11月10日研究会「戦争と死刑と国家」(報告:太田昌国)

ルネサンス研究所の11月定例会のご案内です。

●第三クール第18回

◇日時:2014年11月10日18時30分開始 開場18時00分

◇場所:専修大学神田校舎7号館7階773教室

◇報告者:太田昌国(ラテンアメリカ研究 翻訳家 編集者)

「戦争と死刑と国家」  太田昌国

国 家は、戦争を発動して自国兵士に他国での「殺人の権限」を与え、また、死刑執行命令を通して、官吏に同じく「殺人の権限」を与える。国家ではな い、いかなる個人にも集団にも許されていない「殺人という行為」が、ひとり国家にはなぜ許されるのか。あるいは、許されると、ひとはなぜ考えるのか。20 世紀後半以降の歴史の中で、死刑廃止国家が140ヵ国に上り、世界の3分の2の諸国で実現している現実と、その中には、死刑制度廃止を加盟条件にしている EU(欧州連合)も含まれるが、そのEU圏でも戦争廃絶の理想はなお遠く、アフガニスタン、イラク、そしていまは「イスラム国」への戦争を行っているとい う現実から、何を汲み取るべきかを考えたい。

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*連絡先:松田 090-4592-2845

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<12月の予定>

第19回:報告者 前田裕吾

◇日時:2014年12月8日18時30分開始 開場18時00分

◇場所:未定

◇テーマ:「戦後運動の問題点」               

1 敗戦を機にした混乱と価値観の転換、その中で汲取ったもの

2 社会矛盾と直面した青年群像

3 労働運動と政治運動

   階級概念の整理と社会運動・労働運動と学生運動

4 60年安保闘争のもたらしたもの

   前衛概念の崩壊と新左翼運動の登場

5 ベトナム反戦運動の影響・社会的運動論の登場

   反戦青年委員会と全共闘、既成概念の根本からの否定

6 公営企業の民営化、国鉄の民営化と社会的影響

   社会的インフラの崩壊と労働運動・全労協の結成

 7 3・11東北大震災と福島原発事故で問われたもの

   原発事故とその社会的影響

   原発反対運動がもたらしたもの、通産省前テント村

   検討事項 「味方でなければ敵」「敵でなければ見方」

   社会運動として如何に位置づけるか 例 都知事選問題 

 8 その他

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<1月以降の予定>

●第20回予定2015年1月12日

●第21回予定2015年2月9日

●第22回予定2015年3月9日