◎ デブリ取出しミス、東電に原発動かす資格無し、原発動かす必要無し! 8月30日(金)
台風10号の暴風被害報道を聞き、雨足激しい中をチャリで駅に到着。ところが「規定雨量を超えたから」と京王線支線が運休。40分待って、やっと徐行運転開始。経産省には大幅遅れで到着。何と霞ヶ関は曇り空で雨は上がっていた。
山本さんの応援でトラメガ電池を刷新して抗議行動を開始。浪江町出身の三原由紀子さんの短歌集から<脱原発デモに行ったと「ミクシィ」に書けば誰かを傷つけたようだ>を詠み、大声で<脱原発、再稼動反対、老朽原発動かすな、…>コール。
私(K.M)から、20日の原子力小委員会で原子力発電の為に国民に金を出させる話が出たことを糾弾、電力自由化は何だったのか? 脱原発ドイツと日本との教育の差、核分裂でお湯を沸かす愚かな装置を止めよう、経産省に抗議・申入書を投函。白倉さんが、8月24日水戸市の東海第二再稼動反対集会デモを報告、欠陥工事、原電は1ワットも発電していない、電気料金加算、屋内避難不可、東京に避難計画無し、…。
Taさんが、この日の放射能拡散に反対する院内ヒアリング集会の報告、環境省と交渉、「皆さんにご理解を頂く為の費用」2億円の無駄。新宿も所沢も反対。堀江さんが、福井の使用済み核燃料をフランスに持って行くなど馬鹿げている。
平岡さんが、東電のデブリ除去作業の失敗、汚染水問題、原発事故で何十年、核ゴミ処理する場所無し、自民党総裁選や立憲民主党の党首選では原発にちゃんと明確なことを言う人が居ない、私たちがやっていることは正しい。
私(K.M)から、東電管内は昨年も今年も猛暑を原発無しで過ごした、東電がそれを認めた、柏崎刈羽を動かす必要無し、「化学」に東電は反論できず、漁協も「海洋放出」に反対している。守屋さんが、全国でお米が足りなくなっていることを憂い「座込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
乱さんが、東電のデブリ取出しミス問題、下請け孫請け問題、ゼネコン・三菱重工問題、戦争中の日本、統治能力・政権担当能力欠如、日本は本当に滅びてしまうと論じ、9月11日(水)14時~行動に集結を。
若木さんが、9月2日(月)大間原発裁判と報告集会の案内。タンポポ舎坂東さんが、集会案内と9月30日JCO臨界事故抗議行動の案内。<脱原発、核ゴミ増やすな、末代に迷惑をかけるな、…>コールで終了。峰島さんと片付け、はしゆきさん制作の梅酒で一杯。(K.M)
◎ どこにも救いの道は見えないが 8月31日(土)
・ガラスの厚い日
防弾ガラスに囲まれた屋外演説。勿論「ガラスの天井」に対抗したのではなく、一度狙撃されている以上、身を守るのはあまりに当然のことだ。 だが、防弾ガラス越しに悪口を連呼するなら、空威張りだけがウケるコミックショ-だ。
・胸が張り裂ける思い
イスラエルと、それを支援する米国が引き起こしたガザの惨状へのハリスの発言は、「口先だけ」。殺戮と破壊の当事者であることを認めない姿勢はオバマの広島での演説と同じく他人事だ。今までに幾度もあったイスラエルのガザ侵攻の期間は3~6カ月だったが、今回は10カ月を超えようとしている。健やかに育つ筈だった新生児、餓死する子供、埋葬出来ない遺体。それらはイスラエルの「自衛行為」が引き起こしたことだ。イスラエルの「自衛」の矛先は、これから生まれてくる命、埋葬さえ出来ない亡骸にも向けられている。これは正当防衛などと呼べるものではない。カマラ・ハリス。植民地にされた国をルーツに持つ貴女は言った。「イスラエルの自衛権を常に擁護する」と。それはガザを壊滅させることは当然ということか? カマラ・ハリス。重要な質問だ。トランプがエルサレムに移転した米国大使館をテルアビブに戻す考えはあるか?これは宗教の問題ではない。政治ばかりか人権の問題だ。カマラ・ハリス。本質的な問いだ。パレスチナ人が77年間求めてきた、故郷への帰還権を認めるか?
・時代は「誰」を求めるか?
知るか。 事大主義者たちが見境なく票を求めているだけだろ。脱原発をあっさり投げ捨て、脱・脱原発を宣言した者もいるくらいだから。結局は今まで通りに寡頭政治が続くわけだ。
《事大主義》自分の主義・主張を持たずに、勢力の強いものに従って自分の安全を守ろうとする考え方。(O・O)
◎ 参加7人の座り込み 9月1日(日)
参加7人、いっとき土砂降り、雷が鳴っていた。そのあとは曇り。遠景 (添付写真あり)
◎ 台風は去ったけれど蒸し暑い日だった 9月2日(月)
台風10号は北へ去って行き、きょうは朝から青空だったが、湿度は100%で、まるで蒸し風呂に入っているような天候だった。経産省前に来たら、これまで閉まっていた正門横の出入口に守衛が2人立っていた。営業車が入って行ったところを見ると通常業務に戻ったようだ。
晴天だが蒸し暑いので氷水を飲みながら短時間にバナーとのぼり旗をセットし、反原発ソングを掛けて道行く人々にアピールした。樹の下に避難して温湿度計を見たら気温37℃、湿度45%。風が弱いので、ひたすら氷水を飲んで、扇子で顔を仰いで凌いだ。きょうは午後3時から大間原発差し止め裁判が103号法廷で開かれるので、傍聴のついでに寄ってくれた人が、午後2時頃にRaさんを筆頭に4人おられました。暑いところご苦労様でした。
2時半頃、金融庁ビルの上で照り付けていた太陽がビルの陰に隠れたので、座り込み場所も日陰になり随分と楽になりました。午後3時過ぎに千葉のⅠ元教授が来られた。あいにく話し相手のSaさんは休憩しに事務所へ行った事を伝えたら「大丈夫、呼ばなくていい」と言われて、洋書を2冊手押し車から取り出して読み始めました。解らない単語が出てくると辞書を開いて確認していました。英語の一つも話せない私から見ると、80歳半ばで衰えない研究姿勢に、ただただ「たいしたものだ!」と感心するばかりであった。「Saさんが、事務所から復帰するのは無理だろうな」と、3時40分過ぎに片付けを始めたら、いつの間にかSaさんが来ていたのでビックリした。事務所に撤収したあとエアコンで体を充分休ませた。(保)
◎ 原発推進の動きに抗し続けて 9月3日(火)
「晴れ、一時雨」と言っても、大きな傘があるので、特に濡れるといったこともない。座り込みは当番の数名で行われ、一人になることもなく、毎日の「経産省前座り込み」体制は続いている。
2014年から、すでに10年、経産省前~霞が関一角のすわりこみ・占拠としての脱原発闘争は警察権力の弾圧(テント強制撤去等)にめげることなく、続けられてきた。この「10年」は我々にとって、予想もしない、想像もできない頑張りだった。
東電は130万トンを超える放射能汚染水を海洋放出し、太平洋を汚染しつづけている。当然、中國を含む近隣諸国からの抗議はやむことない。こうした日本、世界の反原発の声を経産省前テント広場は代弁し、365日一日も欠かせず座り込みを続けている。もちろんテント広場のメンバーから亡くなる人もでた。しかしその遺志は我々座り込みメンバーが引き継ぎ、日々心を新たにしながら経産省と対峙している。
時々訪れる日本祈祷団47士の集まりは、その活気を表し、その旗には「渕上氏」の名前も描かれている。それは我々が十数年間闘ってきた頑張りのあらわれでもある。今日、テントへのカンパには万単位のものがあり、集計担当者も驚き、喜んでいた。テントは財政的には楽ではない状態が続いている。
我々は座り込みを頑張り、「支援の声」も拡大し、そのもとで資金の維持をつづけていかねばならない。必ずや「脱原発」の勝利のために。(旭凡太郎)
◎ 東京外環道の地下トンネル差し止め裁判あり 9月4日(水)
陽ざしは強く湿度が高い。でも日陰に入ると風は涼しい。セッティングしている時、中学生or高校生が集団で通る。山形県からの修学旅行だそうだ。こちらは原発反対で経産省前で13年間座り込みをしていることをアピール。一応注目してくれた。
反原発闘争を闘っているAさんが、午前中に行なわれた「福島原発被害東京訴訟第2陣(3次訴訟)=福島から東京への避難者訴訟」の傍聴後、立ち寄ってくれた。次回は、11月13日10時30分から。2025年の裁判日程(予定)も公表されている。2/12、4/9、5/21、7/2、9/3、10/15のいずれも水曜日。大法廷(103号法廷)で、本人尋問で、傍聴を呼びかけている。Aさんは午後からは東京外環道の地下トンネル差し止め訴訟を傍聴するそうだ。調布市で大規模な地盤陥没を起こしている外環道だ。
規制庁抗議行動から、今日はヨーカンさんが寄ってくれた。久しぶりで、お互いの健康その他の状況を確認。遅番当番のWさんも加わって盛り上がる。その後は、たんたんと当番、Anさんで座り込み。今日の夜は、日本原電と東電への抗議行動日で、Wさんはそれにも参加するという。(T・I)
◎ 地震と原発の関係をもっと広めないといけない 9月5日(木)(M.U)
Inさん、Yoさんと3人で設営。修学旅行中と思しき男子5人組が通りかかったので、Inさんが「原発のこと考えてくださいね」と声をかけると戸惑いながらも、一人がチラシセットを受け取って行った。12:30 Kaさんがいつもの「あきらめないせんべい」を持参して現れる。その後、Suさん、Okさんが参加。Okさんと話していて、「能登地震があったのに何で原発問題に関心が高まらないんだろう?」という話になった。私は能登地震についての、よい報道番組をネットで見つけたのを思い出したので、Okさんに紹介して観ていただいた。富山県の地方局(チューリップテレビ)制作のドキュメンタリーだ。https://news.yahoo.co.jp/articles/5e65671d8182c6256bf0d53c0d3af05610a1fee5 これを観れば日本で原発を動かし続けることが、いかに無謀かということが如実にわかる。そういえばAERA9月9日号は南海トラフ地震に関して「大地震『注意』でも、原発は対応なし」と題したよい問題提起の記事を載せている。地震列島日本で原発を動かす危険性については、もっともっと広めないといけない。時間になり、 福島県川内村での獏原人村フェスティバルの土産話を聞きながらSuさんと2人で撤収し、4744日目の抗議行動を終えた。(M.U)
==========投稿=============
申し入れ書
経済産業大臣 齋藤健様 経済産業省の皆様
資源エネルギー庁長官 村瀬佳史様 資源エネルギー庁の皆様
経産省は国民に「原発活用」の為の金を払らわさせるな、電力自由化を尊重せよ
~原子力小委員会は核発電の為の「大政翼賛会」か? RABモデルは「打ち出の小槌」か?
2024年8月30日 「経産省前テントひろば」有志
8月20日の「第40回 総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 原子力小委員会」のひどさに驚いた。あまりに国民とかけ離れた原子力小委員会なのだ。会議は、「原子力に関する動向と課題」について、事務局が「脱炭素電源投資の重要性」を強調し原子力の「事業環境整備」を問い、事業者側各団体からのプレゼンテーション のあと、委員の3分発言と進められた。電力事業者側だけからのプレゼンテーションで進める「大政翼賛会」だ。松久保肇さん(原子力資料情報室)ほか数人が批判的意見を述べた。だが、経産省・資源エネルギー庁のいつものやり方で、強引にコスト上昇が著しい原子力発電の維持・推進の為の金を税金や電気料金から出させようとしている。(会議室からの委員発言にハウリングが入るのも経産省の悪辣さか?)
以下は小委員会の進行から。 □原子力に関する動向と課題・論点について(8月20日原子力小委員会から)
【事務局より説明】
半導体工場とデータセンターの電力需要増加を理由に、脱炭素電源投資の重要性を強調。原発活用国の原発維持策を説明。「原子力の活用の主体である事業者の観点から見た、既設炉の最大限活用及び次世代革新炉の開発・建設に関する取組や投資における課題に対し、どういう対応が必要と考えられるか」を問うた。
【電力中央研究所よりプレゼンテーション】
電力市場が自由化されている欧米諸国で巨額の初期投資を求められている。英国のRABモデルなど各国の資金調達の方式、原子力発電の「事業環境整備」を紹介。バックエンド(放射性廃棄物、使用済核燃料〉に関する「事業環境整備」も添えて。日本での運用可能性は「別途議論・検討されるべき」。
【電気事業連合会よりプレゼンテーション】
「原子力の持続的かつ最大限の活用に向けて」と題するプレゼンテーションで、「原子力は持続的かつ最大限活用していくべき電源と位置付ける」「技術・人材の確保といった観点からも、国として具体的な原子力の開発・建設目標を掲げることが重要」と強調し、一方「資金調達環境の悪化」の弱音も。「円滑なファイナンスが可能となる資金調達環境整備」の検討を要望。
【原子力エネルギー協議会(ATENA)よりプレゼンテーション】
「革新軽水炉の取り組みについて」と題して、ATENAで革新軽水炉WGを設置して検討中、「革新軽水炉の導入に向けた開発を進めることは重要」、「革新軽水炉導入の早期実現に向けた取組みを推進」
電力自由化と発送電分離に反する「原子力小委員会」の「事業環境整備」は絶対に許せない。「第7次エネルギー基本計画」で愚かなRABモデル政策を採用してはならない。その理由は次のとおり。
1. 原⼦⼒発電(対象となる電源)の特別扱いで、電⼒⾃由化の趣旨に真っ向から反する。
2. 多額の費⽤を、電⼒消費者や⼀般国民に、建設期間中(発電前)から転嫁
3. ⼀般市⺠にリスクを転嫁
(経産省前テントひろば有志)
=====添付資料=====
・原発週報2024.8.28~9.3 編集:漆原牧久
・テントニュース296号
=========デモ、集会==========
◆9月13日(金) 17時~18時 経産省前抗議集会(毎週)
経産省前テントひろば経産省正門 ◎経産省前の座り込み行動は、平日:12~16 時(月 ~木)、13~17時(金) 土・日・休日:12~15時
◆9月20日(金)原発いらない金曜行動 18時30分~
◆9月27日(金) 月例祈祷会「死者の裁き」 14時30分~
◆【9 .1 1「経産省前テントひろば」13 周年大集会〜地球を汚すな!核ゴミ増やすな!第7 次エネ計で脱原発~
14時 開会挨拶 平岡臣実
14時05分〜 オープニング音楽 朴保さん
14時15分~ 福島は終わっていない
武藤類子さんからのメッセージ
14時20分~ テントを支える人たちから各8分
河合弘之さん
大椿ゆうこ議員
阿部とも子議員(調整中)
後藤政志さん
15時00分~ 経産省前テントひろばはかく闘う
座り込み担当1分アピール
請戸海岸テント報告
テント弁護団
15時25分 各地からのメッセージ
三上元さん(湖西市議会議員)
韓国李元栄イ・ウォニョンさん(GLOMA実行委員)
木原壯林さん(老朽原発うごかすな!実行委員会)
落合恵子さん
15時35分~ 朴保さん
15時55分 閉会挨拶 三上治
お湯を沸かす為に核分裂を起こす愚かな装置原子力発電(核発電)を止めよう。東電福島第一原発事故後13年5カ月が経過しました。私たち「経産省前テントひろば」は、事故の半年後に経産省に対して事故責任をとり事故被害者を救済し事故原因を究明し脱原発に政策を変えることを訴えて、経産省敷地の一角にテントを建て泊まり込みを続けました。無念にもテントが撤去されましたが、「経産省前テントひろば」は、全国の方々の支援を受けながら、経産省本館前で毎日午後に交代で座り込み、毎週金曜日夕刻には経産省に向かって1時間の抗議行動をし続け、毎月経産省・資源エネルギー庁に抗議・要請書を提出しています。
一方、福島は全く終わっていません。広島原発176発分の放射能がまき散らされ、福島の山野に大量の放射性物質が残され大地や川や海を汚し続けていて、帰還できない地域があり原子力緊急事態宣言が今も解除できません。さらに、東電福島第一原発(イチエフ)の「廃炉」の姿も定義も曖昧なまま「廃炉」まで百年以上かかると言われ、今頃になってデブリ取出しに「気中工法」への切り替えが提案され、ロードマップの見直しも進めず、新たな災害発生も心配されています。
イチエフへの地下水流入対策も失敗続きで、経産省・東電は地元や漁協との約束を破り、130万トンを超える放射能汚染水を30年以上かけて海洋投棄し福島港・太平洋を汚し続けます。スリーマイル事故(米国)でもチェルノブイリ事故(ソ連)でも行われていない暴挙です。
また、各原子力発電所のプールには危険な使用済み核燃料が一杯になり行き場がありません。国の方針である「核燃料サイクル」は破綻し、六ケ所再処理施設は26回も延期して今も稼働の見込み無く、万一稼働したらより大量の放射性物質を排出します。半世紀前からの「トイレなきマンション」状態が今も続き、末代にまで危険な負の遺産を押しつけています。
さらに、本年元日の能登半島地震が、日本列島における原発稼働の危険性を明らかにし、自然が規制行政の大転換を訴えているにも拘らず、経産省が、昨年のGX推進に続いて、第7次エネルギー基本計画で「可能な限り原発依存度を低減」の文言を無くして原発推進を続けようとしています。
私たち経産省前テントひろばは、9月11日(水)に脱原発を訴える抗議大集会を開催します。多くの方々にご協力・ご参加をお願いします。
経産省前テントひろば
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1ー3ー1
TEL 070-6473-1947
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