6月20日(金)は「現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から」第2回目です

現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から

昨年度は「共同幻想論と今」と題した講座をやってきました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座で最後の方は三島由紀夫の『文化防衛論』と対比しながら検討してきました。今年度は丸山真男の政治論を中心にそえ、サブテキストとして『共同幻想論』を扱うという形でやろうと思います。僕のさしあたっての問題意識というか、関心は二つあります。その一つは自由と民主主義の現在的な問題です。プロレタリア独裁国家が「自由と民主主義」国家を歴史的に超えて行くものだという言説は破産しました。このことはもはや明瞭なことですが、自由や民主主義のことを僕らに再検討を促しているのだと思います。もう一つは日本の歴史の中での国家の問題ということがあります。この僕の問題意識は丸山真男の展開した民主主義論(永続革命としての民主主義論)や日本政治思想史にアンテナを向けさせます。吉本隆明には1960年代に書いた『丸山真男論』もあります。これもあらためて検討してみようと思います。

620日(金)は丸山真男の『後衛の位置から』と題された中にある「憲法第9条をめぐる若干の考察」を検討します。これは今、問題として浮上している集団的自衛権とも関係します。憲法9条論をとうした現代国家の問題の議論でもあります。この本はなかなか手にはいりにくいでしょうが、参加の方にはコピーをさしあげます。

 

6月20日(金)は「現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から」第2回目です。次回は7月18日(金)です。

●場所:変革のアソシエ事務所301号室

    *注意:309号から301号に変更。

 中野区中野2231ニューグリーンビル3F(JR,地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)

●時間:19時からです。

1回千円です。

●連絡:電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330

*当日、参加できないが資料を希望する人は連絡ください。