経産省前脱原発テント座り込み日誌5月15日版

著者: 木村 雅英 : 経産省前テント広場

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年5月15日は、座り込み4,996日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。

核兵器も核発電もやめろ、ガザ虐殺やめろ、沖縄の軍事化糾弾  5月9日(金) (Km)
 国会議員会館前で日本学術会議法反対の抗議行動に参加し、議員面会所で衆議院内閣委員会をテレビで観た後、経産省本館前に降りて、イロハなど前半の人たちからバトンタッチして座込み。久方ぶりに、Syさんと、身体のことやテント維持のことや落合恵子さんNHK「絵本の時間」のことを話す。
 財務省前と文科省前の抗議の声が聞こえる中で、17時に経産省抗議を開始。
Km:3日連続の議員会館前抗議にも拘らず、先ほど日本学術会議の任命拒否をした政府提案の学術会議改悪法案が衆議院内閣委員会で可決された。5月7日(水)の山本義隆さんの講演会に160名以上が参加、好評で動画アップ( 20250507 UPLAN 山本義隆「核発電の根本問題」https://www.youtube.com/watch?v=ImU5vw04_RU )された。続いて、核発電反対や「政府は日本学術会議を支配するな」を加えて、いつものコール。
Skさん:言いたいことが一杯。山本義隆さんの話は、経産省の前進の商工省が軍隊と一緒になって戦争をしてきたこと、今は原子力を悪用し、核発電と核兵器との関係、…を聞いた。鴨下祐也さんから住宅追い出し裁判で多数の傍聴にも拘らず高裁裁判長が地裁判決を認めて、そそくさと退廷、原発事故被害者が加害者である東電や国や福島県が言っているとおりを認めてはならない。井戸川さんの1mSvを越えたら逃げることが決まっていた、5km圏と30km圏で逃げる逃げないがおかしいの発言に共感、裁判が続く。明日、樋口英明さんの講演会を地元亀有でやる。
Km:テントもお世話になった井戸川さんの裁判の判決が7月にある、注目。5月7日には日本原電抗議と東電抗議が行われた。
Yoさん: 山本義隆講演会の折に情報管理問題の集会もあった。本日は安倍国葬糾弾裁判もあり、参加した。軍事化が進む日本を、憲法、歴史、沖縄の専門家が批判。安倍派だった西田昌司参議院議員発言を批判。ガザ虐殺を直ちに止めないといけない。長崎の平和式典にネタニヤフもプーチンも呼んではいけない。
Ksさん: 西田昌司の憲法記念日にひめゆり平和祈念資料館で問題「ひめゆり」発言。自民党県会議員も凍りついたそう。自衛隊迷彩服の増加、沖縄戦を指揮した牛島司令官の「辞世の句」を陸自第15旅団HP掲載と中谷防衛大臣の容認発言など、様々な流れが示すとおり沖縄の軍事化が急速に進み危機感を抱く。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが5月17日(土)に新宿駅東口旧アルタ前で<「復帰』53年を問う 琉球子を戦場(いくさば)にさせない 海も空も土も水もワッタームン!>を開催し集会デモ(14時)と講演会(16時、具志堅隆松さん)をする。是非ご参加を。
Km:先ほど、西田昌司が発言の一部を撤回したとのニュースが報道された。
Heさん:放射能汚染を解決できない関電の原発稼動を止めよう。6月の都議会議員選挙とその後の参議院選挙で、政治の暴走を止めよう。ガザのジェノサイドを国会で議論するべきだ。
Km:ガザ虐殺を止めよう、皆さんもネットを活用して発言して欲しい。残念ながら規制委が泊3号の審査合格を出しパブコメ募集中、こちらにも是非意見を出そう。
Myさん:「座込め、ここへ」を歌う。フードバンク30回目が苦しい、買うお米が無い、黄金の稲穂の日本でなぜ米が無いのか、万一原発事故が起きて汚染したら米が作れない、亡国の政治をやめよう。自然エネルギーにシフトしよう。「これ以上海を汚すな」と「水に流すな」を歌う。
Msさん:山本義隆さんのお話を聞いて、第一次世界大戦後に戦争継続の為に商工省が造られ、戦後の通産省は原子力産業を育てる為にでき、経産省に至る。産業から戦争をできる国造りをするのが、経産省の存在目的ではないかと私は思った。経産省は要りません。
Km:財閥と官僚が軍と一緒になって侵略戦争を進め、戦後も原子力を推進して今に至っている。
Bdさん:7月5日に東海第二再稼動の為の地域学習会をする、予定してほしい。
ワカチアイさん:Rさんの換わりに話す。戦後80年を準備、いい句が出来ている。テントがあった頃、安倍内閣がテントを厳しく管理、テントが始めた学習会のうち川柳会が今も続いている。
Km:学術会議法可決糾弾、ガザ虐殺止めろ、沖縄差別止めろ、西田は首だ、脱原発、核のゴミ増やすな、のコール。
(参加:約30人)

5月10日 (土)    (O・O)
◯ 犠牲の丸投げ
-再稼働の為に、靴に足を合わせろという避難計画-
柏崎刈羽原発の重大事故発生時、 国の計画では5キロ圏の避難に177台、5~30キロ圏で基準値を越えた場合に最大1357台のバスが必要としている。
《何故バスが必要?》国の計画では自家用車での移動が原則だが、雪道のリスクがある。2022年12月には県内で多くの車が立ち往生、柏崎市内では国道8号の約22キロが最大38時間、通行止めになった。
《バスは必要と理解した》だが、共同通信の調査により住民避難に稼働できる新潟県内のバスの台数は134~177台と分かった。国と県は、実際に稼働できる台数を把握していない。内閣府は確保できた台数で往復すると説明する。
《9~10回の往復になるが、被曝するのは内閣府ではない。》共同通信は新潟県バス協会の会員58社にアンケ-トと取材を併用した調査を行った。その結果、回答した41社が保有する1282台の1割強しか避難に使えないと分かった。台数が少ないのは「運転手の被曝の危険性」、深刻な運転手不足により、普段からやりくりが難しいという「運転手の出勤状況の不透明」「バスの予約状況が不透明」などの問題があるためで、運転手の被曝を懸念した12社は0台と回答。17社は状況が不透明として未回答だった。
《「運転手の出勤状況」とは勤務割、シフトのことであろう。いつ起こるか、規模も不明な事故を想定した勤務割など作るのは不可能だし、突然の大幅な変更も無理。24時間連続勤務などを乱発すれば別だが。》国は新潟県内でバスが不足した場合、他県のバス事業社から調達するとしている。だが、その他県では具体的に稼働できる台数が決まっていない。
《いや決められないというべきか。》理由は新潟県と同様で「状況次第」「回答は難しい」「全く分からない」などの回答があった。その中で、福島県バス協会の「運転手を放射線からどう守るのか? 一般の災害よりハ-ドルが高い」、群馬県バス協会の「観光シ-ズンは予約で埋まり、緊急の要請があっても厳しい」という回答は注目に値する。当たり前だが、彼等にも生活がある。新潟県に隣接する山形、福島、群馬、長野、富山の5県の保有台数はそれぞれ524、1820、1096、1637、599の計5676台。
仮に1割の567台が稼働できるとして、新潟県の177台を合わせて744台。1357台には届かない。台数が足りたとしても現場にいつ到着できるのか? 当然渋滞や通行止めが発生している筈だ。国の計画では、バスが不足すれば自衛隊などに協力を要請するとあるが、陸自12旅団(群馬県)の広報担当者は「避難支援の準備はあるが、具体的な計画は公表できない」という。
《まるで行軍将棋の駒だ》県は、国の計画に県内バス会社の保有台数(約1900台)が明記されたことが大事とし「本当に動くかはその時に調整する」とした。ある観光バス会社は現場任せの姿勢を疑問視し「真剣に危機管理意識を持つべきで、ドライバ-を捨て駒にできない」と訴えた。
《県は、国の計画に県内のバス会社の保有台数・・? 信じがたい見解なので何度か読み返してしまった。ぶっつけ本番、やって見なければ分からないということか?》
◯沖縄はいまだに暴風の中
「自分たちが納得できる歴史をつくらないと日本は独立できない」。
歴史をつくる。それは現在と未来に対してであり「つくる」という行為を過去に向ければ、書き換えである。
ノンフィクションライタ-の安田浩一さんは言う「歴史を否定し修正するのは、過去の話を論じているのではなく、それが一定のマ-ケットを動かす現在進行形の話だということを忘れてはならない」。
そうか、ジョ-ジ・オ-ウェルの小説「1984」は、現実を描いていたのだ。

◎5月11日(日) (M島
(参加者:藤原、遠藤、杉山(三里塚)、平野(三里塚)、堀江、はしゆき、峯島)
M島11:55着。F原さんE藤さんは、設営途中で、一息入れていた。鳥に瓦せんべいあげる。ハト8羽、スズメ6羽が集まる。M島が設営を引き継ぐ。 晴れ。薄く雲かかるも、日が差し、暑い。「初夏だねえ」の声。今の時期は、まだ蚊が出ないので、薄着でも心配なくて、嬉しい。各省庁は、まだ鯉のぼりを揚げている。 F食は、酢飯おにぎり、ゆで卵、乳酸菌飲料。酢飯おにぎりは、座り込みメンバーに好評。ポットのお湯の他に、常温の水も用意。
12:30財務省前に、機動隊の指揮官車1台、カマボコ車2台が停車。機動隊20名以上が外務省坂のトラックから鉄柵、カラーコーンを下ろし、歩道に設置している。何やら、財務省抗議イベントがあるらしい。12:40三里塚のS山さんH野さんとH江さんが来る。12:45設営完了。横断幕は歩道側6枚、車道側3枚を設営。のぼり旗は歩道側10本を設営。
12:55機動隊がカマボコ車内で待機。13:00財務省前に公安警察官が3名来る。13:10財務省前に抗議らしき人物集まり始める。機動隊も数名、カマボコ車から出る。13:15 E藤さん帰る。E藤さん「来週はお休み」とのこと。13:20 Hゆきさん、久々に来る。
13:30財務省前に、抗議者が10人ほどになる。抗議者たちが動画配信やマイクスピーカーを準備。13:50約20人の機動隊が、財務省玄関付近で立哨。13:55抗議者たちが何やら話しはじめる。
14:00「財務省解体」の声をあげ、日の丸掲げる。リレートークを始める。経産省側では、いつものキリスト教街宣車のT葉さんが、なかなか来ないので、F原さんが電話をかける。14:05 H江さん帰る。14:30 Rさん来る。アイスキャンデーを差し入れ。Rさん「テント句会の句集本、鋭意製作中」とのこと。
財務省前では、またひとしきり「財務省解体」の声を上げる。14:50 Rさん帰る。財務省前でのトーク続く。結局、T葉さんは来なかった。15:05撤収完了。座り込み総勢7人。

◎5月12日 (月)  (保)
 きょうは午後から雷を伴った雨が降るという天気予報だったので、雨対策をして経産省前に向かった。午前11時5分過ぎに着いた。しかし、そこにはMiさんが待っていた。Miさん「いつもと同じ電車に乗ったが乗り継ぎがスムーズにいき11時前に着いた」とのことだった。
 座り込みグッズを降ろして、2人でセッティングを始めた。慣れてきたのかMiさんの仕事が早かった。午前11時45分にはセッティングを終えることができた。風神雷神図・鶏・牛を経産省の正面入口に据え付けて、その左右に『原発汚染水を海に流すな』、口を真一文字に結んだ女の子、『(原発は)もう懲り懲りゴリラだ』を配置。なかなかの見栄えである。
 早速、反原発ソングを掛けて道行く人々にアピールした。人通りは普段通りと言ったところ。
 いつも午前11時半には到着していた相棒のSaさんが来ないので、心配していたが、12時過ぎに来られたので、ほっとする。しかし「昨日も眠れていない」とのことで、かなり疲れている様子。きょうは18℃と涼しいのに、明日から26℃、しかも湿度が高くなるという天気予報なので、先が思いやられる。Miさんが心配して、自身が飲んでいる薬を、Saさんに渡していた。
 12時20分に目の不自由なHoさんが来られた。 経産省前はきょうも何事もなく平穏に過ぎていく。時折り旧統一協会の宣伝カーが「宗教法人取り消し」の日が近いとの危機感からか、霞が関一帯を走り回っていたが。
 午後3時過ぎに英語講師のAさんが来られ、最後まで参加してくださった。
 そのまま時間が過ぎて終了。目の不自由なHoさんが帰り際に「来週は関西でやる反原発集会に行ってきます」と言って帰られた。残り4名で片付けをして撤収した。
 事務所で一服して、夕方の「防衛省前抗議集会」に参加した。杉田水脈と双璧の西田参議院議員の「ひめゆり学徒隊」誹謗中傷発言で怒り心頭! 我々本土の沖縄軽視が、これを許している。より一層の活動をして行かねばならぬと肝に銘じて帰ってきた。

核燃料サイクルの根本問題 5月13日 (火)   (ishigami )
14時に着くと、Ogさん、Ymさん、Edさん、Hiさんが座っていた。Ymさんの隣に座る。やがて、通行人が一人、立ち止まったので、テントニュースが入ったチラシを差し出した。テントひろば同様に、どこかで福島の事故を扱っているらしい。健闘を祈る。やがて、Asさん来る。Ogさん、Ym さんと先番の方々離脱。Oogさん、昼食から戻る。Hiさん、Edさん、離脱。16時5分前、残り3人で退却準備。Oogさんは離脱。Asさんとふたりで事務所へ。
2025年4月27日、青森県の六ケ所村の負担押し付け「限界」。「核のゴミをこれ以上増やさず、原発と核燃料サイクル政策を止めることが解決策」と、地元の鹿内博県議が主張した。また長崎大の鈴木達治朗教授は、核燃料サイクルに関わる意思決定は国や電力業界、原子力産業などが中心だったとし、今のエネルギー政策は科学的根拠に基づく決定ができていないことが根本問題と強調。核燃料サイクルから脱出する出口として、使用済み核燃料の全量再処理が前提の政策を改め、「直接処分」も視野に入れた法改正のほか、意思決定のプロセスに国民的議論を取り入れることなどを提案する。「政策をやめると損をする人たちがハンドルを握っている状態を変えなくてはいけない。核燃料サイクルの問題は、民主主義の問題だ」としている。
 
5月14日(水)  (TI)
あまり陽ざしも強くなく、過ごしやすい感じだ。マイクの声がする。旧統一教会が文科省に対して「統一教会の解散命令を撤回せよ」という宣伝カーだった。
明治大学生協の弾圧・労組つぶしと長い間、闘っているAさんとBさんが、抗議闘争の帰りに座り込みに寄ってくれて、3月に明治大学が生協労組に、かけてきた弾圧内容を書いたチラシをくれた。
「本学(明治大学)は入学式、卒業式を含め、(生協労組に)今後一切の情宣活動の取りやめを要求する」「情宣活動が継続された場合、制裁金を課す…法的措置を検討する」というものだった。一方的なもので、許せない。
パレスチナの旗の図案のバックを肩から下げた女性が会釈して通り過ぎた。私は自分のバックにつけているバレスチナのバッチを示してエールを交換した。5月15日はパレスチナの「ナクバの日」で、前日の今日、全交は朝から1日をかけて「イスラエル協力企業抗議」をやったそうで、座り込みのところに女性3人が立ち寄ってくれた。
「明日の5/15に、経産省前で足立正生監督たちが、パレスチナ連帯行動をするかどうか」と聞きに来た人がいたが、正確に答えられなかった。すみません。
ヨーカンさんの古くからのお友達が寄ってくれて、終わりまで座り込みをしてくれた。ヨーカンさんとは、六ヶ所の核燃施設建設反対から一緒に闘っているそうだ。「予定した行動について、日にちを間違えてしまって、今日、来てしまったが、今日ではなかった」そうだ。昨日は「市民と国会議員の映画上映会」(参議院議員会館)に行って『決断』を観たそうだ。いろんな話をする。
三里塚闘争裁判の打ち合わせがあったそうで、吉田弁護士や一瀬弁護士が通る。一瀬弁護士は、先日やった「石井暁さんの沖縄問題の集会」の話をした。来週から沖縄に行くと言われた。
午後4時少し前に、木村ゲタさんが寄り、吉岡さんが寄ってくれた。さらにその後、地下鉄の入口から、男性が「汚染水を流すのをやめろ」と叫びながら、通っていった。少し先に行ってから、財務省に向かって「財務省解体」と叫んだ。
いよいよ、撤収となったところで、大問題発生。台車がない。今日は早番のIさんが、自動車で座り込みグッズを運んできたのだが、その際、台車を積み込むのを忘れ、撤去まで、それに気づかなかったわけだ。慌てて、保っちゃんが事務所に台車を取りに行って、撤去となった。やれやれ。今日は賑やかな日だった。

◎5月15日 (木)  (I・K)
快晴で、汗ばむくらいの中、Urさん・ヨーカンさんと3人でセッティング。一本のポールの先が抜けなくて、残念ながら幟を付けられなかったが、何とかバナーを張れてよかった。「世界でいちばん貧しい大統領」と言われた、南米ウルグアイのホセ・ムヒカさんが亡くなった。このニュースがテレビや新聞で報じられたので、テントひろばに5年前に見た彼の映画プログラムを持って行き、色々話した。日本の政治家も、ほんの少しでも、見習って欲しいものだ。
午後1時半頃、JKS47の人が来て祈祷会の準備を始める。「今日はナクバの日なので、パレスチナに連帯して行う」とのことで、パレスチナの旗を沢山、掲げていた。そして、いつもよりたくさんの人がやって来た。クーフィーヤと呼ばれるパレスチナのスカーフを身に着けた人も多かった。芸能の時間で、ビクトル・ハラの「平和に生きる権利」テントひろばバージョンを歌い。原発の集会でコールをしているNaさんが般若心経を唱えた後、経産省に向かって、被ばく労働のことなどを力強く訴えた。
ジェノサイドやめろ!原発反対!など複雑なコール、そして読経など色々盛り沢山だった。Urさんが所用のため、午後2時過ぎに帰ったあと、Ogさんがパレスチナの小旗と日本=パレスチナ・プロジェクトセンターの声明文を持って来たので、後はお任せして、祈祷会の途中で私は帰路につく。

=====添付資料======
・原発週報2025.5.7-5.13 編集:漆原牧久
・テントニュース312号.
(注)テントニュース312号の内容は以下の通り。
1.山本義隆講演会の報告とアンケート感想文の紹介
2.テントひろばから、経産省への申入れ
3.編集後記
4.集会・行動予定

=====今後の集会・行動等==========
◆5月16日(金)経産省前抗議集会   17:00~18:00 主催:経産省前テントひろば 経産省正門前
◎ 経産省前の座り込み行動は、月~木:12時~16時、金:13時~17時、土・日・休日:12時 ~15時
◆5月16日(金)首相官邸前(原発いらない金曜行動) 18:30~19:45
◆5月17日(土)―5月18日(日) 浪江,請戸川河口テントひろば行動
   5月17日8時00分、新橋駅烏森口集合
◆5月21日(水)福島原発被害東京訴訟第2陣 東京地裁103号法廷 10:00~16:30
◆5月21日(水)原子力規制委員会        12:00~13:00
◆5月23日(金)経産省前抗議集会        17:00~18:00
◆5月25日(日)青空川柳句会 (経産省前テントひろば)  12;00―15;00

========【書籍紹介1】========
◎渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばで販売しています。
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円のところを500円

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【経産省前脱原発テントひろばでの座り込み活動について

 経産省前脱原発テントひろば( http://tentohiroba.tumblr.com/ )では、2011年9月11日、脱原発テント設置日から、福島原発事故に関する国(行政府、経産省)の不当行政に抗議して、リレー形式で連綿と座り込み活動を実施しています。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。2016年8月21日未明、経産省前脱原発テントが強制撤去された後も、次のとおり、座り込み活動を実施しています。参加、および、協力ください。

☆経産省前脱原発テント強制撤去後の座り込み活動
・月曜日~木曜日
12時00分~16時00分
・金曜日
13時00分~17時00分、(注)17時00分~18時00分は金曜集会
・土曜日、日曜日(注:日曜日は藤原節男の座り込み当番)
12時00分~15時00分

☆脱原発テント強制撤去までの経緯
 2015年2月26日、国が脱原発テントの撤去を求める訴訟の東京地裁判決があった。被告訴人および、座り込み活動者たちは、経産省空地(ポケットパーク)に、昼夜座り込むことは、憲法21条「表現の自由」で保護される宿営権(The Encampment Rights)の行使、「宿営型表現活動」、デモの一形態であると主張し、また、憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」の規定に保障されている正当な「抵抗権」の行使にあたると主張して、東京高裁に控訴した。しかし、東京高裁で敗訴となり、さらに、最高裁に上告したが、上告棄却となった。それでも、脱原発テントの座り込みを続けた。脱原発テント座り込みの途中、2016年8月21日(日曜日)午前3時、1807日目にして、経産省前脱原発テントは、予告なく、強制撤去されてしまった。座り込み活動支援者たちが集まれない時間帯を狙った前代未聞の強制撤去であった。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5956:250517〕