3・11までなぜ書けなかったのか 「メディアの責任とフクシマ原発事故 」

アジア記者クラブ3月定例会

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3・11までなぜ書けなかったのか「メディアの責任とフクシマ原発事故」

・2012年3月21日(水)18時45分~20時45分

・明治大学リバティタワー7階(1073教室)

・交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「小川町」下車

・ゲスト 永田浩三さん(武蔵大学教授・元NHKプロデューサー)

・費 用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000円

今も放射能汚染が続く福島原発の大参事を招いた3・11大震災からまもなく1年を迎える。遅きに失した観は否めないが、NHKの教養番組に続く形で、大手活字メディアにおいても昨年末から、『原発とメディア』、『この国と原発』などの検証記事が、「報道の役割が果たせたのか」、「事故を防げなかったのか」という視点から連載や特集の形で掲載されるようになった。しかし、55年体制下でマスメディアが旗振り役となり、ときの自民党政権が原子力ルネサンスを謳い文句に築き上げてきた巨大な利権構造にメスが入ることはない。どのように原子力産業に疑問を呈する少数意見がマスメディアから排除されたのか。なぜ原子力村にメディア出身者が多いのか。共犯関係があったのではないか。こうした疑問への答えはまだ出ていない。活字メディア以上に番組制作現場でも原子力産業に疑問を呈する、あるいは警鐘を鳴らす番組の制作者には圧力がかかってきた。そうした総括こそがいま必要なのではないか。

3月定例会では、長年NHKのテレビドキュメンタリーの制作現場を支え続け、現在は武蔵大学で教鞭をとる永田浩三さんをゲストにお招きします。NHK時代、原水爆に関する企画はOKされても、原発の平和利用に疑問を投げかける企画を通すことは難しかった永田さん自身の経験なども踏まえて、3・11以前、そしてそれ以降に、マスメディアの中で何が起きたのか、メディアの責任を検証するヒントにしたいと思います。

■主 催 アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会

■連絡先 アジア記者クラブ(APC)〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502

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