経産省前脱原発テント座り込み日誌12月28日版

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2023年12月28日は、座り込み4,492目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。

◎東電に原発を動かす資格は無い、規制委に抗議の声を届けよう!  12月22日(金)

日本海側に大雪の報、寒い経産省本館前で抗議行動を開始。20日(水)の規制委定例会議で核物質防護違反の東電に対して、小早川社長の「魂」、「しっかりと、しっかりと」発言にも拘らず、東電の核物質防護違反を免除する方向づけがされ、来週27日(水)に東電の柏崎刈羽再稼働を認める決定される状況を危惧。

NOWAR、NONUKES、東電に原発動かす資格ないぞ、再稼働反対、運転延長反対のコールで経産省抗議を開始。

Hoさんが、自由民主党のパーティ券問題から政財界の不正・腐敗、入管法問題を糾弾し、核のゴミ問題から脱原発を訴える。

K.Mが<「東電に原発動かす資格はないぞ」全国規制委抗議申入れ行動>の説明をしてちらし・提出用紙を配付。

Shiさんが、東海第二の再稼働を阻止しよう、この12年間一度も電気を発電していない日本原電を私たちのお金で生き残らせている、放射性物質を少しでも身体に入れると危険、無関心であっても無関係ではない、原子力発電はCO2を沢山出す、多くの人々の原発批判の意識を一人ひとりの行動に繋げていきたい。皆で頑張りましょう。

Miさんが、政治と金の問題を論じ、透明性の無さ、政治にも運動にも金が必要でも裏金問題と公開性が問題で、金で票を買うことの問題を論じた。さらにK.Mが、企業献金について見返りを期待しているなら汚職だし見返りを期待できないなら企業内トップの背信行為であると、企業の政治献金を厳しく批判。

Moさんが、沖縄県民の意向を無視する判決を怒り、民主主義・地方自治の破壊を糾弾し、「座り込め、ここへ」を歌い、「水に流すな」を歌って汚染水海洋投棄を糾弾。Ogさんが「脱原発」焼酎を宣伝。

Okさんがテントニュースにお紹介された青田恵子さんが放射能汚染水海洋投棄を批判した詩「この大海原へ」を朗読、「だまされるな 汚染水を処理水と言いかえ」と訴えた。

Ogさんが「福島第一原発事故避難者訴訟」で骨子要旨も出さない東京高裁判決を糾弾、12月26日、来週火曜日の裁判に注目、12月24日、「汚染水流すな」のさようなら原発のデモ、12月27日、東電の柏崎刈羽の稼働も認めようとしていることへの抗議行動への参加を呼びかけた。

乱鬼龍さんがダイハツの不正を批判し、政界のみならず財界の腐敗を批判、資本主義を変えないと駄目、過剰なエネルギー消費を糾弾し地産地消を訴え、年末年始の請戸海岸初日の出を紹介。

最後に短いコールで、ガザ虐殺を止めろ、脱原発、NOWAR、NONUKESを訴えた。参加者の多くは18時半からの「外務省前ガザ虐殺止めろの運動」に移動、私(K.M)は座り込みセットの片付けとテント運営会議に移動。今年最後の経産省抗議行動を終わった。 (K.M)

◎ 茶番って言葉は死語ではない 12月23日  (土)

・茶番劇?狂言?

――原子力規制委員会20日の定例会合――

小早川社長は「福島第1原発事故を起こした東京電力が信頼してもらうのは簡単ではない。私が率先して説明責任を果たしていきたい」と語った。何を説明するのだろう。杉山委員は「決意は世の中への約束か」と、今年の夏に全力投球で約束を反故にした企業に問うた。猿芝居か?

こんな無意味な発言が規制庁からでるのも最高裁の御墨付きにより国に原発事故の責任はないことになった故か。御墨付きと言えば、汚染水の海洋投棄はIAEAの御墨付き。国も東電も、正月前に顔が墨だらけだ。 (O・O)

◎ 脱原発テント広場青空川柳句会が開催  12月24日(日)

気温10度に届くかどうかという寒い一日でしたが、お天気が良く陽が当たっている間は比較的暖かく過ごせました。句会参加者は初参加の1名が加わって7名、選者は乱鬼龍氏、席題は「金(カネ)」、「怒り」14時30分投句締め切り、14時45分より入選者の発表、披講となりました。選者により入選句が読み上げられ、入選者へ”活動がさらに板につく”板チョコ、”活動が長持ちする”お餅、みかん、バナナなどのフルーツや、鹿砦社の手帳やカレンダー、ビーズの手作りクリスマスチャーム、クッキー缶など数々の賞品が手渡されました。入選句は以下の通りです。

「金(カネ)」の特選

・十三年 ふるさと離れて 無一文 - 石

「金(カネ)」の秀句

・金金金 自民政治は これに尽き - 芒野

・税金の 行きつく先は 選良の腹 - まごじい

・放射能で 汚れた家 売れず - 石

・政(まつりごと) 金につぶされ 国亡ぶ - 海の民

・金を見て 運転許可と 知事は言い - 原子力ガリレオ

「怒り」の特選

・クリスマス 世界中から 殺すなと - 芒野

「怒り」の秀句

・中学で 防空訓練 怒る民 - 海の民

・右左(みぎひだり) しがらみまみれ ハラ立った - 金狼と月

・住めないと 聞いても怒る 人は無し - 原子力ガリレオ

・浪江町に 放射能汚染告げる むらさきつゆくさ - 石

・解放せよ 東の入管 西のガザ - ふ64

次回の脱原発テントひろば青空川柳句会は2024年1月21日(日)12時より開催いたします。

ご参加頂いた皆様、今年一年どうもありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。(S.E.)

◎ 経産省の前の座り込みにはいろんな人が   12月25日(月)

事務所に着いたら乱鬼龍さんが、請戸川行動について誰かに電話しているところだった。きょうから勤め先が冬休みなので、早速、準備に取り掛かっているとのこと。相変わらず精力的なその姿勢に頭が下がる。

相棒のSaさんと経産省前へ。昨日とは打って変わって、空には太陽が輝いて暖かいし、風もほとんど無かったので、座り込み準備は短時間で終わりました。午後1時過ぎに昼食を兼ねてお二人が座り込みに来られた。私は初めてお会いするので、テントニュースをお渡しした。お二人とも快く受け取ってくださった。

お一人は昨日も来られたそうで「きのうはとても寒くて大変でした」と言っておられました。きのうは天気予報では晴れる事になっていたが、実際には雲が多くて、太陽もほとんど隠れていたので、風が強く吹いていたら、寒かったであろうと思いました。

お二人は午後2時過ぎに帰られましたが、カンパをしてくださいました。有り難いことです。午後2時半過ぎに乱鬼龍さんが来られ、温かい肉まんを差し入れてくれました。美味しく頂きました。午後3時過ぎには相棒のSaさんから頼まれた書類を持ってYaさんが来られた。相変わらずお元気のようで安心しました。その時、「テントひろばにお土産だ」と言ってお菓子の福袋を置いて行かれました。机の上に置いて置きましたので皆さんで召し上がってください。(保)

◎ 12月26日〈火〉

12月5日(火)は、晴、風も強くはなかったが、12月だから寒い。1月の真冬になったらだいぶしんどいだろうな、と思いながら座り込んだ。

今日は6~7人居て、皆にぎやかに話していて、以前の「一人」じっと椅子に座っていなければならない、というほどのことはなかった。

2011年、テントを張った時にはまだいなかったが、その直後から顔をだすようになった、というひとが座ってくれて、最後の撤収、事務所帰還まで付き合ってくれた。金曜の経産省抗議行動にも参加予定だそうだ。

また同じく撤収、事務所帰還まで手伝ってくれた女性の人もいた。

経産省前座り込みは、2016年のテント強制撤去によって、やむを得ず続けるようになった抗議行動だが、一定の市民権を得つつあるといえる。

とはいえ、より多く、また若い層も増やしていく方策をも考えてゆかねばならないだろう。 そして、経産省前座り込みの後ろに掲げられた旗は、なかなか迫力もある。一人で書いてくれたそうだ。書いてくれた人には感謝したい。

いずれいつかは、大きな集会を開き、レベルアップも図りたい。またそれ以外に個々に座り込み、集会参加の呼びかけも行ってゆきたい。いよいよ真冬で寒くなり、厳しい条件になってゆくなかでこそ、そうした方向が課題となってゆく。もうすぐ正月だ。正月イベントは盛んなものにしたい。(旭凡太郎)

◎ 柏崎刈羽原発の運転禁止の解除って何だ 12月27日(水)

割と暖かった。しかし、セッティングに取りかかると、けっこう風が強くバナーがあおられ、取り付けには時間がかかった。体が冷えた。お茶を飲み、おムスビをすぐ食べた。一息つく。そのうち、薄日が差してきて、座り込みの場所は暖かくなる。諸悪の根源の「経産省」の前に、私たちはいるが、経産省に勤める役人たちは、安倍派・西村の更迭などをどう考えているのだろうか。岸田がTVに写ると「貧困な政治」に直撃されると感じた。自公政権はやめろ。われわれは負けられない。

今日は規制委員会で柏崎刈羽原発の運転禁止の解除を決めるという。「『テロ対策』の不備が改善された」からというが、「テロ対策」の問題ではないだろう。柏崎刈羽の再稼働は、そこの使用済み核燃料を下北半島の「中間貯蔵施設」に運ぶ問題に直結していく。

12月30日~1月2日までの「請戸川河口テントひろば」の新年の会の準備で忙しい乱さんが、テントに寄って情報をもたらす。12月26日に福島県の河川事務所の役人が、吉澤さんに「海岸のテントなどを1月5日までに撤去してください」と言って来たのだそうだ。「砂浜は自由に使っていいです」と許可したのはそっちだろ!

いろいろ厄介なことが起こるが、当然と言えば当然。想定内のことで「闘う」ということは、はっきりしている。「忘年新年会で、ばっちりと論議をすればよい」と乱さんは言う。乱さんが差し入れてくれた肉まんをみんなで美味しくいただく。あつあつでうまい。(T・I)

◎ 明日から浪江に行くという方に荷物を運んでもらって     12月28日(木)

明日から浪江に行くというSuさんが、車で事務所に乗り付けてくれたので、2人で荷物を運び、Inさん、Yoさんと4人で設営作業。快晴で日差しは温いが、風が少し冷たい。Inさんが昨日参加したという「福島原発事故放射能汚染公害被害原因裁定を求める会」キックオフ集会の資料を見せてくれた。「テルル」という耳慣れない言葉が出て来るので「これは何だろう」という話になる。あまり明確にわかる人がおらず勉強が必要だ。やがて金融庁前でマイクの声が響き出す。見に行ってみると、スルガ銀行不正融資事件の被害者の方々が抗議行動をしていた。

12:50頃、羽田空港の低空飛行問題で国交省に抗議に行って来たという男性が立ち寄り、カンパをしてくださった。13:30頃、Ok妹さん登場。「季節」冬号に載った気候危機問題についての記事の感想やCop28で原発推進がアピールされた問題などを話しあう。15:30頃、通りかかった女性が「カンパです」と言って千円札を入れてくださった。いつもの「フクシマを繰り返すな」などの反原発ソングをipadで流しながら、頭上の樹々から枯葉が舞い落ちるのを眺めていたら、時間になった。Suさんと2人で荷物を車に積み込んで撤収し、4492日目の抗議行動を終えた。(M.U)

 

=====添付資料1=====

原発週報2023. 12.20-12.26 編集:漆原牧久

 

=====添付資料2=====

テントニュース280号

 

=========デモ、集会==========

・2024年元旦、初日の出を福島浪江の請戸の浜で

こどものころ近所の友に誘われ、お宮さん境内(小山になっていた)から初日の出を見たのを思い出します。子供心ながら興奮したものでした。思えば、あれから何年も経つのに年の瀬には思い出します。政府筋は昨年、フクシマの海に処理水と称して放射能汚染水を放出しました。これは緩慢な殺人行為であり、自然の破壊です。人間と自然との循環関係(自然との交流関係)の破壊です。これはやがて海を自然の恵みの海から死んだ海に変えることして現象するでしよう。僕らはこの政府筋の暴挙に抗い、海を守る闘いを必至としています。荒波としぶきの海から初日の出を見ながら、海を守る決意を新たにしましよう。請戸河口テントひろばは、参加を呼びかけます。楽しい年の初めを!

(12月30日,31日、1月1日、2日)、じっくり話し合う楽しい交流会も予定。(部分参加も含め興味ある人、乱鬼龍さん<070-6472-1947>に連絡を)

経産省前テントひろばは休まず座り込みを行います。参加を!お寄りを! 僕らの意思表示を続けましょう(12月31日~1月4日12時~15時)

・1月3日(水)13時~13時半 国会正門前行動「アベ・スガ・キシダ政治を許さない」

・1月5日(金) 新春としはじめ経産省前抗議集会

15時~17時(毎週の抗議集会とは時間が異なります)

一部   15時~経産省前テントひろばの今年は!

新春経産省正門前抗議集会に例年、参加して頂いている森丸さんが、2024年も来て下さることになった。出し物は、例年の「南京玉すだれ」は勿論のこと、放射能汚染水の海洋放出処理についても触れて頂きます。

二部   16時~請戸河口テントひろばから

2024年元旦、福島浪江の請戸の浜で初日の出を見に行ってきます。集会の「二部」では、参加者各自からその報告を受けます。

・1月8日(月・祝)静岡脱原発金曜ST600回記念への参加を

静岡ひまわり集会の実行委員の方々が、毎週金曜日にされている脱原発スタンディング「金曜アクション」第600回記念の詳細について、石塚さんより連絡がありました。

600回 浜岡原発再稼働反対 金曜アクション

日時:2024年1月8日(月・祝)12:00~14:00

会場:静岡市「青葉公園B1」

私たちは、2011年から浜岡原発の再稼働に反対し、毎週金曜の夜にアクションを起こしています。中部電力は、浜岡原発の再稼働をあきらめることはなく、残念ながらこの行動も600回を迎えました。気持ちを新たに、浜岡原発の廃炉まで行動を続けていくため「金曜アクション600回」のイベントを開催します。当日は、「餅つき」「ステージ」等を行いますので、お気軽にお立ち寄りください。

主催:再稼働反対アクション@静岡

Facebookイベントページ https://fb.me/e/7QoK9diVk

・1月10日(水)12時~13時 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動(東京・六本木)

・1月10日(水)止めよう!東海第二原発 第66回日本原電本店抗議行動

17時~18時 場所:日本原電本店前

・1月10日(水)放射能汚染水の海洋投棄を中止せよ 第124回東電本店合同抗議

18時45分~19時45分 東電前

 

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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