10.11 声明
原発再稼働反対監視テントの一連の行動を共に切り開いた仲間の一人である川崎二男さんが、9月20日に逮捕、関係先3か所に家宅捜索が行われ、後日、10月1日に市民映像メディアOneness TV (http://www.youtube.com/user/yuzurukaneko/)に家宅捜索が行われた。川崎さんは、10月10日に起訴され、罪状は、6.30大飯原発正面ゲート封鎖に伴う、器物損壊、傷害、脅迫、暴行である。
大飯弾圧救援会(準備)、並びに原発再稼働反対監視テントは、川崎さんを起訴した福井地検、並びに、弾圧を主導する日本政府に強く抗議する。
そして、大手マスコミが、フクシマの現状や運動を無いものと黙殺する中、自費で体を張り、現場で真実を伝えようとする市民メディアに対し家宅捜索が行われ、多くの機材が押収された。これは、各地で活躍する市民メディアの自発的な行動を抑圧するものである。私たちは、これにも強く抗議する。
川崎さんは、4月9日、おおい町に3人でテントを張ったときから、共にたたかってきた仲間である。そして、6.30~7.2にかけてたたかわれた大飯原発正面ゲート封鎖行動においても、運動のため、仲間のため、社会のために、最も過酷な役目を引き受け、現場を切り開いてきた。この行動なくして、大飯原発の封鎖自体が、到底不可能だったのであり、この行動なくして、大飯原発正面ゲートで行われた36時間にも及ぶ実力阻止行動も実現しなかったのである。そして、この行動なくして、運動の前進はなかったのである。
最も過酷な役目を担った者を弾圧し、孤立させ、運動を分断しようとする、過去幾度となく繰り返されてきた卑劣な警察権力、日本政府のやり方を許してはならない。
7月1日の大飯原発再稼働を実力阻止するために行動した者たちは、逮捕覚悟で、現場の機動隊、そして、日本政府に立ち向かっていった。私たちを覚悟させたのは、福島第一原発過酷事故の収束もままならず、責任もとらず、反省もないまま進められた日本政府の大飯原発再稼働、そして、フクシマへの棄民政策が、許しがたいものであったからである。
大飯原発再稼働阻止を目的とした一連の行動は、日本政府の凄まじい暴力を前に、正当防衛、緊急避難として、当然にたたかわれたものであり、正当な行為であることは論を待たない。私たちは、権力の暴力、抑圧に対し、必要な実力をいついかなるときも躊躇なく行使する。また、これは、私たちが人として生まれながらに持っている根源的な力であり、いかなる権力、法も、これを制限することはできない。
そして、本当に裁かれるべき者が誰であるのかは、多くの心ある人々の知るところである。
私たちは、この弾圧により、運動を後退させることも立ち止まることもない。あるのは、ただ運動の前進だけである。大飯弾圧救援会(準備)、並びに、原発再稼働反対監視テントへの連帯と支援を。
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