経産省前脱原発テント座り込み日誌7月18日版

◎都知事選振返り、止めよう東海第二、止めよう核燃料の青森搬出 7月12日(金)

文科省前の抗議行動が終わってトラメガ到着、<脱原発、再稼動反対、運転延長反対、核ゴミ増やすな、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、…>コールで抗議行動を開始。都知事選を振り返り、都議補選で自民党が大敗し八王子でも萩生田が推す議員候補が大差で敗北が希望。若い人たちへ伝えることを考えよう、中高生は聞いてくれるが…。
白倉さんが、選挙に関して娘など若い人たちは誰が適切か分からないと言っていた、年寄りは志を曲げずに伝えよう、大石さんを迎えた集会と区長と区議会への請願署名を紹介し東海第二を廃炉にすべき老朽被災原発であることを説明。
乱さんが、3.11は終わっていない、小児甲状腺問題が続いている、水俣・足尾銅山と同様、賠償するべき、犯罪的で愚かで次の世代にまで付けを残す戦争・原発・差別を止めよう。軍拡も沖縄の問題にも皆が無関心、現実を変えよう、都知事選は私たちに大きな宿題を残した。共に頑張ろう。
K.Mが沖縄県議選前の米兵暴行隠し、都知事選中の横田基地からのPFAS漏れ問題隠し、メディアの劣化に怒り。

守屋さんが、先々週に具志堅隆松の映画「骨を掘る男」を観た、沖縄戦で犠牲になった人の遺骨を辺野古の埋立に使うなんてあまりにひどい。一番の問題は自民党政治家や官僚に人の心が無いことではないかと訴え「座込め、ここへ」を歌い、未来世代のことを考えようと訴え「水に流すな」を歌う。

K.Mが、青森で住民説明会や柏崎刈羽からの使用済核燃料問題の紹介とともに、拙文<嘘と札束で青森の地域の長を騙すな~第2回「青森県・立地地域等と原子力施設共生の将来像に関する共創会議」を観て~>を紹介。
堀江さんが、ガザ地域が深刻だと述べ停戦を求め、ドローンを含めた核技術を批判、原子力発電や最終処分場探しをしている経産省を批判。都知事選を振返り、核兵器にも繋がる原子力発電を止めようと訴えた。次の衆議院選挙でがんばろう。
坂東さんが、過去からの都知事選を振り返ったあと、7月13日(土)の大石さんと山崎久隆さんの東海第二の集会の案内。20日のテルルの危険の講演会の案内。

K.Mが、7月24日と31日の水曜に東海第二の抗議行動の予告、柏崎刈羽の使用済み核燃料を青森に輸送することについての7月30日院内ヒアリング集会の予告。10日の原子力規制委員会定例会議で試験片の扱いを議論、都知事選の教訓を生かそう。若木さんが、大間原発の裁判報告集会を9月3日に予定、7月31日に大MAGROCK/第16回大間原発反対現地集会あり。
雨が激しくなった中で、ガザを世界が止められないことを嘆き、「NOWAR、NONUKES、脱原発、再稼動反対、…」を経産省に向かって訴えて終わる。
激しい雨の中で、イロハネットの方が片付けのセットをしてくれ、峯島さんと運んだ。 (K.M)

◎何を見るのか大事になってきた   7月13日(土)

◯守る
法を守らない(業者との癒着・不正受給)、人権・尊厳を守らない(パワハラ・セクハラ)、命を守らない(海自ヘリ衝突事故)。
防衛省・自衛隊だけではない。そもそも政府自体が守っていない。結果を処罰しただけでは原因はなくならない。
◯私はどちらを見ているか
2001年にアフガニスタンでタ-リバンが世界遺産の遺跡を爆破した。世界が避難を浴びせた。イランの映画監督モフセン・マフマルバフ氏は、「あなたが月を指させば、愚か者はその指を見ている」という中国の諺を引いて、破壊された大仏ではなく、困窮するアフガニスタンの人びとをこそ見てほしいと訴えた。
当時、繰り返しテレビに映る爆破の映像を何度も見たが、私は愚か者だった。指しか見ていなかった。
(O・O)

◎鳴き始めたセミのこえに夏を実感した 7月15日(月・祝)

きょうは月曜日だが祝日(海の日)なので霞が関一帯はどの省庁も国旗が掲揚されていて工事はやっていないので経産省前・隣の環境省も実に静か。観光客もまばらである。

おまけに最近では珍しい程の気温の低さ(30℃)で風も吹いていてそれが実に心地よい。睡眠時間が4時間半の日が続いている私としてはあまりの気持の良さについつい睡魔に襲われるほどである。バナーとのぼり旗のセッティングを終えて一段落していたら経産省の樹々の方からセミが鳴き始めた。夏を実感した。

天気予報では午後から雨が降るとの事だったが降られなかった。スマホで確認したらいつの間にか雨マークが消えて曇りに変わっていた。日本はのんびりとした休日であったが太平洋を隔てた米国ではトランプが20才の青年に銃撃されて大騒ぎである。銃社会の米国での事なので「またか!」というのが率直な感想。これでトランプへの同情が集まりバイデンに対する撤退圧力が強まるとの観測。誰が仕組んだのか⁈銃撃した青年は警察によって射殺されてしまったので「死人に口なし」状況。銃撃した青年は共和党員でありながら民主党に15ドル献金していたとの事。この矛盾した行動を私には理解できない。今後のニュースを注視していきたい。(保)

◎アメリカ大領領選挙はどうなるのか  7月16日(火)

今朝のテレビ報道では、アメリカ大統領選挙に立候補を予定しているトランプ氏を20歳の青年クルックスが銃撃し、その彼は単独犯だと報じられていた。しかし、裏で警備に詳しい何ものかがクルックスに入れ知恵しなければ、発砲まで至らなかったと言われている。誰が背後にいたのか、クルックスのスマホの履歴を見ればわかるかもしれない。だがFBIは、押収したクルックスのスマホのセキュリティを解除できず苦戦しているという。

11時前に事務所で印刷を始めたが、片面終わったところで故障した。12時に経産省前ではEさんが来て待っていてくれた。いつものB氏がやってきて、日本における安倍元首相の殺害では、日本のマスコミは、殺されたのは安倍や自民党自身が悪いという論調一色になった。そして今回の米国でも、民主党側からは銃撃されたのはトランプ自身が悪いんだという論調が出かかったという。私には、ギャンブラーのトランプが仕掛けた演技だろうと思っていた。

しかし、バイデンからマスコミまで、民主党側がトランプは最大の脅威だと言っていったことの方が大きな問題だ、民主党側が負けている、その民主党支配の米国政治はダイナミズムがあって面白いというのは、田中宇のネットでの評論。1時過ぎに経産省前の歩道は、急な雨が降って傘を持たないで食事に出た職員が濡れて庁舎に戻って来る。2時過ぎに事務所に戻ると、印刷機メーカー修理担当が見に来てくれた。回転ドラムのギアを固定するネジが緩んでしまい、用紙が詰まったときに、再稼働できなくなる症状で、回転速度を高くしないで稼働するようにと注意を頂きました。(EO)

◎わたしたが頑張るほかない  7月17日(水)

暑い。温度計は34度。座り込みを始めてすぐ、井戸川裁判を傍聴してきたFさんが寄ってくれた。井戸川裁判は「民をだまし大地と海を汚した東電と政府の責任を問う」と元双葉町町長の井戸川さんの裁判。

Fさんは子ども裁判も傍聴している元都立高校の教員。都知事選について、八王子の都議補選で萩生田自民党が落ちてよかったと言っていた。石丸がとんだヤツだということで一致した。結論は私たちが頑張らねばということ。Fさんはカンパをてくれて帰られた。当番と常連のAnさんだけだったが、やり抜いていることが大事だ。 (T・I)

◎訴訟被告の陳述書を目にして   7月18日(木)

Inさん、Yoさんと3人で設営。日差しが強く猛烈な暑さだ。日の丸君が代裁判の傍聴に来たKaさんともう一人の方が昼休みに寄って下さった。自転車に乗った男性が「ビラないですか?」と言ってチラシセットを受け取って行った。その後Fuさん、Okさん、Waさんが参加。みなさん午前中、東京都による避難住宅追い出し訴訟を傍聴していたという。仕事で近くに来たというYoshさんが車で立ち寄り、カンパをくださった。他にも通りかかった女性2人からもカンパをいただき、今日は大実入りだ。

14:20 過ぎ、後半担当のSuさん、Taさんが参加。Okさんからいただいた、避難住宅追い出し訴訟の被告鴨下祐也さんの意見陳述書を読んでいたら涙があふれて来た。以下はその一節。

「多くの公害訴訟において、国が病と原因との因果関係を認めるまでには、長い年月の争いがありました。 今、私たちが実感している多くの健康被害を政府が認めていないとしても、遺伝子を直接傷つける放射性物質が有害であることに、争いは無いはずです。福島原発事故由来の放射能汚染が元通りになるまで生きられる人間は、今、この場に一人もいません。つまり今、生きている私たちは誰一人、その被害の全てを見届けることはできないのです。
ですから、その間の被害を最小に留めるためにも、放射能汚染からの避難を求める人たちから、家を奪わないでください。
この裁判では、私だけが被告として訴えられましたが、今も怯えて暮らしている避難者たちは皆、この裁判の行方を、固唾を飲んで見守っています。
原発事故さえなければ、必要のなかった避難、味わうことのなかった恐怖は、今日も続いているのです。
裁判長、どうか私たちをこの歪みと理不尽から救ってください。」

時間になり、Waさん、Suさん、Taさんと4人で撤収し、4695日目の抗議を終えた。(M.U)

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◆7月24日(水) 原子力規制委員会抗議 午後12時から
◆7月26日
(金) 17時~18時  経産省前抗議集会(毎週)
経産省前テントひろば経産省正門 ◎経産省前の座り込み行動は、平日:12~16 時(月 ~木)、13~17時(金) 土・日・休日:12~15時
◆7月26日
(金)原発いらない金曜行動 首相官邸前 18時30分
◆7月28日(日)脱原発青空川柳句会   午後12時~
   選者:乱鬼龍 場所:経産省前テントひろば
◆7月30日
(火)月例祈祷会「死者の裁き」 午後2時30分より
◆7月30日(火)14時30分~ 18時00分
【院内ヒアリング集会】福島は終わっていない、東電の横暴を許すな、核燃料を青森に輸送するな

 

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5297:240721〕