昨年の5月20日(金)に吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。
その間に吉本隆明が亡くなられ、僕が編集代表の一人である『流砂』でも5号を吉本隆明追悼として出しました。吉本追悼を特集した雑誌も続いて刊行されるようです。『共同幻想論』は吉本隆明の代表的著作の一つに数えられていますし、今後も読み継がれていくと思います。これまで「序」・「禁制論」・「慿人論」・「巫覡論」「巫女論」「他界論」「祭儀論」「母制論」まで読んできました。読むというのは書かれてことの解読というよりは思想的に理解するということですが、なかなか難しいと同時にスリリングでありました。前回は「対幻想論」でしたが、今回は「罪責論」に入ります。こから「規範論」「起源論」へと続くのですが、この罪責論」は歴史と神話というおもしろい問題を扱っています。途中からの参加もOKです。興味のある人は是非参加してください。1回毎の参加でも対応できます。今回初めて参加の方は角川書店の『共同幻想論』の「罪責論」というところに目を通してきてください。
7月20日(金)は「共同幻想論と今」第13回目です。次回の14回目は9月21日(金)です。
場所:変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 309号室(JR,地下鉄南口徒歩3分 交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)
時間:19時からです。
1回千円です。
連絡:電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330)
『流砂』5号が出ました。吉本隆明追悼号です。よろしく。7月21日に「吉本隆明を偲ぶ会」を専修大神田校舎1号館102教室で13時からやります。参加してください。