0・28「『慰安婦』問題の解決を求める院内集会」報告

 遅くなりましたが、先日ご案内しました10月28日の「『慰安婦』問題の解決を求める院内集会」報告を転送します。

 海軍大佐の名による「慰安所出入証」を示しての松原勝さんの証言や、ご高齢の被害者たちの現在を映し出したビデオには、本当に心が痛くなりました。11月25日には韓国から国会議員・被害者が来られる大きな院内集会も計画されています。どうぞ、今から、参加のご予定を!

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> みなさま、

>  国会前通りには、風にぎんなんが落ちる季節になりました。

> 一昨日、私たちは以下の院内集会を行ないました。以下、ご報告です。

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>     「慰安婦」問題の解決は未来をひらく

>   ーもう待てない!政治の不作為を乗りこえようー 

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>  小雨もようでしたが、多くの皆さんのご参加を得て、良い集会になったとホッとしています。

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>  参加議員は、8名 (民主5人・社民2人・共産1名)

>  秘書は    8名 (民主・民主会派6人・共産党1人・社民党1人)

>  マスコミは、TBS・赤旗・朝日・ふぇみん、でした。

>  最初に、被害者の放置は新たな人権侵害を重ねることだという下関判決を想起し、これ以上の政治の不作為は許されないと、過去・現在・未来をテーマに会を進行しました。

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>  あらましは、赤旗の記事を付けます。

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> 2010年10月29日(金)「しんぶん赤旗」

> 軍が「慰安婦」管理  元日本軍軍属が証言

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> 日本軍による「慰安婦」管理は事実だ、と証言する松原勝さん=28日、衆院第2議員会館

>  「戦時性的被害者はもう待てない。一刻も早い『慰安婦』問題の解決を」と28日、衆院第2議員会館内で、集会が開かれ、120人が参加しました。「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワークの主催。

>  松原勝さん(86)は1942年、第4海軍施設部軍属として配属されたトラック諸島で、朝鮮人「慰安婦」と出会いました。当時の海軍の印(2本の赤い波線)と海軍大佐の押印がある「南國寮出入證」を手にし、「部隊長の許可がなければ寮にはいることはできず、『慰安婦』の給与も軍の庶務係が計算していた。日本軍が『慰安婦』を管理していたのは紛れもない事実だった」とのべました。

>  「慰安婦」問題解決を支援してきた弁護士、ジャーナリストなどがフィリピン、中国、韓国の「慰安婦」の現状を報告。多数の「慰安婦」が亡くなり、存命者もほとんどが認知症や疾病で「真実を証言できない状況」になっていることをのべ、日本政府の早急な謝罪、補償を求めました。

>  日本共産党の紙智子参院議員をはじめ、民主、社民両党議員が激励あいさつ。吉川春子元参院議員も参加しました。

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>  この記事に補足すれば、彼は、部屋に集まった朝鮮人被害女性から、メイドとか食堂の雑役とかの仕事だとだまされて来たのだと涙ながらに訴えられたこと。彼も18歳からの2年間で、彼女たちも同じような年頃でした。また、たとえお金をもらったにしても、拒否すれば死ぬしかない人権侵害だったと強調されました。

>  ほか、詳しくは資料に入れた「図書新聞」(2010,8,7)を参照を。

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>  歌人、松原さんの一首を紹介します。

> 「青春を奪い去られし慰安婦なり 重ねつつ視る金妍児の舞」

>  被害女性をキム・ヨナに重ねる、しなやかで強靭な想像力に感動しました。

>  また、フィリピンと韓国の最新映像も、それぞれに切迫した現状を突き付けて来ます。ただ、記事にプラスすれば、まだ、しっかりと残酷な被害事実を証言して、日本政府に強く、正義の回復を求める被害者の姿も映し出しており、記事にいう認知症になった被害者とともに、解決が焦眉の急であることを迫るものでした。

>  最後は、この事実が若者に伝えられ引き継がれる国と日本の若者は平等な関係を持てるか?と問題提起し、過去清算の問題から国際的な女性の人権、歴史認識、教育、世界平和運動に発展している、この問題の解決は、日本の未来をひらく重要な契機であるという提言でした。 

>  資料に付けた「ジェンダーエンパワメント指数①が世界57位、ジェンダーギャップ指数②に至っては、134カ国中94位」という事実は、日本の女性差別がこの問題の解決を遅らせていることを象徴的に示しています。

>    注: ①国会議員・管理職に女性が占める割合等、②男女格差

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>  各議員からも、早急な解決の必要性を改めて認識し、努力したいという発言がありました。

>  最後に、集会決議を採択して、終了しました。後ほど、議員に伝達したいと思っています。

>  資料は集会資料(22頁)と、議員ロビー用10点セットの2種類でした。

>  この集会が、今後の11月25日、12月の各集会のプレイベントの役を果たせたのなら幸いです。

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>                       オール連帯事務局一同。