金 槌 流 “百 や か ん”

 

渋谷駅から歩いて数分のこの展示会場は、或る自動車部品メーカーのショウルームにする目的でビルの角に作られ、

会場は2面がガラス張りで外から中が見え、会場からは外の景色が見えます。

 

 縦182cmx横136cmの黒い板に、縦3列に取り付けてみました。

左列5個は5リットル用、中列4個は8リットルと10リットルの大型やかんを金槌で叩き潰して平らにしたもの。

右列の扇形に見えるものは、やかんの蓋を横から叩き潰したもの。

上にチョンと付いているのは、つまみが弾け飛んだ後に残ったネジを叩き潰したもの。

 

 やかんの胴と弦の間をつなぐ「L型金具」を叩いて潰したもの。取り付け板91cmx91cmに黒い布を張った。

 

 

 

 

 2000年8月末から10月29日まで、東京都板橋区立美術館の企画「崇高と労働」展

写真のように91cmx182cmのベニヤ板6枚を使って展示しました。手前に幾本も垂直に立っている物は弦(取っ手)を叩き延ばしたモノです。