2025年1月28日 経産省前テントひろばニュース第306号

3.11脱原発・経産省前大集会に集まろう  ~放射能汚染水を海に流すな、福島事故から15年、原発回帰なんて許さない~  2025年 3 月11日(火) 霞が関・経済産業省本館前にて:開催予定

2025年、いま3.11原発事故から1年が経過しようとしている。福島原発事故は未だ終わっていないどころか、原発回帰が公然と主張されている。

私たちは、1年前の福島事故を一時たりとも忘れず、経産省前での抗議の座り込みを通して脱原発を強く訴え続けてきた一昨年、パレスチナの地では新たにイスラエルによって引き起こされたガザ戦争が15か月を経過して漸く6週間の停戦に至った。既にガザでは4万人を超える人たちの命が奪われている。

一方、昨年の正月には日本でも能登半島地震が発生した。家を失い家族を失った多くの被災者は、一年を経過した今も苦闘している。私たちは原発反対・戦争反対の声を大きくし、15年目の闘いの輪を広げていこうと考える

~放射能汚染水を海に流すな

福島事故から15年、原発回帰なんて許さない~

日時:2024年3月11日(  14時~16

場所:経産省本館前の歩道

主催:経産省前テントひろば

発 言 者(いずれも予定です

ゲスト発言 福島みずほ議員、阿部とも子議員

鎌田慧さん、落合惠子さん

メイン発言   テントひろば(各曜日担当の座り込み者)、テント弁護団、テント支援者など

音    楽         朴保さん、守屋真美さん

大津漁協不当解雇事件   高裁でも全面勝利!

(2025年1月23日、東京高裁)

この事件は、茨城県北茨城市の大津漁協に勤める職員、永山孝生さんと鈴木基永さんが、職場の補助金不正請求や魚介類の放射線量数値の改ざん等の実態を知り告発したところ、逆に漁協幹部から恫喝や嫌がらせを受け、不当解雇をされてしまったというものです。

  2022年2月に、ふたりは不当解雇撤回を求めて水戸地裁に提訴し、2024年4月に「解雇は無効」とする原告全面勝訴の判決が出ました。その後、大津漁協側が控訴したため、東京高裁での裁判が始まりました。

  高裁での審理が1回で終了したので、地裁の判決内容とほぼ同じだろうと期待していましたが、予想通り、永山さん・鈴木さんの全面勝訴となりました(永山さんについては控訴棄却、鈴木さんは一審の判決内容より一部変更)。

判決言い渡し後は、全日通霞が関ビルの会議室にて報告集会が行われました。        

   私の素朴な疑問として(私の勉強不足でもあるのですが)、解雇が無効と裁判所に判断された場合、このかんの給料が支払われるのは当然としても、今後は職場に元通り復帰&出勤となるのだろうか?という疑問がありました。

その点について、代理人の飯田美弥子弁護士は、解雇無効の裁判で、その後職場側が心から反省し、解雇した労働者を再び温かく迎え入れる…などというケースは聞いたことがないと言いました。高裁の判決が確定した場合、お二人の今後が具体的にはどう決着するのかというのは「力技」である、裁判でできるのはここまで、ということをお話しされていました。

   集会は、永山さん・鈴木さんのこれからを引き続き支えていこうと、締めくくられました。

報告集会の映像は、右記QRコードから、YouTubeで視聴することができます。ぜひご覧ください。

(報告者:早川由美子)

<原発なき社会>を求めて集う

不屈の脱原発季刊誌「季節:2024年冬号」が発売中です

定価770円・編集/季節編集委員会       発行/鹿砦社

〈表紙〉輪島市門前町深見地区5.2メートルもの隆起が確認できた

2024年9月8日(写真提供=北野進)

テント維持基金

-納入状況報告と会員募集のお願い-

私たち、「経産省前テントひろば」では昨年2024年正月から西新橋事務所の借用費用(毎月約15万円)支払いを維持するべく、テント維持基金の設置を決めて、広くその会員募集を開始しました。当初には10名の会員でスタートしましたが、この一年間に私たちの呼びかけに応じて頂き、4月の正式発足時には25名、年末には29名に増えています。こうした皆様のご協力によってこの一年間で35名の会員が力を貸して下さり、テント維持費用の4分の3程度が確保されるようになりました。

本年、2025年も継続して会員を募集し、皆様の維持基金によって事務所維持を図って、経産省前での座り込み活動を続けて行きたいと考えています。年初に当たって、活動を継続して頂いている座り込み担当者の皆さんからも知人、友人、関係者らに向けて、再度の賛同呼びかけをお願いする次第です。 維持基金:事務担当(Y,I)

宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判

第7回口頭弁論期日1月30日(木)11時~ 東京地裁103号法廷(宗教者核燃裁判)

全国の僧侶、牧師、神職、信徒ら258名が、日本原燃(株)に対して六ヶ所再処理工場の運転差止を求めている「宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判(宗教者核燃裁判)」の第7回口頭弁論期日が、約1年2か月ぶりに下記の日程で開かれます。

同再処理工場は当初の完成予定の1993年から27回の延期を繰り返しており、政府が推進する核燃料サイクル政策が破綻していることに他なりません。 法廷で原告らは、地震に関する主な争点

(1)地震の予知予測が不可能であることを前提に、規制基準が不合理であること、(2)本件施設の基準地震動700ガルは低水準(珍しくない)の地震動であること、(3)基準地震動が建設当初の375ガルから現在700ガルに引き上げられているにもかかわらず、アクティブ試験によって放射性物質に汚染されたため耐震補強工事ができないことから、700ガルに達しない地震であっても、本件再処理工場が危機的状況に陥るおそれがあることについて、被告準備書面に対する反論書面に基づくプレゼンを行います。

また、原告である僧侶・田中徳雲さんが意見陳述を行い、約800年の歴史がある地域の中心的なお寺の住職として、福島第一原発事故によって奪われた豊かな生活、事故の教訓として被害者であるとともに利便性のある生活を享受した加害者であることを学んだこと、私たちは何を学ぶべきかをよびかけます。宗教者核燃裁判 原告団共同代表 中嶌哲演(真言宗御室派)内藤新吾(日本福音ルーテル教会)

集 会・行 動 予 定

◆1月29日(水) 12時~13時 原子力規制委員会前(毎週)

◆1月31日(金)     17時~18時 経産省前抗議集会

   主催:経産省前テントひろば  経産省正門前

◎ 経産省前の座り込み行動は、平日:12~16時(月~木)、13~17時(金)、土・日・休日:12~15時◎

◆2月4日(火)      13:30〜17:00

「子ども脱被ばく裁判総括集会」 会場:参議院会館101会議室

≪経産省前テントひろば≫

住 所:〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F

・電  話:070-6473-1947

郵便振替口座=00160―3―267170

口座名義= 経済産業省前テントひろば

WEB:http://tentohiroba.tumblr.com/

Mail address:tentohiroba@gmail.com

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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