この流れを全国に 大飯原発差し止めの原告団ら、京都で報告集会
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大飯原発3、4号機の運転を認めなかった福井地裁判決について語る原告団代表の中嶌さん(京都市下京区・キャンパスプラザ京都)
大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転を認めなかった福井地裁判決の報告集会が28日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれた。原告代表で福井県小浜市の住職中嶌哲演さん(72)らが「この流れを全国に波及させたい」などと協力を呼びかけた。
京都地裁で大飯原発運転差し止めを求めて係争中の原告弁護団らが、京都での勝利につなげようと企画。約350人が参加した。
中嶌さんは、事故が起きれば住民の生活や幸せを奪う原発の違法性を訴えた裁判経過を説明した。「政府が原発再稼働を進めるなど暗闇は深いが、このままではいけないという良心の光も生まれている」と述べ、活動の連帯を求めた。
福井訴訟で原告弁護団事務局長を務める笠原一浩弁護士は「福島で美しい古里が無残にも踏みにじられたことなどに裁判官が耳を傾けた。美しい地球を望む人たち全体の勝利といえる」と強調。「判決文を京都を訪れる外国人にも広めてほしい」と話した。
【 2014年06月28日 22時50分 】
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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