弁。火曜の院内ヒアリング集会で地震本部の発表を受けて柏崎刈羽の地震問題を厳しく追求し原子力規制庁も審査会合を続ける、防潮堤工事を怠ってイチエフ事故を起こした東電が地震本部の警告を避けて再び事故を起こそうとしている、東電に原発動かす資格が無いことも訴えた、JERAの問題では電力・ガス取引監視等委員会も回答、2019年まで5回も改訂してきたロードマップも改訂予定無し、汚染水海洋投棄決定の委員会でタンク保管を選択肢からはずしたことも糾弾。UPLANの動画を見ていただきたい。
(UPLAN【政府交渉】東京電力に原発を動かす資格があるのか??柏崎刈羽原発の再稼働問題を考える?
https://www.youtube.com/watch?v=MxPHlgNIvME )
堀江さん:ガザ停戦を守って実現してほしい、若狭での行動が3月31日に決まった、原発を止めよう。
K.M:エネルギー基本計画パブコメの締切があさって1月26日(日)です、まだの方は是非提出を。
吉岡さん:経産省は原発動かすとか言っているけれど、新しいソーラーハウスは原発と比べたらはるかに安い、原発に代わるエネルギーがいっぱいある、原発をとめるべき、核兵器の為の原発は要らない、日本学術会議への介入も許されない。
大賀さん:2月8日(土)に弁論フォーラム主催の集会を開き内科医師遠藤順子さんに放射線のお話を聞く、ご参加を。
K.M:先週は阪神大震災後30年だった、あのあと阪神の方々や小田実が動いて被災者支援法ができた、私も市民の意見30の会・東京で支援した、国が支援金を出す様にできたが、能登地震を見てもまだ足りない。
乱さん:昨日に大津漁港高裁で大勝利。また昨日はここで日本祈祷会の月例行動も行われた。14年目の3.11もやってくる、選挙もある、頑張ろう。
最後にコール「福島は終わっていないぞ、汚染水を海に流すな、汚染土を全国にまき散らすな、再稼動反対、運転延長反対、脱原発、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、NONUKES,NOWAR」。
その後18時半からの首相官邸前辺野古基地建設反対の抗議行動に移動。
◎1月25日 (土) (O・O)
◯「楽しい国」
還流三昧のあなた達にとっちゃ、そりゃあもう楽しいだろうさ。
◯イスラエルにとってテロリストとは
故郷への帰還を求める人。帰還の行進に参加する人。作物を育てる人、牛や羊の世話をする人。詞を詠む人、物語を書く人、絵を描く人、歌う人、踊る人。命を助けようとする人。白旗を掲げ敵意がないことを示す人。そして、書ききれない様々な人たち。
◯似た者同士
米国はベトナム戦争のとき、死んだものは誰でもベトコンと見なし、その死体の数を戦果とした。「そのなかに民間人は? ベトコンだとどうしてわかる? 」「だって死んでいるじゃないか」
イスラエル軍の銃撃、砲撃、爆撃で殺害された人。イスラエル軍は、その人たちをテロリストとしてカウントする。
「イスラエルにとって、ガザには民間人はいない」イスラエルのヴィグド?ル・リ?ベルマン国防相(2016?2018年在任)の発言だ。幼児や障害者も?
◯ナクバ
それを話題にするとパレスチナの人は「いつのナクバの話?」と聞き返すという。
◯トランプ再び
第一次トランプ政権は米国大使館のエルサレム移転を強行、UNRWAへの資金援助を停止した。そして今回。西岸地区のユダヤ人入植者への制裁を解除すると発表。また大型爆弾のイスラエルへの供給を再開する。「慈悲の心を持つように」とトランプ大統領を諭したマリアン・デップ司教に対し、大統領は謝罪を要求し、司教を「極左で強硬な反トランプ主義者だ」と決めつけた。
(自分を批判する者を反日と決めつける首相を思い出す。) 関税25?50%を課すとコロンビアを恫喝。同国が屈したことで、「米国が再び尊敬されていることを世界に明確に示した」とホワイトハウスは声明を発表。おっと!恫喝ではなく取引だそうだ。トランプはガザ住民の受け入れをヨルダンとエジプトに要請、両国は拒否。要請の理由を「ガザは地獄のようだ。彼等はもっと安全で快適に暮らせるはずだ」とトランプは説明したが、シオニストたちは我が意を得たりと大喜びだろう。30日にはUNRWAの活動を禁止するイスラエルの新法が施行される。ナクバ、民族浄化は続く。(O・O)
◎1月26日(日) (S.E.)
12時より脱原発青空テント川柳句会が開催されました。お天気は良かったですが、風が強く終日バナーやのぼり旗が風にはためいていました。今回の川柳句会参加者は6名。席題は「戦後80年」、「巨」14時30分投句締め切り、14時45分より入選者の発表、披講となりました。
選者の乱鬼龍さんより入選句が読み上げられ、”原発は未完の技術”みかん、”自らの身を削って80年”削り節、”原発はイカん”いかの缶詰、川柳マガジン、沖縄辺野古・大浦湾絵葉書、雑誌「季節」ほか、数々の賞品が入選者へ手渡されました。
入選句は以下の通りです。
「戦後80年」の特選
・アメリカに かしづいて はや80年 - 芒野
「戦後80年」の秀句
・生きぬけと 無言の支え 八十年 - 海の民
・戦前に「戦後80年」押し戻し - 原子力ガリレオ
・被爆者は あの日のことを 忘れない - 水蓮仏
・人はいさ 心も知らずと 歌人詠み - ふ64
・9条が あってこその 八十年 - 幸柳
「巨」の特選
・原子力 という名の巨艦 死出の旅 - ふ64
「巨」の秀句
・大浦湾 巨大ジュゴン 出てきてよ - 幸柳
・検察は 巨悪を放置 ザコ処罰 - 水蓮仏
・また来るぞ 30m 巨大波 - 原子力ガリレオ
・再開発 街を殺して タワマン化 - 芒野
・トランプら 富豪 政治を 金で買い - 芒野
次回の脱原発青空テントひろば川柳句会は2月23日(日)12時より開催いたします。次々回は3月23日(日)12時より開催、座り込み終了後お花見の予定です。是非ご参加ください。(S.E.)
◎1月27日 (月) (保)
きょうは朝から曇っていた。経産省前に着いた時には風がなかったのでジャンパーを脱いでセッティングをしていた。しかし少し風が吹いてくると途端に寒くなってきて、急いでジャンパーを着た。少し暖かく感じていたが、真冬。油断してはならないと思った。
セッティングをしている時に目の不自由なHoさんが来られた。セッティングが終わるまで近くの椅子に座ってもらう。10分ほどでセッティングが終わったので、いつものように熱いコーヒーを飲んでもらった。
いつものように反原発ソングを掛けて道行く人々にアピール。ときどき通る外国人からは会釈される。こちらも「NO NUKES」と返す。慣れているからなのか日本人は素通り。
それでも、午後1時半過ぎに一人の女性がカンパ箱に寄付してくれた。「これは2週間ごとに出しているニュースです、後で読んで下さい」と言ってテントニュースをお渡しすると喜んで受け取ってくれた。午後1時45分にはたんぽぽ舎のTaさんが来られて最新ニュースを皆に配ってくれた。「きょうは何の裁判の傍聴ですか?」と聞いたら「追い出し裁判」と言って裁判所に行かれた。
先週も東京に避難されている人々に対する「追い出し裁判」があったばかりである。国と福島県のやり方に怒り心頭である。「避難者支援は7年で打ち切るから出ていけ!」とは何という仕打ちであろうか!「出ていけ!」というなら原発事故を起こ
した東電に対して「避難者に家と生活費を出して一生涯、面倒を見ろ」と命令すべきである。そうすれば裁判などしないで済む。
反省点。ポットに入れるお湯をいつも通り10杯分、用意したが、午後3時に飲み終えてしまった。寒かったので皆の飲む回数が増えたのだ。4時まで手袋で何とか凌いだ。次回から大きなポットを用意しよう。(保)
◎1月28日(火) (R・Y)
今日は、本当に暖かい一日で座り込みのセッティングする時には、コートを脱いでも暖かいくらいであった。昼食を終えて経産省前に戻ると相方のOgさんがテントニュース306号を印刷するために事務所に出かけた、出来上がったテントニュースを直ちに送付出来るようにレターパック等に宛名書き(鹿児島・京都・静岡等6か所)をして待っていたが、帰ってきたOgさんが今回のニュースは、写真が表面、裏面にありその写真が大きかったせいか、印刷すると一枚ごとに印刷機が止まってしまい(インクの
濃さを調整したがダメだったので)後日改めて紙面を編集し直して印刷をするという事でした。印刷機が古いせいでもあるのか、担当者は大変な苦労をしています。そうゆう訳で306号の発行は明日以降になります。
◎1月29日(水) (T)
セッティングをしている時、路上に止めた車の運転をしている人が植え込み越しに言って来た。
Dr「この幕、どかしてくれないか。これがあると経産省の玄関から出てきた人から、この車が見えないんで。」
IとTは「私たちはこういうふうにバナーを張って活動して14年になるんです。いままでそういうことを言われたことはない。」
Dr「道でこんなことやっていいの。許可をとってやっているの。」
We「ここは許可なんかいらないんですよ。全国各地でこういう行動はしていますよ。」
Dr「そうなの。」
We「すみませんが、経産省から出てくる人がわかるように立っている方がいいですよ。」
話はそれで終った。しばらくするとジョギング中の人が立ち止まって聞いてきた。
Jo「みなさん、仕事はしてないんですか。」
We「もう年寄りですから。年寄りがやっているんですよ。」
Jo「ああ、そうね。年末に通ったときは、休みの日だからと思ったんけど、今日は普通の日なのにと思ったんです。」
I(年寄りではない)「私は今日は商売が休みの日なんで、来ているんです。」
Jo「そうですか。寒いから身体に気を付けてください。」と言われて、カンパをしてくださり、去って行った。ありがたい。
セッテイングの最中は風はやんでいたが、天気予報通り、その後、風は強くなる。ヨーカンさんか規制庁から回ってきて、お弁当を食べた。TがWさんから借りた韓国の作家のハン・ガンの『別れを告げない』は読んだらヨーカンさんに回すことになっ
た。保っちゃんの温度計では3時頃13度だったが風が強いので、もっと寒く感じた。3時40分には撤収態勢に入った。
◎1月30日(木) (M.U)
Inさん、Yoさんと3人で設営。よく晴れたおだやかな日和だが、風が少し強い。私はいつもの反原発ソングを流す。
12:15 通りかかった女性が黙ってカンパをしてくださった。12:40 別の女性が「ずっとやってらっしゃるんですね。がんばって下さい。」と声をかけてくださった。13:15 関西在住のSoさんが憲法審査会の傍聴の帰りに寄ってくれた。Soさんは今、里帰り中だという。テントを建てた当時の昔話などをしてくれた。
13:40 通りかかった外国人親子3人組にYoさんが「No nukes!」と声をかけると父親が「Good idea!」と笑顔で答えて地下鉄駅に入って行った。13:50 Okさん参加。
自分の裁判を終えて来たという女性2人が立ち寄り「私たちは地元で福島の人たちの支援をしています。がんばって下さい。」と言ってカンパをくださった。続いて英語の先生が参加。久しぶりだがお元気そうだ。
14:30 Taさん参加。私がこの間、書いた論文を読んでもらいながら、アメリカのパリ協定離脱の影響などについて意見交換した。日が陰り寒くなったので、運動を兼ねて経産省の周りを1周した。時間になり、Taさんと2人で撤収し、4891日目の抗議を終え
た。
=====添付資料======
・原発週報2025.1.22-1.28.docx 編集:漆原牧久
・テントニュース306号
=========今後の集会・行動等==========
◆2月4日(火)「子ども脱被ばく裁判総括集会」参議院会館101会議室 13:30~17:00
◆2月5日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
同日 東電本店抗議行動 18:45~19:45
◆2月7日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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