2015年5月8日夕方、東京虎ノ門のアメリカ大使館に抗議に行こうと
したAさんが不当逮捕され、赤坂警察署に勾留されています。私達は
警視庁と赤坂署に強く抗議しAさんの即時釈放を要求するとともに、
皆さんに支援を呼びかけます。
Aさんはこの日、翌週に迫った『安保法制=戦争法案』の閣議決定や、
沖縄・辺野古の新基地建設に怒りを抱き、最大の責任者である米国
大使館に抗議に行こうとしました。一般歩道を一人で歩いていただけ
でした。ところが大使館からまだ200メートル以上も離れた所で8人
もの警察官が押し寄せ、Aさんの両手両足をつかんで持ち上げ宙づり
にし、Aさんを暴力的に排除しました。その時Aさんの足が警察官の体
に当たったとして『公務執行妨害』とされているのです。
Aさんの全身を大勢でいきなり持ち上げて排除したのは警察であり、
その時体が触れたなどとAさんの方を逮捕する事はあってはならない
事です。まるで警察側の暴力を隠すために行われた弾圧であり、絶
対に許してはなりません。しかもAさんは5月19日まで勾留を決めら
れています。
アメリカ大使館は2003年のイラク攻撃以降、日本の警察が抗議行動
を300メートルも手前の路上から先に行かせない妨害が続いています。
そのことに抗議する人々も何度も不当逮捕されてきました。法的根拠
が一切ないまま、警察の暴力により抗議行動だけが近づけない不当
極まりない状態が続いています。
イラク攻撃は、罪なき人々を大量虐殺した侵略戦争だと日米政府とも
わかっているから警備を強化しました。そして今の集団的自衛権や辺
野古への暴力的な基地建設も、日米が一体で侵略戦争にさらに踏み
込むからこそ、反対の声を上げさせない暴力警備が行われています。
これ以上続けさせて被害者を生み出してはなりません。
日米政府がやるべき事はアメリカ大使館の暴力警備ではなく、侵略戦
争や米軍基地建設をやめる事です。私達はそれを求めてたった一人で
行動したAさんの即時釈放を警察に要求します。辺野古現地でも何度
仲間が弾圧されても強い抗議と支援で取り戻してたたかいを続けてい
ます。今回も日米の戦争を止めたい全ての皆さまへの幅広い支援を呼
びかけます。
2015年5月11日
5.8アメリカ大使館前弾圧救援会
★弁護士費用などの救援カンパをお願いします!★
振替口座番号:00100-3-105440 加入者名:救援連絡センター
(通信欄に必ず「5.8アメリカ大使館前弾圧救援会」とお書き下さい。)
★赤坂警察署に今すぐ釈放しろ!と抗議電話をお願いします。
03-3475-0110