1/25(土) C・ムフの左派ポピュリズム論について(報告者:伊藤晃、東京グラムシ会・グラムシを読む会・1月例会)

東京グラムシ会・グラムシを読む会 2020年1月例会

テーマ: C・ムフの左派ポピュリズム論について

日 時:2020年1月25日(土)午後2時~5時

会 場:文京区立向丘地域活動センター 3階洋室A
    地下鉄南北線「東大前」を下車、改札を出て右側にあるエレベーターに乗り、降りてすぐ右側に向丘地域活動センターの入口があります。
    電話:03-3813-6668
    ※前回と会場が変わります。ご注意下さい。

報告者:伊藤晃  

資料代:300円 

概要:世界中でデモクラシーを脅かす右派ポピュリズムに対して、C・ムフ提唱の「左派ポピュリズム」論がいくらか関心を呼んでいる。これは理論的には「マルクス主義」主導の決定論的本質主義を離れて、グラムシを参照しながら、新しいヘゲモニー編成による複数主義的デモクラシーの形を見出すというもので、ここに人民再構築の方向があるのだと言う。本報告では、この運動思想が実際上、何をどうすることなのか、その含意を考え、あわせて人民再構築の要素となるべき諸集団のアイデンディティーが辿るべき主体形成の道、そこでの資本主義制度との敵対関係、この制度の全体的変革などにつき、若干の疑問点などを述べる。また日本においてこの論がもつであろう積極的意味にふれる。

参考文献:C・ムフ『左派ポピュリズムのために』(山本・塩田訳、明石書店)
     伊藤晃「複数主義的な相互関係において運動を作るとはどういうことか」
(「季報唯物論研究」148号、2019年8月刊)

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