★川内原発火山署名スタート
川内原発に対して火山リスクを懸念する声の高まりに、ようやく島崎委員長代理が、火山学者も交えた「有識者会合」を開く趣旨の発言をしました。ところが、なんとこの発言が捻じ曲げられ、「有識者会合」を再稼働審査と切り離して行われようとしています。
誰がどう考えてもおかしなことです。原子力規制委の「審査」がそんないいかげんなことでいいのでしょうか?
緊急署名をはじめました。ぜひみなさまのご協力をお願いします。
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緊急署名 桜島も怒っている! 火山リスク無視の川内原発再稼働は許しません!
【フォーム1】http://goo.gl/A0fBk6
【フォーム2】http://goo.gl/qNyDzJ
紙の署名用紙は下記からダウンロードできます。
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<署名の本文>
原子力規制委員会委員長 田中俊一様
原子力規制委員会委員長代理 島崎邦彦様
鹿児島県知事 伊藤祐一郎様
九州電力の川内原発の周辺には、「カルデラ」と呼ばれる巨大火山が林立しており、大きな火山リスクを抱えていますが、原子力規制委員会はいまこれを無視して、再稼働のための審査を優先的に進めています。
現在活発に活動し、マグマが供給され続けている桜島を含む姶良(あいら)カルデラが約3万年前に巨大噴火をした際には、火砕流が川内原発の地点にまで達し、火山灰が日本中を覆いました。数百度の火砕流は、新幹線並み速さで数十~百キロの遠方にまで達し、瞬く間にすべてのものを焼き尽くしてしまいます。再度の巨大噴火により川内原発が壊滅し、火山灰とともに死の灰が日本中にばらまかれるおそれがあります。この件に関し多数の火山学者が懸念の声をあげています。
原子力規制委員会に火山の専門家はいません。これまで専門家抜きで審査を行ってきましたが、新規制基準の火山審査ガイドが要求する「兆候を把握した場合の対処方針・判断条件」について、ようやく有識者会合を開く方針を示しました。しかしその後、これを川内原発の再稼働審査とは切り離すとしています。再稼働後では全く意味がありません。自ら定めた火山審査ガイドにも反するものです。
原発直下の活断層では、12.5万年前以降の活動が否定できなければ、原発は廃炉となります。約3万年前に巨大噴火が確認され、現在も活動中の火山のリスクを無視し、火山学者の懸念の声を無視しての再稼働容認の動きを許すことはできません。
一.火山リスクを無視した川内原発の再稼働はやめること
二.懸念を表明している専門家を含めた有識者会合を開催し、その間は審査や審査合格のための「審査書案」作成を中止すること。
呼びかけ 反原発かごしまネット/玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会/グリーン・アクション/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
/国際環境NGO FoE Japan/福島老朽原発を考える会/原子力規制を監視する市民の会
集約先/原子力規制を監視する市民の会
〒162-0022東京都新宿区下宮比町3-12明成ビル302 FAX03-5225-7214
一次締切:5月18日(日)
二次締切:6月1日(日)