5月20日(金)から吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。6回目が11月18日(金)に開かれました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。序のところは吉本の共同幻想という根本概念のモチーフや由来が提示されていてとても重要でここでつまずくとこの本自身に進めなくなるところもあって、二回分をここで費やしました。この序文の要点はやはり共同幻想という思想を導いた吉本のマルクスの思想(マルクスの自然哲学)の理解です。吉本には『マルクス伝』(1964年)や『マルクス紀行』(1964年)のマルクスがあり,これらでの思想的裏づけがなされていたと思います。「禁制論」・「慿人論」・「巫覡論」「巫女論」と終えたところです。
今回は「他界論」に入ります。ここから「対幻想論」まではこの『共同幻想論』の一番おもしろいところといえます。「他界論」は死の問題を扱っているという意味でもとてもスリリリングなところです。ここから参加という人でも大丈夫ですから加わってください。吉本の共同幻想や幻想という概念の理解のためにも格好の箇所です。
12月16日(金)は「共同幻想論と今」第7回目です。8回目は1月20日です。
場所:変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 309号室 1Fにドトールコ―ヒーあり。(JR,地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)
時間:19時からです。
1回千円です。
電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330)