7月18日(金)は「現在における国家論の可能性」です

現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から

安倍内閣の憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認の閣議決定なるものが強行されました。これは海外での戦争に自衛隊参戦の道を拓くものに他なりません。しかも、それを憲法解釈変更でやるという暴挙でもありました。これに反対する行動に参加していたのですが、人々の口にするのは「戦争反対」でり、「憲法守れ」でした。この声は積極的なものであり、正しいものですが、戦争の現代性、憲法とりわけ憲法第9条との関係をより明確にすることを要求しているとも思いました。

過去2回にわたりは丸山真男の『後衛の位置から』と題された中にある「憲法第9条をめぐる若干の考察」を検討してきたのですが、今回は特にこの中で現代の戦争の変化として丸山真男が取り上げているところを検討します。この丸山の論稿は「改憲問題と防衛問題の歴史的連関」「日本国憲法における平和主義の意味付け」「現代国際政治の発展傾向と第9条」という三つの形の構成になっているのですが、この三番目のところに焦点をあてます。冷戦構造時代の政治と戦争、湾岸戦争以降の政治と戦争(冷戦構造の崩壊と9・11以降の反テロ戦争を含む)と現在から未来の政治と戦争という戦後史を踏まえて検討します。

集団的自衛権行使と憲法9条をこの中で検討してみることになります。テキストは丸山のこの論文(コピーあり)とこれへの三上の注釈(会で配布)をつかいます。

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7月18日(金)は「現在における国家論の可能性」です。(8月は休みです)

■場所: 変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 301号室(JR,地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)時間:19時からです。注意:309号から301号に変更。

■時間:1900

■1回千円です。電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330)

*当日、参加できないが資料を希望する人は連絡ください。

現在、希望の方がいますが三回目が終わった段階で一括してお送りします]