経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年10月2日は、座り込み5,136日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
(注) 2025年8月から、土・日・休日の座り込みを、休みにしました。
東電が柏崎刈羽6号機を再稼働することを許すな 9月26日(金)(Km)
Szさんの「原発では明日がない」「原子力発電NO」の歌で経産省抗議行動を開始。
Kmから「柏崎刈羽6号機、10月中旬にも再稼働準備完了」の今朝の報道について、前日の東電の記者会見から、制御棒異常や検査やり直し、ほか、まだまだ多くの課題を抱えていて、問題解決できない可能性あり、報道に騙されず、再稼働を止めようと訴え、柏崎刈羽再稼働反対のコールを経産省にぶつける。
火炎瓶鉄さんがこの猛暑で原発無くてもしのげた、原発稼働の理由がコロコロ変わる、外国人排斥の声が増えているが、誰かを踏みつけにしてはいけないと話し、<経産省は恥を知れ、原子力亡者恥を知れ、答えは一つ脱原発、核廃絶>コール。
Skさんが上岡直見さんを紹介して、ひとたび原発事故が起これば避難不可能、東海第二も柏崎刈羽も動かしてはいけない。
Raさんが映画「カッコーの巣の上で」を紹介して、今の社会の異常さを訴え、28日の川柳句会を案内。
Kmから東電は柏崎刈羽再稼働の為の安全対策費などに、すでに1兆円を超える額を使っている。
Myさんが、「座り込め、ここへ」と「ああ、福島」を歌い、9.23さようなら原発デモの折に横断歩道に居る若い人が賛意を示して手を振ってくれた。
Ouさんが青田恵子さんの「スープのように飲んでみられ」を読む。
<我が福島県相馬地方ではご飯に添える汁物を「おつけ」と言った。芋や野菜の具沢山の味噌味の汁物であった。
みそ汁とは誰も呼ばなかった。 みそ汁とは似て非なるもの。そして、年中欠かせないのが「おごご」であった。 漬物、お香香である。
宮沢賢治も玄米と味噌と少しの野菜を食べ、ヒドリの時は涙を流してオロオロ歩いた。今度、恩給もらったらば、鯖の味噌煮を食べっぺな。
曾祖母はその日が待ち遠しかった。魚は豊富に摂れたにせよ、やはり特別の日のごちそうであった。身を食べた後の器に湯を注ぎ、煮汁と骨に残ったわずかな身をせせって、スープのように飲んだ先人たちの暮らしぶり、みじんの屈託もない、卑屈さもない、命を粗末にしない、清貧な暮らし。
「まてい」そのものの実践であった。我々は福島に来た先人たちの血を誇りに思う。
この水の惑星に、生き物が住めない場所を増やしたのは人間だ。放射能汚染水を海さ流すごんたら、どうか、その前にタンクのトリチウム水を、スープのように飲んでみられ>
Yoさんが、柏崎刈羽の「地元の同意」が注目されている、動かないと経済が回らないということで賛成しているが、自分たちの命をかけて賛成しているのではないか。トランプもひどい。
Hoさんが、原発稼働問題はエネルギー問題とともに軍事の問題。トランプはどう考えてもノーベル平和賞に該当しない。
Kmから、中村哲さんの頃は日本はアフガンの人々に信頼されていたのに、今はパレスチナを承認せず、ネタニヤフ演説時に離席しない日本が情けない。
Wkさんが、9月24日の原発核燃サイクルの院内集会から、英仏で処理されたプルトニウム、六ケ所再処理の危険なアクティブ試験の結果を資源エネルギー庁が評価しない、行き先がない使用済み核燃料を説明。
Ksさんが、沖縄、石垣島、宮古島、与那国島を憂い、中谷発言に怒り、11月14日の行動案内。
最後に脱原発・NONUKES,NOWAR,NOBASEとコールして終了。多くは首相官邸前での「原発いらない金曜行動」に向かった。以上(Km)
〇9月28日 (日) (芒野)
12時より脱原発青空テント川柳句会が開催されました。時折、日が陰るものの、陽が照ると、まだ、かなり蒸し暑い一日でした。
今回の川柳句会参加者は7名。席題は「知」、「つくる」14時35分、投句締め切り、入選者の発表、披講となりました。
入選句が発表され、”原発ですべて台無しに”の大きな梨、”原発は未完の技術、これでもうカンカン!”ミカンの缶詰、雑誌「Big Issue」などが乱さんより入選者に手渡されました。入選句は以下の通りです。
「知」の特選
・歴史への 無知が自分の 首絞める - 夜市
「知」の秀句
・無知のため 災害対策 被害大 - 原子力ガリレオ
・学問こそ 頭数より 国富ます - ふ64
・知を持たぬ 愚民騙して 多数とる - 水蓮仏
・汚染土の ヒバクも知らず 再利用 - 芒野
・西洋の知性 虐殺 支援する - 夜市
「つくる」の特選
・増税の 理由をつくる 財務省 - 水蓮仏
「つくる」の秀句
・基地作り ハザマ三菱 喜ばす - 夜市
・保育所を つぶし原発 作る国 - 夜市
・戻せない 汚染をつくる 原子力 - 芒野
・法律で 無駄めし食べる 人作る - 原子力ガリレオ
・飯作り 育児し介護し 侮られ - 幸柳
次回の脱原発テントひろば青空川柳句会は10月26(日)12時より開催いたします。
是非ご参加ください。(芒野)
〇9月29日 (月) (保)
いつものように10時半に事務所に着いた。反原発ソングを掛けるCDラジカセに充電してきた電池をセットしようとしたら、いつもの場所にCDラジカセが無い。よく見たら、紙切れに手書きで「福島で使うので、1週間ほど借ります」との事。納得した。福島で使うのであれば仕方ない!
時間があるので、ゆっくりグッズなどをチェックして、台車に積み込んだ。真新しいのぼり旗があったので、使いこごちを知るために、これも入れた。
ひと息ついていたら、早番のKuさんが来られたので、ひと休みしてから、経産省前に向かった。途中で、大樹のそばで待っていたMiさんと合流。2週間ぶりだが、お元気そうで安心した。
3人で手分けしてセッティングしたので、11時45分に終えた。大きなバナー3枚とノボリ旗6本と「処理水は汚染水、汚染水を海に流すな」1枚。なかなかのアピールに満足。
天気は曇り空で風もない。気温31℃、湿度32%。気温が高い分、蒸し暑く感じた。
12時10分。右翼の街宣カー4台が大きな、とどろき音を立てて、外務省前に駐車して演説。目的は中国批判。「抗日戦争勝利80周年記念式典などを大々的に宣伝している」「ありもしない南京事件を大々的に宣伝してケシカラン」など。「南京大虐殺は無かった」など相変わらず。彼らが「9月29日」云々と言っていたがよく判らないので、家に帰ってから調べてみるつもり。周りに聞いても判らなかったので。
午後1時過ぎ。通りかかった男がKuさんと口論。終わったあとKuさんに聞いたら「原発無ければ日本はやっていけない」の一点張りだったそうだ。話し合いにならない。今はやりの「自分にとって都合の悪い事には目をつぶり、都合のいいことだけを信じる」輩であろう。
午後2時過ぎに裁判所の方から10人ほどの団体さんが来たので、会釈したらKuさんに抗議。「電気代の高いこと知らないのか?原発無しにやっていけないんだ」「お前ら日本人ではないな」。これには私も思わず「日本人だからこそ反対してるんだ」と叫んでしまった。バナーに書かれたハングル文字を見つけて「矢張り日本人じゃねーじゃねえか」と捨て台詞を吐いて去って行った。それを聞いて、昨日の東京新聞を思い出した。7月から政府が補填していた分が9月で終わり、10月から平均で1000円上がるそうだ。家計がますますやっていけなくなる。私も、もうこれ以上やれることがなくなり、居直っている状況。
その後は何事もなく時間が来たので、3人で片付けて撤収した。
30年前は「ジャパン イズ ナンバーワン」の日本が、今やドンドン生活苦で、アップアップしているのに、東南アジアの国々は、かつての日本のように経済成長して中間層が日本に観光旅行に来ている姿を見て、苛立たしく感じた人々が「財務省解体」を叫んでいた。今や参政党支持者になっている。あまつさえ、参議院選では参政党の「日本人フアースト」「ルールを守れない外国人を規制しろ」に煽られて、外国人規制法に舵を切った自民党には呆れた。外国人観光客に来てもらうために規制緩和したのは、アベ政権だったのだ。ゴミ出しのルールを教えずに、儲かるからと空き家を簡易ホテルにして、貸し出したのだ。悪いのは観光客ではない!指導をしなかったアベ政権なのだ!これを訴えて排外主義に打ち勝とう!
〇9月30日(火) (R・Y)
明日から10月。やっと秋らしい、日和となった穏やかな一日でした。向かいの財務省前の抗議行動もなし、街宣右翼の喧しい騒音もなし、居眠りの出る座り込みだった。ただ、セッティングの時に、テントニュースやカンパ箱を置いておくテーブルを固定する部品のナットが脱落していた。テーブルがセット出来ず、事務所に戻って、その部品を探して来て、補修完了。すっかり元どおりになって一安心。後は、上記通りの快適な座り込みでありました。
〇10月1日 (水) (保)
水曜日担当のTaさんに急用ができたので、私が代役。火曜日担当のÝrさんにも遅番を担当して頂きました。
小雨のなか、いつものように10時半に事務所に着き、ノボリ旗などをチェックして、グッズを下に降ろして、自家用車で来てくれる早番のⅠさんの到着を待った。
11時過ぎに来てくれたので、荷物を全て積み込んで経産省前へ。11時20分に到着。
雨が降っているので、セッティングに時間がかかってしまい、終えたのはちょうど12時でした。人通りは普通といったところか。小雨も運よく止んだので、傘を差している人は少ない。
気温は22℃湿度60%。湿度は高いが、気温が低いのと強い風が吹いていたので、初めは過ごし易かった。
12時20分。外国人観光客5人組が通りかかったので会釈した。立ち止まって、大きなバナーに興味深々の様子。次に経産省の方を指さして話している。様子からして、我々が経産省に抗議して座り込んでいることは理解してくれたようだ。
午後1時になって雨が本降りになってきた。通行人も、さすがに皆さん傘をさしている。気温は21℃で、大して変わっていないが、寒さが肌に染みてきて、さすがの私も事務所から借りてきた雨合羽を着て寒さをしのいだ。
午後2時前にÝrさんが来られた。きのうの「日刊ゲンダイ」を渡される。小泉の息子と同じく、高市も本性を現して、支持率が下がり、林が2位に急浮上しているとのこと。昨夜、林の選対責任者が支持率が上がってきていると言っていたが、この事を根拠に言っていたのかと納得。参政党と変わらない高市が落ち目なのは日本にとって良いことだ。「中道の人が選ばれる事が望ましい」と言っていた公明党の言葉を思い出した。
午後3時半にAさんが到着。遅かったのは電車の中で寝過ごしてしまったからとのこと。一昨日あった加藤登紀子のコンサートに、スタッフとして関わっていたので、その疲れが残っているとのことだった。お互い、年齢はほとんど一緒なのでよく判る。
その後は、何事もなく時間が来たので、3人で片付けて撤収した。
〇10月2日(木) (M.U)
台車に荷物を積んで経産省正門前に差し掛かると、向こうからYoさんが来て「今日はこっちにしない?」と言う。私たち木曜日チームは真夏の日差しを避けるため、この間、交差点沿いに場所を移して座り込みをしてきたのだが、涼しくなってきたので、正門前に戻ったらどうかとYoさんは言うのだ。私は「もう少し様子を見ましょう」と言って、交差点沿いに荷物を運び、いつものようにInさんと3人で設営した。12:15 男性が「頑張ってください」と言って、カンパを入れて行ってくださった。私はテントの英文リーフレットを改訂したものを自宅で20部プリントして持ってきた。Yoさんが信号待ちの外国人ペアにそれを渡すと受け取ってくれた。別の外国人ペアの女性の方が通り過ぎながら、私に手を振ってくれたので、英文リーフレットを2人に渡すと「サンキュウ」と言って受け取って行った。13:30 いつもは内幸町方面から来るOkさんが、国会方面から歩いて来た。今日はスパイ防止法反対の院内集会に参加していたという。私は先日、講演を聞いた片桐奈保美さんの著書『ぜんぜんごー』をYoさんに渡す。片桐さんは3年前新潟県知事選に脱原発の立場で立候補された方だ。この本は彼女の自伝的エッセーで、大変勇気付けられる内容だ。Yoさんは家で読んでみると言って持ち帰った。信号待ちをしている電動バイクの若い外国人女性2人組が笑顔でこちらに手を振ってくれたので英文リーフレットを渡す。「あのバナー素敵ね。気に行ったわ。」と私たちが掲げている女の子とゴリラの絵柄のバナーを指さして言う。「旅行中ですか?」と聞くと「いいえ、1月からこちらに住んでるの。」「どこから?」「ドイツよ。」ドイツの脱原発のことなど、もっと話してみたいところだったが、信号が変わり、2人は「サンキュウ」と言って走り去った。14:30 Taさん到着。11月2日の「団結まつり」のチケットを勧められたので購入する。若い女性が5~6mの高さに延びる大きな三脚を使って写真を撮り始めたので「何を撮ってるんですか?」と聞くと大阪の大学で文化表現学を専攻する学生さんで、昭和の頃に撮られた写真と比較研究するために当時と同じアングルで外務省の外観を撮っているのだという。「私たちはここでこういう活動をしているんです。読んでみてください。」と言ってテントのリーフレットを渡すと、素直に「はい」と言って、受け取って行った。リクルートスーツ姿の若者20人位の一団が信号待ちをしていたので、テントのリーフと再稼働阻止全国ネットワークのリーフをセットにしたものを「参考に読んでみてください」と言って手渡すと、数人が受け取って行った。時間になり、Taさんと2人で撤収し、5136日目の抗議を終えた。
=====添付資料======
・原発週報2025.9.24-9.30.docx 編集:漆原牧久
=====今後の集会・行動等==========
◆10月8日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
◆10月10日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
◆10月15日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
◆10月17日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
◆10月17日(金)原発いらない金曜行動 首相官邸前 18:30~19:45
◆10月19日(日)総がかり行動 国会議員会館前 14:00~15:00
◆10月26日(水)経産省前抗議集会 17:00~18:00
【追記】
東電柏崎刈羽再稼動阻止 新潟県「地元同意」しないで!行動
2025年10月3日 再稼働阻止全国ネットワーク事務局 木村雅英
1 背景
3.11事故後14年半。多くの皆さんが東電柏崎刈羽再稼動に反対する声を新潟県知事に届け、「地元同意」を断念させ、東京電力の柏崎刈羽原発の再稼動を阻止しましょう。
全国の皆さんから、新潟県知事に柏崎刈羽再稼動反対の声を届けることを提案します。
2 目的
焦点の「地元同意」が注目されている今、全国から東電柏崎刈羽再稼動反対の声を新潟県知事に届け、柏崎刈羽の再稼働阻止を目論む。
3 行動概要
「地元同意」の検討中に、全国から新潟県知事に東電柏崎刈羽再稼動反対の声を届ける。
特に、これまでに多くの個人・団体が経産省・原子力規制委員会・東京電力ほかに東電柏崎刈羽再稼動反対の声を届けている。それらを新潟県に送信・送付し、新潟県知事に「地元同意」しないことを訴える。
4 具体的行動
〇行動名 東電柏崎刈羽再稼動阻止 新潟県「地元同意」しないで!行動
〇時期 2025年7月上旬~10月末
〇呼びかけ
東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動反対の声を新潟県知事に届ける
【宛先】新潟県庁 知事政策局 秘書課 総務係
花角新潟県知事 及び 県民の皆さま
【送付・送信先】
〇郵送 〒950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
〇FAX Fax:025-280-5074
〇メール 問合わせ https://www.pref.niigata.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=2&check
〇電話(参考) Tel:025-280-5006
代表 025-285-5511
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