経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2024年12月5日は、座り込み4,835日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
◎ 「原発脳」(電気が足りない=原発が必要)から脱却しよう 11月29日(金)
暗く寒くなった経産省本館前、脱原発・再稼動反対・経産省に嘘をつくなと訴えるコールで抗議行動を開始。先週の23日(土)に吉本隆明の集会で山本義隆さんが発言、27日(水)に東電株主代表訴訟控訴審が結審、エネルギー基本計画も山場。
漆原さんが、朝日新聞の衆議院選挙投票日前10月22日の社説「衆院選 エネルギー 原発回帰でいいのか」を紹介、「核のごみ」の問題も未解決だ、選挙で説明を尽くし争点化し信を問うべきと訴えているが、「確かに、電力の安定供給と脱炭素化を考えれば、原発を直ちにゼロにすることは難しい。」がおかしい。原発は電力の安定供給に役立たないし原発は脱炭素に役立つもおかしい。これは「脱炭素の罠」で「原発という絶対悪を使い続ける思考の誤り」だ。最後に11月30日夜の「東海第二原発を今こそ廃炉へ!11.30集会」にご参加を。
白倉さんが、11月23日に樋口裁判長の映画会を開催、日本の原発の耐震性が低い、原発は停電でも断水でも壊れるなど分かり易く訴える力がある言葉を大事にしたい。農地を持って食糧と電力を創り出す農業で原発を止める希望、国富の回復。葛飾区に3.11事故の経験を踏まえた原子力防災について再質問を提出し区の担当に訴えた。新潟県では毎月東電から「安全神話」の子供だましのパンフが折り込まれる。新潟県の柏崎刈羽も止めよう。原発の無い世界を実現しよう。
平岡さんが、吉本隆明の生誕100年の連続企画(三上さん提案)の閉めの23日(土)に260名以上が参加、60年安保の後に吉本が書いた文章に示唆を受けた、山本義隆さんが元気にスピーチをした。困った時に自民党を助ける国民民主党批判。
守屋さんが、地震多発と復興が進まない石川県、年内に何とかと訴えて「座込め、ここへ」を歌い、危険なオスプレイを飛ばすなと訴え、戦争も原発も人権侵害を無くして明るい未来を残そうと訴えて「水に流すな」を歌う。
K.Mが、大島賢一さん・明日香壽川・松久保肇さんが指摘するRABモデル導入などの第7次エネルギー基本計画検討の批判と、橘川武郎さんの「原発からの脱却を」(朝日新聞11月28日記事)から「国民は福島の事故の経験や避難と実効性、高レベル放射性廃棄物など様々な問題を分かっている」などを紹介。経産省エネ計「意見箱」への意見提出を提案。また、署名運動「深刻な原発事故を起こした東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動を許すな」を予告。
加瀬さんが、沖縄で女性団体連絡協議会が、昨年の12月に起きた少女暴行事件と頻繁に起こる性暴力に抗議する県民大会を12月22日(日)に実施する予定で、東京でも午後に新宿南口で集会を開催する、ぜひご参加を。
乱さんが、沖縄の軍事要塞化が進んでいる、沖縄意見広告運動も続いている、問題山積の中で今の政治がひどい、「季節」が12月10日頃発売、年末の川柳句会、請戸の初日の出を見る会を紹介。共に頑張ろう。
堀江さんが、明日イスラエルジェノサイド反対の表参道アップルストア前で開催される。今すぐ原発を止めてしまえと経産省に訴える。
坂東さんが、23日にたんぽぽ舎が200mほど引っ越した、連絡先は変わらない。引越し手伝いと支援をよろしく。
最後に、脱原発、再稼動反対、老朽原発うごかすな、核のゴミ増やすな、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、NONUKES,NOWAR,辺野古基地建設やめろ、大浦湾の埋め立止めろ、普天間を直ちに閉鎖しろ、殺すな、ガザ虐殺を直ちに止めろ、…、と訴えて経産省抗議行動を終了。(K.M)
◎ 11月30日(土)
・無題
困った、弱った、参った。何も書けないのだ。身の程知らずなテ-マが頭に幾つもあるのに浅学非才故の自業自得。ということで猫の話しをする。経産省から事務所に戻る途中の建材屋さんちの猫の話しである。滅多に会えないが顔見知りだ。しゃがんで指を差し出すと、近づいてきて匂いを嗅ぐ。でも触らせてはくれない。まだ気を許していないのか、スキンシップが嫌いなのか。
昔、スキンシップ大嫌い猫の世話を何年かした。食事係りの私への義理立てなのか、私だけは頭を撫でるのはOKだが、抱くのは5秒が限度で競泳選手のタ-ンの如く私の胸をキックして勢いよく離れる。建材屋さんちの猫の話しだった。撫でるのは許してくれないが、立ち去ろうとすると残念そうな表情をする。「え、もう行くの?」みたいな。いつかゆっくりと過ごしてみたいね。あ、そう言えば名前を知らなかった。(O・O)
◎ 12月2日(月)
きょうも晴天。風は穏やかだが空気は冷たく日が陰ると寒い。セッティングをしている時は暑く感じてジャンパーを脱いだが、終えて一段落したら寒くなってきて、又、ジャンパーを着るという具合。気温は終始17℃。
セッティングを終えて一段落して間もなく(月)には珍しく㎞ゲタさんが来たので「きょう何かあるの?」と聞いたら「関電に行く前に寄った」と言って、きのうから始まった「柏崎刈羽原発の再稼働を許すな!」署名チラシを皆に配って関電に行かれた。きのう、ネット署名が来たので、直ぐに署名したが、数の少なさにビックリした。これから色んなルートを経て広がっていくことを願っている。
午後1時過ぎにHi・Suの2人が来てくれた。いつもは前日に連絡があったのだが、今回無かったので、いろいろ忙しいのだと思っていたので大歓迎。
きょうはその後、何事もなく終わったが、関電で㎞さんに合流した?担当の?さん、時間があるといつも来てくれるAさん、英語の先生、毎月第一(月)に来てくれる岩田さんというように、(月)にしては9名が参加してくれました。寒空のなか、ご苦労様でした。特に、若い頃、岩田さんの著書を?さんが読んでいたことが縁で、2人で話が弾んでいたのが良かったです。「ちきゅうざ」のホームページから岩田さんの本が読めるといわれているが、未だに出来ていないので、会うたびに文句を言われている私とは段違いです。(保)
◎ 12月3日(火)
座り込みは6~7人、対経産省抗議は力強くすすめられた。時には、立ち寄って、座り込みに文句を言う人もいた。「原子力で発電した電気を使っているじゃないか」と批判してきた。もちろん自然エネルギー発電を追及している等の反論はしたが、やはり、街頭で直接座り込みをしていると、市民からのいろいろな意見がでてきて面白い。
2011年3月11日の福島原発事故、同年9月11日「経産省前テント」を建ててから13年。経産省前テントは何といっても霞が関一角の占拠、テントは警察権力によって撤去されたが、座り込みには警察権力も手をだせず、今も続いている。我々は「テント」と変わらぬ気持ちで、座り込みを続けている。我々は再稼働阻止から原発撤去まで続けてゆく。この14年間、何人ものテント仲間たちに先立たれた。我々は彼らの頑張った姿を覚えている。現在も行動を共にしている、という気持だ。最後まで、脱原発まで、我々は頑張る。皆、共に頑張ろう。(朝日凡太郎)
◎ 12月4日(水)
暖かい。陽を浴びながらセッティングしていると、ぽかぽか。外務省のところのイチョウの黄色がきれい。土屋さんが描いてくれた「2012年の吉沢牧場の痩せた牛」と「あさ子ハウスのぬしのニワトリ」のバナーを並べて張る。目を引く。通る人が絵を見ていく。牛の方には「原発さえなかったら」と、ニワトリの方には 「原発はいらない」と書いてある。
韓国の戒厳令の発動とその解除について、みんなで話す。戒厳令についてはリアルに感じた。自民党の「憲法改正草案」(2012)には「緊急事態の規定」が盛り込まれ、戒厳令とほぼ同じ内容。それと「憲法9条」2項(戦力不保持と交戦権の否認)の削除と国防軍の保持打ち出されている。それが今日「9条への自衛隊明記」と「緊急事態対応」として出されている。そんなことをがやがやと話した。
今日もSさんとHさんの2人が来てくれた。陽が陰ってくると寒い。(T・I)
◎ 12月5日(木)
今日はYoさんがお休みなのでInさんと2人で設営。やがてHoさん、Okさんが参加。Okさんはお休みのYoさんの穴埋めにと、いつもより早く来てくれた。13:00 Fuさん参加。一昨日のBSフジプライムニュース原発特集の感想などを話し合った。立憲民主が再稼働容認を表明していたのは、いただけなかった、複合災害時の避難計画の非現実性がクローズアップされたのはよかった、などなど。
細野豪志が出ていたという話をしたら、Fuさんが、テントが建っていた頃、細野氏の伯母さんという人が立ち寄り、「うちの甥はとんでもない」と言っていた、という昔話を披露してくれた。14:10 Taさんが参加。もう一人の後半担当のSuさんが現れないので電話してみたら、今、福島でイノシシ防御用の網張りの作業をしているという。14:50 英語の先生が参加。「日本はアメリカの属国を80年もやっているのに、なぜ日本人は英語が、からっきしできないんでしょうね」と、私は以前からの疑問を先生にぶつけてみた。先生いわく、アメリカはあえて英語を強制しないことで支配、従属をスムーズに進める戦術をとったのだろう。Taさんいわく、天皇制を残したのも同じ理由だろう。なるほど。時間になり、Taさんと2人で撤収し、4835日目の抗議を終えた。(M.U)
=====添付資料======
・原発週報2024.11.27~12.3 編集:漆原牧久
・テントニュース302号
・脱炭素の罠―11月29日経産省前集会スピーチより―:漆原牧久
・世界はなぜ脱炭素を進めているのか―12月6日経産省前集会スピーチより―:漆原牧久
=========投稿==========
東電刑事訴訟支援団よりお知らせ 12月19日(木)
東電経営陣の刑事責任を問う 第10回最高裁前行動
■署名提出行動
12月19日(木)10:00~10:30 最高裁正門前
■集会
12月19日(木)13:30~15:30 全国町村会館ホール
講演:島崎邦彦さん
「長期評価」の見解の科学的信頼性と津波対策、原判決の誤りをただす
【ネット署名の案内】
深刻な原発事故を起こした東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動を許すな
3.11東電福島第一事故後13年半以上過ぎましたが、福島は終わっていません。多数の方々の生活と生業と絆と健康を奪い、山野は放射能汚染されたままで、今も日本は「原子力緊急事態宣言下」にあり、ALPS処理水(放射能汚染水)の海洋放出(投棄)を10回実施し30年以上続ける予定で、デブリ取出しも失敗続きで「廃炉」は100年以上先と言われ、廃炉ロードマップの見直しが必要です。
それにも拘らず、またドイツでは既に脱原発を実現しているにも拘らず、日本では原子力規制委員会が次々に審査「合格」を連発し、川内、玄海、伊方、大飯、高浜、美浜など計10基を超える原発が既に稼働し、さらに今年は女川、島根のBWR原発の再稼動が計画され、さらに東京電力柏崎刈羽原発の再稼動が準備されています。
さて、皆さんはあれだけ深刻な事故を起こした当事者である東京電力による原発稼動をどう考えますか? 私たちは、「深刻な原発事故を起こした東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動」を断じて許してはならないと考えます。 皆さん、「深刻な原発事故を起こした東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動を許すな」と訴える署名を集め、日本政府と東京電力に働きかけて、柏崎刈羽原発の再稼動を何としても阻止しましょう。
詳細は未定ですが、ネット個人署名 および 団体署名 に是非ご協力をお願いします。
署名提出先:内閣総理大臣 および 東京電力
個人署名:change.orgによるネット署名 名前、国、郵便番号、一言などを記入
https://chng.it/hdF9YZcPgG
(転送者付記】個人署名は1万人突破)
団体署名:再稼働阻止全国ネットワークにメール送信(受付:kimuclamasa@yahoo.co.jp)
件名:【東電再稼動阻止】
記載事項:団体名、連絡担当、メールアドレス、電話番号、一言
募集期間:2024年12月1日~2025年1月31日
呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/rn/
たんぽぽ舎、経産省前テントひろば、反原発自治体議員・市民連盟、福島原発事故緊急会議
=========デモ、集会==========
◆12月月12日(火) 107回 JKS47月例祈祷会の開催】
会場:経省前脱原発テントひろば
14:00 芸能の時間 (登壇者募集中!)
14:20頃 月例祈祷会
15:20頃 終了
◆12月11日 (水)12時~13時 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動
◆12月13日 (金) 17時~18時 経産省前抗議集会(毎週)
経産省前テントひろば経産省正門 ◎経産省前の座り込み行動は、平日:12~16 時(月 ~木)、13~17時(金) 土・日・休日:12~15時
◆12月20日( 金)第42回「原発いらない金曜行動」
18時30分~19時45分 首相官邸前
◆12月22日 (日) 脱原発青空テントひろば川柳句会
12時より
選者;乱鬼龍 経産省前テントひろば
座り込み終了後、懇親忘年会を行う予定です。是非ご参加ください。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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