経産省前脱原発テント座り込み日誌7月24日版

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年7月24日は、座り込み5,066日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。

7月18日(金) 参議院選挙、戦争にも核発電にも反対する党・人に投票しよう (Km)
17時少し前、Ssさんの歌「原発じゃ明日はない」と「原子力発電NO!」で抗議行動を開始。
Km:古賀茂明さんのAERA記事<なぜか「台湾有事」をどの政党も口にしない異常事態…参院選は隠れた「戦争絶対反対派」の政治家を発掘して当選させよ>を紹介。外交安全保障についてはっきりしているのは、共産党・れいわ・社民だけ、台湾有事は日本有事ではない。日本を戦争に巻き込ませない党・人を選ぼう。
コール<脱原発、再稼動反対、運転延長反対、核ゴミ増やすな、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ、…>
Ktさん:経産省の皆さん、そう遠くない過去を忘れちゃったんですか? 2011年3月11日に何が起こったのか、現在どうなっているか、多くの人・広範囲の人に迷惑をかけた。コール<経産省よ恥を知れ、フクイチ事故はどうなってる、原子力亡者恥を知れ、もういい加減に目を覚ませ、答はひとつ脱原発、答はひとつ核廃絶>
アメリカで福島から来たんだよと言ったら、今でも大変だろうとさめざめと泣きだした。
Km:こんな状況で東電が柏崎刈羽を動かすなんて、とんでもない。
Ouさん:2年前の高浜現地抗議行動で読まれた詩「人間と動物の境」を読む。      <我々は動物ではない/関電から電気を買っている/大事なお客様じゃないか/あくどい商人ですら/金儲けの為ならどんな客とて/表向きは丁寧に扱うと聞いている/汚い電気を高く買ってくれる/有りがたいお客様じゃないか//我々は犯罪者ではない/鍵のかけられた/有志鉄線の内側に/動物のように押し込まれ/再稼働の抗議文を読み上げる/渇きに耐え屈辱に耐えたその声は/摂氏38度の熱射に焼かれても/実に清らかだった//その時一人の女性が/「ふるさと」を歌い出した/どこからともなく繋がり広がり/全体の唱和となった/みんなのあえぎが歌に変わった/ふるさとを(原発で)失くした私は/蝉時雨に紛れるようにして泣いた>
Heさん:美浜で行われた集会でも老朽化した原発を絶対に廃炉にと確認。なぜ原発の廃炉の必要性が経産省に分らないのか? 共に闘おう。
Km:排外主義の広がりが心配。本日18時半から首相官邸前で「原発いらない金曜行動」があり、樋口英明さんのメッセージが読み上げられる。
Skさん:経産省のみなさん、私たちはこの14年間、原発はいらない・原発を無くそうとここで訴えている。原発の電気は1ワットもいらない、柏崎刈羽は東京の私たちの為の電気をおくる原発。能登半島地震で起こった海底地すべりが心配、排外政党には絶対に投票しない様に。
Myさん:「あったかフードバンク大泉」ちらしを配付。14年前東日本大震災が起きた時、世界中の国々が日本の出来事に心を痛め支援をしてくれた。排外主義の政党に投票しないようにと訴え、「座込め、ここへ」と「ああ、福島」を歌う。
Km:本年9月11日には大きな行動を計画している。
Yoさん:福島第一原発がどうなっているのか、この暑い中、防護服を着て作業をしている。とにかく先が見えるように国が報告するべき。アメリカファーストも日本人ファーストも、自分の国が第一番だという国が一杯出てきたら世界はどうなるか。戦争ではみんな自分の国が大事だ大事だと言っている。戦争に反対しよう。
Ksさん:沖縄地上戦から80年、この1,2年で世の中の空気が変わってきた。有事の折には、人口1700人の与那国島や5万人の石垣島から九州に避難させる話が出ている。住民が居られないような状況を創り出してはいけない。一旦、島から出たら住んでいたところがどうなるのか? 日本の軍事強化の影響が与那国島に端的に出ている。戦争に反対する声をあげよう。
Hoさん:原発問題が参議院選挙の争点になっていない。参政党の政策はファッション先行で支離滅裂。選挙後に内閣がどうなるか? 皆さん、選挙に行きましょう。
Rnさん:皆さん、選挙に行きましょう。参政党がどうの、消費税がどうのと言っているが、原発は限りなく危ない世界。民族排外主義は戦争への道。日本の歴史を知らない日本人が危険。
Km:コール<脱原発、再稼動反対、核ゴミ増やすな、戦争反対、命を守れ、地球を守れ、未来を守れ。

7月19日 (土)  (O・O)
◯ファ-ストの行方
確か、「不幸な人がいる限り、私は幸福になれない」という意味の言葉を書いたのは、宮沢賢治だったと思う。
一方で、自身の幸福のために不幸な他人が必要であり、他人を不幸にすることで自分の幸福を求める人々がいる。
でも、この社会が「◯◯ファ-スト」だけになったとしても、差別・排除に終わりはない。椅子取りゲ-ムのように椅子が次々と減ってゆくだけだ。2025年7月20日に、社会の方向性が決まる。

7月20日 (日)  青空川柳句会および、ヴァイオリニスト黒沼ユリ子さんとメキシコで黒沼ユリ子さんの絵本の出版に関わっている方の来訪 (S.E.)
12時より脱原発テントひろば青空川柳句会が開催されました。真夏の強い日差しが照り付けるため、木陰に集まって座る一日でした。14時半頃、ヴァイオリニストの黒沼ユリ子さんとメキシコで黒沼ユリ子さんの絵本の出版に関わっている方がご夫婦でいらっしゃいました。
黒沼ユリ子さん作、画を黒沼ユリ子さんが小学校のときに図工の先生だった方が描いた絵本「ゆびのこと、しってる?」「あめさん、おみずさん、ありがと~!」「あるき・にすと?アルピニスト?」(いずれも冨山房インターナショナル刊)のお話をお聞きしました。これらの絵本は、メキシコではスペイン語のほか少数民族それぞれの言語で出版され、先日メキシコの新聞でも大きく紹介されたそうです。(投稿1を参照ください)
今回の川柳句会参加者は7名。席題は「一票」「未来」14時35分投句締め切り、入選者の発表、披講となりました。黒沼ユリ子さんとメキシコのご友人たちは、入選句が発表され、作者が賞品を受け取る披講の様子を興味深げにご覧になっていました。
入選句は以下の通りです。
「一票」の特選
・平和の世 守りぬくかな 我が一票 - 幸柳
「一票」の秀句
・追いつめられ 見えて来たぞ この一票 - 海の民
・祈りつつ この一票よ 国会に - 芒野
・エンタメへの 一票自分の 首を締め - ふ64
・反原発 となえる人の 名書く一票 - 乾草
・この一票 ヘイトヘイトの 参政党 - あいこ
「未来」の特選
・AIに 地球の未来 乗っ取られ - 乾草
「未来」の秀句
・誰でもが 未来ファースト 共に生き - 海の民
・この子らに 未来を語る この授業 - あいこ
・気候危機 未来あるかと 子らの問ふ - 幸柳
・地震学 巫女も未来を 語ります - 原子力ガリレオ
・自分だけ 良ければ良しに 未来なし - 芒野
次回の脱原発テントひろば青空川柳句会は8月17(日)12時より開催いたします。是非ご参加ください。

7月21日 (月)  (保)
 きょうは月曜日だが「海の日」ということで休日。世間的には3連休の最終日なので、電車やバスは空いているだろうと思っていたら、新宿や六本木などは、いつもと変わらないほど混んでいた。
 事務所に着いたのは午前10時15分過ぎ。きょうは午後3時までなので、バナーは大きなもの3枚だけにしようとチェックしたら、風神雷神図がないので、きのうの当番のドン・キホーテ氏が軽四から降ろし忘れたのかと思い、電話した。そうしたら「机の上に置いてある」とのこと。よく見たら、奥の方に酒の箱の横に置いてあるのを確認した。まだ、使う日(大間でのオオマグロックツァー)まで、1週間あるので、既に用意されているとは思いませんでした。そこで大きなバナー2枚と女の子バナー2枚を用意した。
 きょうも太陽がギラギラしていたので、途中の業務スーパーで氷を2㎏買って、氷水を4㎏作った。台車にグッズを積み終えたのが午前10時50分。少し早いが、Miさんが涼んでいるはずのビルの木陰に向かった。案の定、Miさんは涼んでいたので、声をかけたら「少し涼んで行きましょう」と言われるので、午前11時半までお喋りをした。
 経産省前に着いてセッティングを終えたのは、ちょうど12時。直ぐに反原発ソングを掛けた。急いでパラソルを組み立てて、その下に入って、氷水をコップ3杯飲んで、ひと息ついた。
 事務所の前に観光客で賑わっている喫茶店がある。3年ぐらい前にネットで拡散されて観光客には「聖地」となっているほど人気がある。日本では休日でも、観光客には関係ない。きょうも、休日とは知らない観光客が喫茶店に来ていたので「ジャパニーズホリデー」と声を掛けて納得してもらった。これだけ、観光客が来てくれるのだから、ネットで知らせてあげればいいといつも思うのだが、喫茶店店主はそういう事には無頓着である。
 休日なので経産省前を通る人は多くない。この暑いなかでもランニングをしている人が幾人かあったのが、目を引いたぐらいである。
 のんびりしていたらLGBTQのNさんが、午後2時過ぎに来られた。久し振りの再会である。ここで2時半にℍさんと待ち合わせしているとのこと。あまりの暑さに地下鉄の方に行かれた。その直ぐ後にℍさんが来られた。Nさんも直ぐに戻って来られたところで、3人で四方山話。気付いたら午後3時。皆で片付けて事務所に撤収。小一時間、体を休めるついでに、2人が机の下をが片付け始めたので、私はテントニュースのチェックをして家路についた。

7月23日(水)  (高木)
今日は猛烈な暑さ。北海道は39℃とかの予報。当番のIさんはペットボトルを氷にしたものを持ってきてくれる。雀も鳩も来ないだろうと思っていたら、足の不自由な鳩が来て、Iさんの周りから離れないので、Iさんがオセンベをやると「むさぼり喰う」状態だった。オセンベを食べてから、どっかに飛んで行った。
朝日新聞も、東京新聞も、関西電力が美浜原発の敷地内に新原発を建設するための準備を始めるという記者会見をした記事が1面トップだった。関電は「半導体工場やデータセンターに巨大な電力が必要になるから、それに備える。GXで原発の新増設が方針化したので」と言った。確かに、参院選挙結果、自公は少数与党になったけれど、原発推進の国民民主や参政党などが議席を増やしたので「チャンスは今だ」ということだろう。
通りがかりの女性が「暑いですからお体にお気をつけなさいませ」と声をかけてくれた。毎週水曜日の昼に外務省前で「イスラエルのガザ攻撃をやめさせよ」と抗議をしているという女性が寄ってくれた。自分(たち)だけでやってるようで「今日は3人だった」と言っていた。頭が下がる。
規制委員会抗議からヨーカンさんと木村さんが回ってきてくれた。ヨーカンさんは少し休んで帰られた。木村さんは終わりまでいてくれた。保っちゃんと選挙の総括その他をしていた。Anさんも来られた。当番5人はまあ元気。
金曜日当番のSさんが、土日に開かれる「大間原発建設やめろ」の「大間グロック」集会に持っていく土屋さんが作ってくれたバナー(土屋さんも宮城県から参加)や売り物のテント焼酎などをとりに事務所に来たと座り込みの方にも寄ってくれた。片付け寸前に元都立高校教員のFさんが寄ってくれてカンパをしてくれる。今日は東京外環道訴訟の裁判の傍聴で来たそうだ。
やらなければならないことばかりだ。

7月24日(木) (M.U)
Inさん、Yoさん、それにゲスト参加のKoさんと4人で設営。うだるような暑さだ。猛暑続きで大変だという話から、気候変動説の起源の話になる。地球温暖化が世界で問題にされ始めたのは、ジェームズ・ハンセンというNASA所属の科学者が1988年にアメリカ上院で「最近の異常気象、とりわけ暑い気象が地球温暖化と関係していることは99%の確率で正しい」と証言したことがきっかけだ。この人物は熱心な原発推進論者だ。1989年に国連で気候変動対策を訴えたイギリスのサッチャー首相もCO2削減のために原発が有効だと主張していた。このように気候変動説は原発推進と一体のものだ。気候変動説を支持するNGOや研究者にも原発に反対している人がいるから無関係だと説く論者もいるが、その論者は気候変動説普及の最大の功労者ジェームズ・ハンセンが原発推進論者だという事実を無視している。…と私はみなさんに説明した。12:25 Kaさんがいつもの「あきらめないせんべい」を持参して参加した。朝摘みのミニトマトもお裾分けしてくださり、みんなでおいしくいただく。14:00 Okさん到着。女子5人が揃った記念写真を撮った後、腹ごなしに経産省の周りを1周して戻ると裁判の傍聴帰りのFさんが参加していた。今日はリニア裁判を傍聴していたそうだ。「この後、支援集会に行く」という去り際に、いつものようにカンパをくださった。14:55 Suさん到着。頭上ではミンミンゼミが元気に鳴いている。終了間際に通りかかった女性が「頑張ってください」と言ってカンパを入れてくださった。Suさんと2人で撤収し、5066日目の抗議を終えた。

========投稿1==========
[芒野さんが黒沼ユリ子さんと絵本について調べたメール]
インターネットで黒沼ユリ子さんと絵本について調べてみました。
◆2021年の産経新聞の記事に絵本の事が描かれていましたのでお知らせします。
https://www.sankei.com/article/20210913-RZIWEJ5L4JL4NEYR3SGS7BOT3M/
◆黒沼さんの絵本の出版社サイト
https://www.fuzambo-intl.com/category/%e8%91%97%e8%80%85/%e3%81%8f/%e9%bb%92%e6%b2%bc%e3%80%80%e3%83%a6%e3%83%aa%e5%ad%90%e3%80%80/
◆メキシコの記事 
黒沼さんの少数民族語の取り組みと、昨日いらしたレネ・サリナスさんの事も書かれていました。
https://reportelobby.info/instituciones/2025/06/05/yuriko-kuronuma-impulsa-la-paz-desde-la-infancia-con-su-nueva-coleccion-traducida-al-raramuri/
スペイン語なのでGoogle翻訳にて簡易翻訳しました。以下の通りです。長いですが、ご参考まで。
◎黒沼百合子さんは、ララムーリ語に翻訳された新著を通して、幼少期からの平和を訴えています。
グスタボ・ミランダ・ジャコメ / 6月25日 午前0時05分
芸術に捧げた人生を、理解と平和の架け橋へと変えることを決意する時、どんな日も転機となることがあります。黒沼ユリコさんの物語はその好例です。1962年からメキシコと深い繋がりを持つこの日本人ヴァイオリニストは、新たな一歩を踏み出しました。スペイン語とシエラ・タラウマラの先住民語であるララムリ語に翻訳された児童書集『Despierta Paz(平和への願い)』を発表したのです。
黒沼ユリコさんのストーリーの全容とビジョンを理解するには、この記事を読み進めてください。黒沼ユリコさんは、幼少期から調和を築くための作品を発表しています。
デスピエルタ・パス・コレクションは、芸術と読書を通して平和文化を促進することを目的とした3冊の本で構成されています。
指について何を知っていますか?
雨さん、水さん、ありがとう!
ハイキング?それとも登山?
それぞれの本には、アーティスト、大西三郎によるイラストが添えられており、感情を刺激し、感受性を目覚めさせ、調和のとれた共存を想像できる読者を育てるように設計された物語が展開されます。黒沼ゆり子にとって、子供時代はより公正な社会を築くための重要なポイントです。
彼女はこう述べています。「芸術は人の心を変えることができます。そこからすべてが生まれます。」この確信が、3冊の本をスペイン語だけでなくララモリ語にも翻訳するという彼女の決断を支えています。こうして、先住民コミュニティの子どもたちは、母語で意義深いコンテンツにアクセスできるようになります。
このプロセスの一環として、黒沼ユリコ氏はララモリ語のコミュニティを複数訪問しました。そこで、500人以上の参加者に自ら本を手渡し、メッセージを伝えました。
教育学科の学生60名
コミュニティ教師145名
中学生150名
高校生60名
小学生80名
幼稚園児50名
さらに、この取り組みは地域に根ざした地元ラジオ局で放送されました。これにより、平和と読書のメッセージがシエラネバダ山脈の他の地域やチワワ市に広まりました。
◎黒沼百合子:芸術、教育、そして文化理解に捧げた人生
黒沼百合子は1962年にメキシコに渡りました。この国との出会いは、彼女の音楽家としてのキャリアだけでなく、世界を理解する方法をも形作りました。彼女の最も印象的な言葉の一つに、「メキシコで、私は世界を理解した」という言葉があります。
それ以来、彼女は50年以上にわたり、次世代の音楽家の育成と日本とメキシコの文化交流の促進に尽力してきました。メキシコシティに黒沼百合子アカデミーを設立し、ヴァイオリンをはじめとする弦楽器の指導を行いました。
カルロス・チャベスやエドゥアルド・マタといった著名な指揮者の指揮の下、メキシコ屈指のオーケストラのコンサートにも参加しました。その功績により、1977年にはアギラ・デ・トラテロルコ勲章、1986年にはメキシコ・アステカ鷲勲章など、数々の公式賞を受賞しました。
日本に帰国した後も、彼女はメキシコを決して一人きりで去りませんでした。彼の現在の仕事は、言語、文化、世代の間に橋を架けるという世界的な取り組みを反映しています
◎黒沼ユリコ氏の児童書コレクションがララモリ語とスペイン語での読書を促進
マエストラ・ユリコ氏は、デスピエルタ・パス(Despierta Paz)と共同で、「アーティストのように読書し、平和を呼び覚ます」プロジェクトの一環として出版プロジェクトを立ち上げました。この取り組みは、デスピエルタPASSの創設者であるレネ・サリナス氏との共同開発です。
目標は2つの柱に焦点を当てています。
✔ 読書を通して平和文化を促進する
✔ スペイン語とララモリ語での学習を強化する
シエラ・タラウマラ高原ではすでに試験運用が開始されており、他の地域やより多くの言語での展開を目指しています。具体的な実施内容としては、8月に実施される専門研修で、参加者は日常生活において本を読書ツールとして活用する方法を学びます。
参加者は6ヶ月間、教材と定性的な評価を受け、個人レベルとコミュニティレベルにおける効果を観察します。黒沼ユリコの言葉を借りれば、「平和は学ぶものです。読み解かなければ、理解することはできません。」
◎変革のためのツールとしての芸術
黒沼ユリコ氏のコレクションは、異文化の視点から、教育と読書への平等なアクセスを提供することを目指しています。それぞれの本は、子どもたちが周囲の環境に疑問を持ち、想像し、つながることを促すようにデザインされています。
「指について何を知っている?」では、読者は手がつながりと協力の象徴として果たす役割を探ります。「雨さん、水さん、ありがとう!」では、自然は子どもたちと対話する生き物として描かれています。「ハイカー?それとも登山家?」では、個人と集団の道の大切さが取り上げられています。
これらの物語は、単に物語を語るだけでなく、教える力も持っています。黒沼ユリコ氏は、これらの物語を教育的かつ感情的な資源と捉えています。だからこそ、彼女はこれらの物語をララモリのコミュニティの教室、家庭、耳、そして心に直接届けることを選んだのです。
◎広がるプロジェクト
この出版プロジェクトは、将来的に他の先住民族言語や外国語への翻訳も視野に入れています。こうして黒沼百合子は、すべての子どもが感情的に意義深く、文化と繋がりのある教育を受ける権利を持つ世界というビジョンを広げています。
さらに、このコレクションの発表には、朗読と音楽のひとときも含まれています。このイベントは、すべてのページに込められたハーモニーのメッセージを強化し、読書のプロセスに感覚的な体験を加えることを目指しています。
黒沼百合子は、地域、音、そして言葉を結びつけ続けています。日本を拠点に、彼女は人文主義的なアプローチで教育プロジェクトを推進し続けています。彼女の遺産はヴァイオリンと舞台を超え、今日、書籍、先住民族言語、そして世界を変えるために読書をする人々の心に刻まれています。

=====添付資料(添付省略)======
・原発週報2025.7.16-7.22.docx 編集:漆原牧久
・請戸川河口テントひろばニュースレター第5号
・テントニュース317号.docx
(注)テントニュース317号の内容は以下です。
1. 自民公明で過半数を割る 野党の再編どうなるか? 2025年参議院選挙の結果
2. 青空川柳句会、ヴァイオリニスト黒沼ユリ子さんとメキシコで黒沼ユリ子さんの
絵本の出版に関わっている方が経産省前テントひろばを来訪
3. いま、吉本隆明を問う 生誕100年祭記録集発売のお知らせ
4. ご案内 レイバー映画祭へ!!
5.本格焼酎「脱原発no nukes」を販売します!
6. 集会・行動予定
次号318号のニュースは、8月26日発行の予定です
ニュース編集委員会:大賀

=====今後の集会・行動等==========
7月30日(水)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)判決 東京地裁103号法廷 10;30〜
         報告集会 衆議院第二会館(第一会議室)11:30〜
7月30日(水)原子力規制委員会前  12:00~13:00
8月1日(金)経産省前抗議集会     17:00~18:00
8月6日(水)原子力規制委員会前   12:00~13:00
8月6日(水)日本原電本店前抗議      17:00~18:00  
東京電力本店前抗議 18:45~19:45
◆8月8日(金)経産省前抗議集会    17:00~18:00
主催:経産省前テントひろば 経産省正門前
経産省前の座り込み行動は、月~木:12時~16時、金:13時~17時、土・日・休日:12時 ~15時
≪経産省前テントひろば≫ ℡ 070-6473-1947 〒105-0003 港区西新橋 1-21-8 新虎ビル
◆ 請戸川河口テントひろばサマーキャンプ 8月9日(土)~8月11日(月)

========【書籍紹介1】========
◎渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばで販売しています。
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円のところを500円

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5994:250726〕