連帯・共同ニュース――沖縄知事選の勝利に向けてできうる限りの事を!(第76号)

2010年9月24日

■  お彼岸には連れ合いの両親のお墓参りに出掛ける。曼珠沙華の咲く郊外にある霊園だが、今年はやり過ごした。暑さでお彼岸も忘れたいたのかと苦笑していたが、でも「寒さ暑さも…」という言葉通りに肌寒くなった。あまり急激な寒さは嫌だが過ごしやすくなるのは歓迎である。一艘の中国籍漁船と海上保安庁の監視船の衝突は日中の対立を広げその影響は様々のところに深まっている。日本と台湾と中国が領土権を主張する海域での衝突であり、問題の解決は難しい。国家主権である領土権を脱した視座を持って解決策を構想するしかない。気になるのはこの背後には日本政府の中国脅威論があり、これに対抗しようとする中国政府の意向もあることだ。この小さな事件は日中関係の悪化から、軍拡競争に至ることも懸念される。日本政府は沖縄の諸島に自衛隊の配備を強化する動きを見せているが、行き詰っている普天間基地の辺野古移設のテコに使おうとするかもしれない。民主党政府や外務・防衛官僚はこれを知事選などに利用しようとしている。僕らはそれを警戒し、「領土問題はない」というだけの政府の動きを監視しよう。

■  9月26日(日)14時~「普天間即時撤去・辺野古新基地やめろ、海兵隊要らない」第二期へ 沖縄・緊急意見広告運動スタート 報告と問題提起 安次富浩(名護ヘリ基地反対協議会共同代表)、土屋源太郎(伊達判決を生かす会)など発信と討論。中野サンプラザ(7F研修室10)参加費800円[学生・非正規500円]問い合わせ先 東京事務所03-6382-6537。10月9日(土)午前11時「沖縄とともに声をあげよう横田基地もいらない!10・9市民交流集会」。午前11時映画『流血の砂川』上映、午後1時市民交流集会、15時30分~デモ、福生市民会館大ホール、入場無料。10月10日(日)13時30分「新宿ど真ん中デモ」(第5弾)、13時30分街頭宣伝、15時デモ出発、新宿東口アルタ前広場。10月22日(金)18時30~20時30分「普天間基地撤去・辺野古移転阻止をめざす大集会」(伊波洋一・宜野湾市長の講演)、場所:文京区民センター3A、呼びかけ:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック/賛同:辺野古への基地建設を許さない実行委員会。10月23日[土]18時~21時「映像とシンポで日米安保体制と沖縄の自己決定権を考える」(中里効・大田武二他)場所:文京区民センター3A.10月24日18時30分「ペシャワ―ル会中村哲医師講演会」場所:京葉銀行文化プラザ音楽ホール、JR千葉駅東口3分。10月24日は他に関西での集会などあり、詳細は次号にて。(文責三上治)

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