シンポジウムのお知らせです。
近時、⽇本政府によって「朝鮮半島有事」や「台湾有事」が喧伝され、これを⼝実に⽇本の軍事化が進んでいます。特に沖縄では、「北のミサイル発射に対処する」との名⽬で、⼗分な議論の無いままPAC3配備が配備されるなど、「北の脅威」や「中国の脅威」が煽られることにより、なし崩し的に⽶軍及び⾃衛隊の増強、⽇⽶軍事同盟の強化が進められています。このような動きは、沖縄の負担増加につながると同時に、朝鮮学校への⾼校授業料や幼児教育の無償化除外や、ヘイトスピーチをはじめとした、在⽇朝鮮⼈への差別と憎悪を煽ることにもつながっています。
しかし、そもそもなぜ朝鮮半島では、このような緊張が続いているのでしょうか。1950年から1953年まで、朝鮮半島で⾏われた戦争(朝鮮戦争)は未だ終結しておらず、「停戦」となったまま今⽇に⾄っています。⽇本の侵略と植⺠地⽀配の結果、朝鮮半島は⺠族が分断され、朝鮮戦争が終結されないまま今⽇に⾄っているという歴史から、改めて現在の「脅威」や「緊張」について考え直す必要はないでしょうか。
今年は、朝鮮戦争停戦から70年、そして関東⼤震災での朝鮮⼈虐殺から100年という節⽬の年となります。常に戦争と隣り合わせの運命を強いられてきた、沖縄と朝鮮半島について、「朝鮮戦争停戦から70年」という視点から考えるためのシンポジウムを、下記のとおり開催いたします。
詳しくは下⇓のチラシをご覧ください。
申し込みリンクはこちらです⇒
初出:「ピースフィロソフィー」2023.8.24より許可を得て転載
http://peacephilosophy.blogspot.com/2023/08/okinawa-and-korean-peninsula-bringing.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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