経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年4月3日は、座り込み4,954日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
◎右翼の妨害にも負けず、経産省に脱原発を訴え続ける 3月28日(金) (Km)
桜が咲く経産省本館前にThさんが黒マントを羽織って座っている。雑誌の手のモデルをしていた超若手、テントがある頃、日曜に埼玉から良く来てくれた。午後5時前から経産省抗議行動開始。
オープニングSkさん:「原発には明日が無い」、「原子力発電NO」の歌。
Km:経産省前テントひろばとして黒田節子さんが提出した今月の経産省への申入書
<1原子力を使ってはなりません、2持続可能な再エネ中心社会へ、3化石燃料特に石炭火力からは早期の脱却を、4市民に開かれた政策決定を、5アジア・太平洋諸国と協調して脱原発を>を紹介。
Km:脱原発コール、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、経産省は嘘をつくな、…。
Heさん:統一教会への解散命令、監視しよう。「3.31関電は約束まもれ!美浜集会〜使用済核燃料の行き場はないぞ〜」に行く。
Km:関電は「使用済核燃料は、福井県外に」との約束を何度も反故にしようとしている為、本年度末3月31日に抗議行動が行われる。3月26日(水)に規制委が関電高浜1〜4号の乾式貯蔵を認めようとしている、こちらにも注目。乾式貯蔵で原発稼動を続けさせてはいけない。
Thさん:原発に反対です。訴え続けましょう。
Skさん:桜が満開、私たちは原発が無くなるまで毎週、抗議行動を続けている。経産省の皆さん、原発推進政策から一日も早く転換することを求める。住民の反対にも拘らず、横須賀に米軍原子力空母の寄港が続けている。東京に最も近い原子力空母に反対し続けよう。
(財務省抗議が無いにも拘らず右翼街宣車が大音響で経産省前に車を止めて妨害。「原発が無くなったらどうするのだ!日本から出ていけ」と妨害。私とOkさんとで何とか話し合って退散してもらう。愛国歌が聞こえる中で、詩の朗読。)
Ouさん:青田恵子さんの「愛の妖精」を読む。
<師と仰ぐ人達にはたくさん出会えた。…塗炭の苦しみの中でお互い郷里を捨てざるを得なかった者同志。…。恩師は遥か未来を見すえたように、次々と珠玉の言葉を降り注いで来られる。私は、けものの様に黙している。「でもねえ、あなたの怒りを聞くために、もう少し死なないでおくわ」 そうおっしゃって電話をお切りになった。>
(財務省前から「財務省解体」の音響が聞こえる中)
Myさん:「座込め、ここへ」を歌い、汚染土が新宿御苑に来ることを知らない人が居る。私たちの思いを周りの人に伝えることも大事、これ以上、海を汚すなと「水に流すな」を歌う。
Km:3月27日(木)の原発ゼロ・再エネ百の会議から、明日香壽川さんの<「原発は安い」という神話の検証>を紹介。原発はとにかく高い、エネルギー基本計画も経済合理性はない、原発推進のまともな理由は存在しない。
Hoさん:霞ヶ関が騒々しくなりましたね。トランプが車に25%の関税をかけると発表。昔だったら戦争になる、アメリカの経済が衰退している、核の脅し。原発推進を何とか阻止したい、原発は人類の敵、核ゴミ(毒物)は何十年も消えない。頑張っていこう。
Yoさん:かって、関税かけが戦争を招いた。EUが何とか民主主義を守ろうとしている。トランプは帝国主義者、プーチンとウクライナを分け合うつもりか。米国ではアラブ系の学生がビザを取り上げられ逮捕されている。日本の離島で避難訓練、台湾有事でなぜ日本の離島での訓練が必要なのか? 戦争が良くないと言いながら実際の行動はどうなのか。福井県は原発のデパートで、狙われたら大変。原発にこだわっている日本がおかしい。
Raさん:右翼の挑発に乗らないように。原発を動かそうとするとウランの段階から被ばくが起こる、被ばく労働を止めねばならない、二度と事故を起こされないように頑張ろう。4月に請戸海岸の行動を予定している。黒田節子さんが全国でキャラバン活動をしている。共に健康に留意し頑張ろう。
Km:明日、クレヨンハウスで小出裕章さんの講演がある、4月12日に核燃料を考えるシンポジウム、12〜13日に再稼働阻止全国ネットワークの全国相談会がある。なお、日本では2年間原発ゼロで過ごしたこと、関東以東では猛暑続きの夏でも原発無しで悠々と過ごしたことを忘れないでおこう。
Km:脱原発、核ゴミ増やすな、…コールで終了。
以上
◎3月29日 (土) (O・O)
◯知りませんでした
日本は化学肥料(窒素、リン酸、カリウム)のほぼ全量を輸入している。一例をあげると、りん酸アンモニウムの73%は中国から輸入している。しかも、ロシアのウクライナ侵攻、中国の輸出規制で需給が逼迫、円安の影響もあり取引価格が高い水準のまま続いているそうだ。「餓え」は遠い国の話でも過去の話だけでもなさそうだ。
◯パレスチナの明日
トランプがイスラエル大使に任命したマイク・ハッカビ-。元は福音派の牧師。彼は公然と語ったという。「ユダヤ人が入植してイスラエルが成立したのではなく、イスラエルは昔からあるコミュニティ。ガザ地区やヨルダン川西岸地区などというものが存在すること自体がおかしい。パレスチナ人がいることなど論外」。
◎3月30日 (日) (M島)
(参加者: 藤原、遠藤、千葉、峯島)
M島12:00、到着。F原さん、E藤さんが設営中。12:25、設営を完了して、記念撮影。横断幕8枚、のぼり旗10本を立てる。今日のF食は、ふかしジャガイモと、ゆで卵。霞んでいるものの晴れて、日差しが暖かく気持ちいい。経産省敷地のサクラは、あっという間に満開。去年剪定していない正門向かって右側のケヤキが芽吹いてきた。座り込み後ろの植え込みのツツジも花芽が出てきた。
設営が終わると、鳥たちが歩道に集まり、おねだり。F原さん、E藤さんがクラッカーを砕いてくれてやる。ハト9羽、スズメ約12~3羽、ヒヨドリ1羽が集まる。ハトが多い。12:55、E藤さん帰る。
13:00、「令和の百姓一揆」デモに参加したい女性2人が、間違って、霞ヶ関にやってきた。F原さんが、デモ参加中のRさんに電話し、六本木の青山公園に案内。13:10、T葉さん来る。F食を渡し、お返しは保存用クラッカー。T葉さん、すぐ礼拝へ。14:00、F原さん、日課の縄跳び。14:15、霞ヶ関ビルの日陰に入り、少し肌寒い。いい天気なのに、参加者少なく残念。今日の座り込み参加者は4人でした。14:55、撤収開始。15:25、撤収完了。事務所へ荷物あげて、解散(M島)
◎ 3月31日 (月) (保)
きょうは一日中、雨が降る寒い座り込みであった。「きょうは冬に逆戻りする天候だ」との予報だったので、冬支度して事務所に向かった。 グッズの積み込みを午前11時に終えた。いつもMiさんを待たせているので、早めに経産省前に向かった。11時20分に着いたら、相棒のSaさんが待っていたのでビックリした。その5分後にMiさんも到着された。3人でセッティングしたので、12時前に終えることができた。Miさんが「きょうは寒いので、ほうじ茶を大きなポットで持ってきた。沢山飲んで」と言って、紙コップに注いでくれた。有難く頂きました。防寒着を着て来たが、顔と手が冷えていたので、温かいお茶は最高でした。 飲み干した後、反原発ソングを掛けて、道行く人々にアピールしました。
桜が満開。Miさんが「桜が満開で綺麗」というので、経産省の桜を見た。2本の桜が綺麗に咲いていた。例年なら、まばらに咲いている程度の印象しか無かったが、今年は見事に咲いているので、ビックリした。
経産省前を通る人々は寒いためでしょう、皆さん足早に歩いて行かれた。温度計を見たら12℃。4㍍の風が吹いているので、体感温度は8℃。寒いはずである。
午後1時半過ぎに、Hi・Suさんコンビが来られた。この間、姿を見せなかったのは、Suさんが腸閉塞で入院されていたからとのこと。腸閉塞になるときは、他の臓器に癒着することが多いので、気を付けなければいけない病気といわれているが、今回はそういうことが無く、軽くて何よりであった。
きょうは、午後2時過ぎからの小雨の上に、強い風が吹いていて、寒さが骨身にこたえてきたので、少し早めに撤収した。hi・suさんも一緒に、事務所に帰って、この間の四方山話に花を咲かせた。
◎ 4月1日 (火) (EO)
4月になったのに、雨で朝から寒い。この日、パソコンからテントニュース310号の版下をMLに送って、冬服を着て、経産省前テントひろばに向かう。電車が遅れて、午前11時半近くに事務所に着く。部屋の中ではYさん、Oさんが新しいバナーのハトメ加工をしていた。Uさんからの電話で指摘されたニュース版下の誤記について、手書きで修正している間に、お二人は台車に荷物を積んで出発した。
雨と風が強くなる中、遅れて事務所を出た私は12時過ぎに経産省前に着く。2時間近く雨が風で吹き込むパラソルの下、ビニル傘を手に椅子に座っていたからだろうか、体全体がこわ張ってしまった。徐々に雨も小降りになって、Aさん、Iさんがやってき
たところで、借りた本を濡らさないようカバンに入れて図書館に返却に行くと、この日は休館だった。
◎4月2日(水) (TI)
目まぐるしく天気がかわる。今日は雨。寒い。午前11時頃に雨があがったので、セッティングは、びちゃびちゃにならずにできた。風が結構あった。財務省の前にマルキバス(機動隊バス)はなかった。先週金曜日の財務省前抗議集会は200名くらいだったようだ。その1週間前は3000名位だったそうだけど、NHK党の立花が刺されてから激減したようだ。
日曜日に青山で農民たちの「令和の百姓一揆」があり、今日の東京新聞に、そのことが載っていた。トラクター30台、抗議の人が45000人集ったというのに、報道は、ほとんどされなかった。保っちゃんとWさんとArさんは「令和の百姓一揆」に参加していたそうで、お米の高騰も含めて、農業政策をはじめ、なにもかもが破壊されていることで、ひとしきり話になった。
私は日曜日は三里塚闘争に参加した。市東さんの耕作地(元小作地)を取り上げるのに、成田航空会社(NAA)と地主は、父親との賃貸契約書類を偽装したのだが、千葉地裁の長谷川裁判長は、NAAの言い分を認めた判決を3/27に出した。嘘と偽造の裁判なので、ANN側は証拠を明示できず、一審のこの判決を出すのに18年間もかかった。判決は、デタラメきわまりないもの。耕作地という場所の賃貸契約が問題になっているのに、賃貸地(耕作地)を特定しないで、「面積によって賃貸借が結ばれた。」というのだ。場所の特定がなければ面積も出ないのに、なんという暴論だ。この判決について、テント裁判もして下さった大口弁護士が集会で説明して下さった。
いつも子ども裁判を傍聴するおじさんが「今日は、裁判はないけれど」と言って通りかかり、「新しいニュースや資料を下さい」と取って行かれた。午後3時過ぎから霧雨が降り出し、雨の中の撤収になった。
◎4月3日(木) (M.U)
小雨の中、Inさん、Yoさんと3人で設営。空が明るいので、雨はやむかと期待したが、一向にやまない。12:30 Kawさんがいつもの「あきらめないせんべい」を持って現れた。おせんべいをいただきながら、雨の中、4人で寒さに耐えながら、この間の出来事などについて話す。Yoさんは、今朝、憲法審査会に出ていたそうだ。3月30日の「令和の百姓一揆」は結構、参加者が集まり盛り上がったようだ。私は寒さに耐えきれなくなり「何よりも地球に悪いもの 、それは原発」のゼッケンを胸に付けて経産省の周りを1周した。14:00近くなると月例国会前行動に参加した方々が立ち寄りはじめる。雨天にもかかわらず国会前には100人以上が集まったという。最初に男性が1人、次に女性が1人立ち寄る。女性はカンパをし、座り込みにも参加してくれた。続いてOkさん、Raさんも加わり、だいぶにぎやかになった。後半担当のSuさんも到着したので、バトンタッチし、私は家路に就いた。
=====添付資料======
・原発週報2025.3.26-4.1.docx 編集:漆原牧久
・テントニュース310号.docx
・「請戸川河口テントひろばニュース」の3月号(第5号)
=====今後の集会・行動等==========
◆4月9日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
◆4月11日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00 主催:経産省前テントひろば 経産省正門前
◎ 経産省前の座り込み行動は、平日:12~16時(月~木)、13~17時(金)、土・日・休日:12 ~15時
========【書籍紹介1】========
◎渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばで販売しています。
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円のところを500円
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5932:250406〕