「 そこでは、みんなが安心して暮らせ、
毎日家族一緒に安全でおいしいご飯を食べ、
学校には笑い声が響き、
一人ぼっちで寂しい人は一人もいなく、
動物が大事にされ、世界から信頼され、
知らない人同士が『ありがとう』と言い合える。
そんな幸せな国をつくることを、ここに誓います」
これは、ベストセラーとなった「ルポ 貧困大国アメリカ」の著者・堤未果氏の新著、
「 政府は必ず嘘をつく 」のあとがきの一節より引用したものです。
( 帯書きに 9.11、3.11、アラブの春、TPPはすべて同一線上にあったとあり)
堤氏が、震災の1ケ月前に出演したTVの中で 母校の小学生に、
次のような課題を出したそうです。
『 自分が将来暮らしたい社会を創造し、その国のリーダーになったつもりで 憲法前文を書いてみる 』
小さな後輩たちは一生懸命自分の頭で考え、
街に出て大人たちに取材をし、
グループで真剣に話し合って彼らだけの前文を書き上げたそうです。
そして、教えられるのは、私達大人の方なのだと結んでいます。
また、9.11後のアメリカの声として
「 真実にたどり着く方法とは、手始めにTVを消して自分の頭で考え始めること」や、
「ウォール街のデモの最中、僕らはよくこう言い合っていました。
締め付けが強くなるのは、政府がごく普通の一般市民が目を覚ますことを恐れている証拠だ」
等も、紹介されています。