秘密法を廃案へ実行委員会の海渡です。
「特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】」という文書が12月5日午前
11時45分に福島みずほ議員の強い要求によって、ようやく開示されました。
これは、法案の策定段階おそらく公明党との修正協議の前の段階の法案につい
て内閣官房が作成したものと考えられ、合計92頁に及ぶ大部なものです。
もらったばかりで、きちんと検討する時間がありませんが、法案の逐条解説を
公開して審議していれば、法案の問題点はもっと深く審議でき、浮かび上がった
はずです。作成名義は、内閣官房の作成とされています。
さらに、内閣と各省庁の間で、この法案の策定の段階で、多くの意見交換が行
われていたことが昨晩わかりました。今のところ人事院と文書のやりとりだけが、
公表されています。他の省庁は、各官庁の了解が取れないという理由で、不開示
となっています。
ふたつの文書は、福島みずほ事務所のHPにまもなく掲載される予定です。今
日の委員会でも取り上げる予定です。
今日の午後の委員会で強行採決すると伝えられる中で、最後になるまでこのよ
うな重要な文書を秘密にしていたことは、国会軽視として決して許されることで
はありません。すくなくとも、このような重要文書について、きちんと国会での
審議の時間を確保するべきことは民主主義政治の元での国会運営として、当然の
ことです。
私たちは、強く法案の廃案を求めていますが、政府与党は、今日の強行採決を
中止し、この法案を少なくとも継続審議扱いとすべきです。
官邸と、自民党・公明党は、民主主義政治の原則に立ち戻れ。暴走をやめ、理
性を取り戻せ。