◎ 鶏の絵のバーナーを中心に飾った 11月1日(金)
11月に入った最初の金曜日でしたが、今日Sさんはお休みで、その代わりにEさんが来てくれました。最近、金曜日の午前の当番は怪我をしたり、風邪が長引いたり、骨折をしたりと、他の曜日に比べて女性がほとんどとはいえ、余裕のある体制でしたが、やや厳しくなりました。「金曜日には風邪は引けないぞ」と思いますが、そう上手くも行けません。今日はEさん含め3人で荷物の準備をしました。
抗議行動の日でもありますので、マイク・スピーカーを持ち、椅子の多めに持って行き(15〜20個)、2台に分けて運んでいきます。一台にする時もありますが、2台に分けた方が荷物を作りやすい点があります。チラシも20部セットします。
経済産業省前に行くと、当番の人が二人先に来ていてくれて、準備を始めました。アサコハウスの鶏の絵があたらしく入りましたので、それを中心にして飾りました。他の曜日の人の記録を見ると裁判帰りの人が寄ったという記事もあります。しかし、最近、金曜日は椅子をたくさん並べますが、来る人はほとんどありません。
1日は午後2時過ぎにHさんが早めにきてすわっていました。3時ころ「早く後半の人が来ないかな」と思いつつ時計をみていました。「雨がふる」という予報があったのですが、幸い、雨はふらなかったので、濡れずにすんだ半日でした。(KW)
◎ 女川再稼動に反対・きっと事故が起こる 11月1日(金)
仙台から旧知の笹氣さんが座込み、最高裁包囲と女川再起動と明日の「動かすな!女川原発11.2集会」の話をし、先々週に女川の土屋聡さんが描いたニワトリポスターの前で写真撮影。 杉崎さんの「原発再稼動反対」の歌と「原発に明日が無い」の歌で抗議行動開始。
K.M:衆議院が自公過半数割れで終了、八王子で開票立会を経験し21区では大河原さんが勝ったが、24区で萩生田に有田さんが小差で負け残念、国民民主玉木さんの動きが気になる。10月29日に女川原発が再起動、昼に首相官邸前で少人数ながら抗議行動、現地でも行動があった。10月31日に規制委定例会議でUPZ屋内退避3日間の実効性無き原子力災害対策指針改訂案論議。本日は「最高裁は口頭弁論を開け!東電元経営陣の刑事責任を問う集会」第9回最高裁行動と、午後に日比谷野音で狭山事件の再審を求める市民集会。経産省前テントひろばの毎月経産省申入れの10月文を紹介。
佐藤保さん(月曜日水曜日の座込み):狭山裁判集会に参加、証拠開示を裁判所に要求し明らかになってきて、再審請求。経産省に反省しろと12年半の座込み。このところの経産省の原発推進は許せない。絶対失敗する。40年で設計したのを20年以上延長もひどい。抗議し続ける。
漆原さん:311子ども甲状腺裁判の9月11日の意見陳述から、当時高校生だった原告の一人が野外を自転車通学し牛乳を飲んでいた。19歳で甲状腺がん罹患、きつい針の検査、手術後起き上がれず、再発への恐れ。過剰診断の誤りと100mSv安全の誤りを指摘。9月16日のさようなら原発代々木集会で阿部ゆりかさんが同世代の原告の多くの方が再発したりする過酷な状況、一人は4回目のアイソトープ治療を受けた人の厳しい治療の様子を訴えた。子ども脱被ばく裁判が最高裁で争われており11月2日に新宿で集会デモを行う、ご参加を。
白倉さん:PFASと原発に関係あり。永遠のプラスチックと言われているPFASは1938年にデュポン社が発明、マンハッタン計画でウラン濃縮で発見間もないPFASが難題を解決して有用性を確認、原発も戦争も要らない。福島第一原発と同じ沸騰水型で被災した女川原発が再起動された。事故原因もまだ分かっていないのに。きっと事故が起こるでしょう。事故が原発を止めてくれれば良い。13年間原発を止めようと声を上げている。頑張ろう。
K.M:横田基地からPFAS、岡山県のある町で「今日から水道水を飲まないでください」。戦争の道具の害を注視。
平岡さん:選挙後、野党が危うい。玉木国民民主党は口では連立に参加しないといいながら、政策は原発推進で自民党と変わらない。野田立憲も心配、11日まで注視しよう。米大統領選ではハリスよりトランプ有利に。事故機と同じ女川原発の再稼動は危険。東電元会長勝俣氏が死去、野党勝利の中で原発反対の声を高めよう。
守屋さん:国民民主党よ、いくら手取りが増えても原発事故が起こったらどうしようもない。戦争が起こったらどうしようもない。幸せに暮らせる大前提は、平和と汚染されていない環境があること。経産省よ私たちの命と健康を守れ。
と訴え、「座込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
乱さん:29日に12時から女川原発再稼動反対の緊急少数首相官邸前行動を評価。同日午後に放射性物質の検査数値の改ざん問題の大津漁協不当解雇訴訟が結審。今日も午前に最高裁抗議があり狭山事件の集会があった。30万人以上の不登校の生徒、学校教育が破綻。関西生コン「週刊実話」裁判が11月6日に東京地裁であり、武健一さんが報告。今度の選挙結果から、戦後革新勢力が展望を持っていない。志をより高く持って視野をもっと拡げてやれることをして、勉強をもっとして、頑張ろう。
<命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、再稼動反対、運転延長反対、女川原発再稼働反対、島根原発再稼働反対、柏崎刈羽再稼働反対、東電に原発動かす資格は無いぞ、電気は足りているぞ、原発動かすな、経産省は嘘をつくな、核のゴミを増やすな、使用済み核燃料を増やすな、労働者に被曝させるな、NONUKES、ガザ虐殺を直ちに止めろ、NOWAR>コールで終了。
片付けは平岡さんと私でゆっくりとやった。私には明くる土曜に両肩の痛み。(K.M)
◎ 新たな段階に入ったイスラエル占領政策 11月2日 (土)
・長期にわたる国際社会の懸念が生んだもの
イスラエル国会はUNRWAの「国内」での活動を禁止する法案を可決した。またイスラエル当局との接触を禁止し、国連職員としての外交特権も取消す。これは2007年のガザ封鎖以降から続く、ガザ地区を居住不可能にするイスラエルの占領政策は新たな段階に入った。パレスチナ難民の登録者は次のとおり。
ガザ地区148万人、2023年時点
西岸地区87万人2021年時点
レバノン49万人2023年時点
シリア57万人2022年時点
ヨルダン231万人2023年時点
イスラエルが「国内」の範囲を、つまり国境を明確にしているのか否かが焦点だ。(O・O)
◎ 最後まで責任取らなかった勝俣東電会長 11月4日(月・祝)
きょうは朝から晴れて昼間は気温も24℃で穏やかな天気であった。セッティングを終えて直ぐに反原発ソングを掛けて、ときどき通る人たちにアピール。
1時半過ぎにHi・Suさんが来られた。このところ忙しいようで久しぶりの再会である。 2時頃に通りかかった人から「福島出身の人たちか?」と聞かれたので、テントニュースを渡しながら話をした。①最後まで責任を取らずに死んだ勝俣元東電会長―東電内で「天皇」と言われた人物、国の研究機関からの警告を無視して、防災対策をしなかった故に東日本大震災での原発事故を招いてしまった張本人として人々に記憶されている人物―のこと、②緊急停止した女川原発のこと、③「誰も責任を取らない」ということでは戦前からの日本支配層の伝統!がまかり通っているから、経産省がこれほど時代錯誤の原発政策をやって恥とも思わなくなっていること等々。
2時半過ぎに乱さんが来られた。女川原発が緊急停止したことに因んでものした川柳を2句披露してくれた。
『再稼働 無理と女川ギブアップ』『再稼働たった6日でダウンする』
乱さんから「ALUKU」ということミニコミ誌を紹介された。霞が関一帯の名所旧跡が写真入りで紹介されている。乱さんの一番の押しは田中正造が天皇に直訴した日比谷交差点の写真、通りがかりに手に取ってみたらよいかと思います。
3時になったので4人で片づけをして撤収した。しばらく事務所で雑談をして事務所を後にした。(保)
◎ たった5ミリ、数グラムのデブリの取り出し大騒ぎの事か 11月6日(水)
寒い。セッティングを始めるのが早かったので、12時には終って座り込み開始。朝NHKのニュースで福島第一の2号機から、デブリを5ミリ、数グラムを取り出したというニュースをやっていた。今後、核種等々の分析を大洗にある施設に運んで、1年だかかけてやると言っていた。5ミリなのかヨと思った。東京新聞には、「5センチの小石状」と書いてあった。5ミリと5センチでは相当違う。NHKはその後も5ミリと言っている。「デブリの取り出しに成功」というけれどデブリは880トンある。報道も必ず880トンをいう。「デブリの取り出しを始めるので場所が必要なので汚染水の入ったタンクを撤去しなければならない。海に流す」ということで海に流し始めたのだが、一体いつ撤去されたデブリが敷地を埋めるのか。誰がその作業をするのか。そういう話を当番でしあった。女川原発も再稼働しようとしたが「トラブル」で4日に停止したそうだ。原発はやめろ。
足の悪い鳩だけが来た。おむすびの米粒を少しやった。一挙に寒くなった。Wさんは大きなストールを巻いていた。Hさんが2時から国会前で共謀罪反対の抗議行動があるのでと、座り込みに参加してくれた。Hさんは「上着を着てこなかったのは失敗だった、寒い、でも大丈夫だ」と言って、1時30分過ぎに国会前に向かった。
今日は関西生コンの『週刊実話』ねつ造記事裁判があって、午前午後と1日中、証人尋問などが行われているそうだ。アメリカ大統領選の開票でトランプ優勢というニュースを聞きながらの座り込み。(T・I)
◎ 秋晴れのすがすがしい陽気だが、風が強くて苦労した 11月7日(木)
Yoさん、Inさんと3人で設営。秋晴れのすがすがしい陽気だ。しかし風が強いため、いつもの汚染水放出反対の横断幕がポールごと車道側に飛ばされてしまった。それで、設置をあきらめた。通りかかった男性が黙ってカンパを入れてくださった。13:15 Suさん、Hiさん参加。13:50 火曜日にメールで予告があった通り、HaさんとIshさんが車で乗り付け、17日の「ひまわり集会INしずおか」で使うためのバナーを2枚(10月18日に経産省前で土屋さんが描いた鶏の絵と女の子の絵1枚)を借りて行った。
Ishさんはお土産にウナギパイを置いて行ってくださった。14:00前、Yoさんは「マイナカード反対デモに行く」と言って退出した。入れ替わりで Okさん参加。私はYoさんから預かっていたお裾分けの銀杏をOkさんに渡す。Okさんが「どうやって食べたらいいかわからない」と言うので、Inさんがレンジでの調理法を伝授した。今は青森市議をしているOgさんが、以前、国会周辺で拾った銀杏を販売していた際、説明書にその調理法を書いていたという。続いて後半担当のTaさんが到着したのでバトンタッチした。(M.U)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その232
核ナショナリズムが推進する核発電と核兵器を止めよう
~山本義隆<核燃料サイクルという迷宮〜核ナショナリズムがもたらしたもの>から(4)~
2024年11月7日 木村雅英
核兵器と核発電(原子力発電)との関係が非常に重要になってきた。何度も紹介してきた山本義隆さんの本からその議論を紹介する。
岸伸介の潜在的核武装論(同書2.4)
・日本における核開発・原発推進の基底には、核ナショナリズムに導かれ裏打ちされた「潜在的核武装」という政治路線が連綿と引き継がれていることを直視しなければならない。
・核技術の保有それ自体が疑似軍事力の保有なのであった。
・戦前に「満州国」の経済開発、そしてその後の戦時統制経済を指導し、1941年より東条英機内閣の商工大臣を務めて日米開戦の詔書に署名し、戦後A級戦犯容疑で逮捕されたもののなぜか不起訴になり、その後政界に進出し、57年2月に内閣総理大臣に登りつめた岸信介が、<核技術を保有することこそが、核戦争時代の軍事力の基盤を形成する>、<平和利用にせよその技術が進歩するにつれて、兵器としての可能性は自動的に高まってくる>
と表明した。・岸は首相に就任した3か月後の57年5月7日に参議院で、また14日には外務省記者クラブで、<自衛の範囲内であれば核兵器の保有は合憲だ>と表明している。
中国の核実験をめぐって(同書2.5)
・中国核実験に早くに反応した学者が核「密約」の若泉敬で、「核兵器はこんにちでは、第一義的に政治的・心理的兵器であるといえる」と表明。
・日本の核武装の疑惑を払拭する唯一の道、すなわち日本は将来的にも核武装に手を出すことはないという外国にむけての明確なメッセージの表明は、ドイツがやったように、脱原発を宣言し、原発依存から撤退することしかない。・潜在的核武装を目的として核技術の開発が政治的に位置づけられたならば、核開発および原子力発電における経済性はもとより、安全性までもが二の次、三の次の問題にされてしまう。
核不拡散条約をめぐって(同書2,6)
・佐藤栄作は、沖縄返還協定をめぐる交渉をとおして、沖縄への核兵器搬入の「密約」を含めて、米国からの「核の傘」提供の約束を引き出し、他方で国内向けに「核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず」の「非核三原則」を語ることになる。
・ウラン235原爆に比べてプルトニウム原爆は10分の1ぐらいの費用で作られ、資源や経済に大きな負担にならない。
・核燃料サイクルの稼働でもって潜在的核武装論は自己完結する。
・日本における核武装研究は1960年代後半から、政府内で極秘裏に進められるようになった。
・アイゼンハワー演説に最初に呼応したのは、国家主義的な政治家であり、そして戦前に統制経済を指導した官僚であり軍需産業を担った財閥系企業であった。彼らは核に戦後の復活のシンボルを見たのであった。
・政治家はそこに「一等国」への道を、官僚は電力国家管理の回復を、そして財閥と電力会社は大きなビジネスチャンスを見出した。…。財閥大企業は原子力発電に疑似軍需産業を見たのである。
・こうして原子力ムラが形成され、核燃料サイクルの建設という国策が決定された。その背後にあったのは核ナショナリズムであり、その動きを導いた潜在的核武装という政治路線だった。
さて、「核の潜在的抑止力」のために原発維持をと主張していた石破茂が首相になり、既に核兵器を保有している中国、北朝鮮、ロシアなどの国から日本を保護し続けるには費用がかかりすぎと主張し、「日本が独自の核兵器を開発すべきだ」と提案(2016年3月29日)したトランプが米国大統領に選出された。 何としても、核ナショナリズムが推進する核兵器と核発電と核燃料サイクルを終わらせなくてはならない。
=====添付資料======
・原発週報2024.10.31~10.05 編集:漆原牧久
=========デモ、集会==========
◆11月13日(水) 12時~13時 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動(六本木ファーストビル前)
◆11月15日(金) 17時~18時 経産省前抗議集会(毎週)
経産省前テントひろば経産省正門 ◎経産省前の座り込み行動は、平日:12~16 時(月 ~木)、13~17時(金) 土・日・休日:12~15時
◆11月15日 (金)第41回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)
福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!
18時30分より19時45分、首相官邸前、「原発いらない金曜行動」実行委員会、定例:毎月第3金曜日
◆11月15日(金) 月例祈祷会「死者の裁き」 (JKS47士)
会場:経産省前テントひろば
14:30~ 芸能の時間 14:50~ 「月例祈祷会」 厳修
◆11月17日(日) 13h30-15h30 (13h00開場) 伴英幸さんを偲ぶ会。日暮里サニーホール(荒川区日暮里5-50-5 アートホテル日暮里ラングウッド4F)
◆11月22日(金) 17h00-18h00、経産省前テントひろば、抗議集会
◆11月24日(日) 脱原発青空テントひろば川柳句会
12時~ 経産省前テントひろば 選者:乱鬼龍
◆11月30日(土) 18h30― 『東海第2原発をいまこそ廃炉へ!』 データー改ざん・欠陥工事の隠蔽・財政破綻の日本原電に原発を動かす資格はない。文京区民センター3A会議室。とめよう!東海第2原発首都圏連絡会
◆いま、吉本隆明を問うー生誕100年祭
1. 隆明の「少年時代」を探索する
11月7日(木)10:00~13:00 (了)
2. テーマ「吉本隆明と三島由紀夫 ― 天皇制をめぐって」
11月14日(木)17:00~21:00(開演 17:30)
登壇者 富岡幸一郎(文芸評論家)・安藤礼二(文芸評論家)
会場「渋谷 LOFT9 Shibuya」 参加費:2,000円(ドリンク代別)
3. テーマ「吉本隆明と60年安保闘争・全共闘運動」
11月19日(火)17:00~21:00(開演 17:30)
会場「渋谷 LOFT9 Shibuya」 参加費:2,000円(ドリンク代別)
4. 総合テーマ「いま、吉本隆明を問う」
11月23日(土・祝)12:30~16:40(開演 13:30)
会場:日本教育会館(一ツ橋ホール)8F 会場整理費2,000円
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5816:241112〕