郵便局の労働はこれでいいのか6.20交流討論集会

死ぬまで働け?

―郵便局の労働はこれでいいのか! 6.20交流討論集会へー

パワハラが命を奪った

3月5日、大阪の西郵便局で男性集配労働者が自ら首を吊って命を絶ちました。29歳。新規採用で一般職となり、4月に入局四年目を迎えるはずだったのに。

他の局でパワハラ事件を起こしたこともある管理者たちに日常的にイジメを受けていました。

こうしたことがいつどこの局で起きてもおかしくないのが今日の郵便局の労働現場ではないでしょうか。仕事に追われ、ゆとりを無くさせられています。2007年に民営化がスタートして以降それは年々ひどくなっています。

休息時間が無くなる!

会社とJP労組の間では休息時間をなくしてしまえという動きまで出てきました。6時間を超せば45分、8時間を超す労働には1時間以上の休憩時間を労働基準法は定めています。しかし、これっぽっちでは働く者の健康を守ることはとてもできません。そこで休憩時間に加えて、4時間の労働には15分の休息時間を私たちの先輩は闘い取って労働協約に書き込ませてきました。これを奪おうというのです。

名ばかり定年延長

来年度から定年が65歳に延長となりますが、61歳以降の年収が60歳時点の六割以下にまで下げられるケースが出ます。これでは「名ばかり定年延長」という他ありません。現在の継続再雇用のままでは、再雇用は有期雇用ですから有期と無期の格差をただそうとする労働契約法20条にひっかかってしまう怖れがあります。それを逃れるための「定年延長」でしかないのです。扶養手当などがアソシエイト(無期転換労働者)にまで拡げられたものの、正規の八割という格差をここでも付けられ、無期に転換していない労働者が置き去りにされるのも納得できません。

労働者の命と健康を守るために

このようにして持ち込まれるあくなき競争と選別・拡がる格差が職場をギスギスさせているのではないでしょうか。私たちはこれに抗して、労働者の命と健康を守り、原点である連帯を取り戻すため、交流と討論の集いを開催します。

①65歳雇い止め問題の現状 ー丹羽良子

②JP労組大会議案批判  ー土田宏樹

③郵便局現場からの報告

④討論と交流

6月20日、午後6時半から。

会場は文京区民センターの3A会議室です。

現役および元郵便局員である8人の有志が呼びかけ、『伝送便』編集委員会(ゆうせいネット)が後援します。