映画を通して考える第2回 上映と問題提起・討論
戦争とファシズムはいまそこにいる!
ご案内
4月21日? 13時~16時30分
『キャバレー』(1972年・123分
監督:ボブ・フォッシー)
会 場:本郷文化フォーラムホール
東京都文京区本郷3-29-10 飯島ビル1階 小川町企画内本郷文化フォーラム・ワーカーズスクールHOWS)
電 話:03-5804-1656 FAX:03-5804-1609
E-mail:hows@dream.ocn.ne.jp
参加費:1500円(学生1000円)
1930年代初頭のドイツ、ナチスが台頭し、33年にはヒトラー政権が生れる。その少し前、ベルリンのキャバレーで働く歌手サリーは、下宿に越してきたイギリス人青年ブライアンに出会う。サリーとブライアンは恋人になる。ふたりの仲に介入していくバイセクシュアルの貴族マックス。キャバレーの司会は舞台を操る狂言回し……。
歌と踊りで彩られたこのメロドラマからわたしたちはなにを読み取るべきか? ナチス台頭からヒトラー政権に至る危機の時代には、ナチス突撃隊員による暴力、ユダヤ人に対する迫害が横行した。多くの大衆の無関心の中で。今の日本はどうであろうか。安倍政権の幾多の横暴・辺野古基地建設強行に反対する行動にも、ヘイトスピーチと暴力、権力の弾圧が行なわれているではないか。多くの大衆の無関心の中で。
森友問題で追及されている財務大臣麻生太郎は五年前にこう言った。「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。」と。ナチス憲法などない。ヒトラー政権下で、大統領緊急令と全権委任法によってワイマール憲法は無効化されたのだ。安倍政権は集団的自衛権を容認する「戦争法」など憲法破壊の法を次々と成立させてきた。さらに憲法に「緊急事態条項」を設けることを狙っている。
さて、わたしたちはなにを為すべきか? 討論し、共に考えよう!