世界資本主義フォーラムの11月例会を下記のように開催しますので、ご参加ください。
■日時 2014年11月29日(土)14時~17時
■場所:立正大学大崎校舎 4号館42教室(10月会場とは異なる建物です。)
品川区大崎4‐2‐16 (JR五反田駅・大崎駅から徒歩7分)
会場案内(http://www.ris.ac.jp/access/index.html )
■入場無料
■内容:
① 五味久壽「米中体制と中国経済の現実」
1、アメリカ側から見た米中体制、中国は大国としての責任を果たしているか?
2、中国経済は転換期を迎えているか?中国経済の現実は?
3、現時点における中国経済の展望
②矢沢国光「1971-2014 超金融資本主義の運動法則」
資本主義の発端である「カネ貸し資本」から今日の「超金融資本」にいたる「資本形態の発展」は、現実資本(リアル・エコノミー)と貨幣貸本(マネタリー・エコノミー)の関係の発展としてとらえられる。
今日の「超金融資本」は、1971ニクソン・ショック以後の世界経済――基軸通貨が崩壊し、無基軸通貨体制に向かう今日の世界資本主義――の資本形態である。ここにおいては、貨幣資本と現実資本の直接の連関[企業への直接・間接の投資]は後景に退き、貨幣資本による国民通貨、国債、各種金融派生商品などへの国境を越えた投資・投機が資本の運動力学の原動力となっている。
ニクソン・ショック以後1971-2014の世界資本主義の展開過程を、
A 「基軸通貨」ドルの衰退・巻き返しを軸とする国際的なカネ--国際的投資・投機マネー--の性格規定をふまえて
B 国際的なカネの動きが、どのような金融的機制をとおして、日・欧・新興国の実体経済の盛衰・危機を作り出すかをあきらかにする。
その際、「世界経済の力学」を知る上で重要な世界経済の「事件」として、①1982年に始まる中南米経済危機、②1989年日本の資産バブル破綻とそれに続く長期のデフレ、③1994年メキシコ通貨危機に始まる中南米の債務危機、④1997-1999アジア通貨危機、⑤米2006住宅バブル破綻に始まり2008リーマン破綻で世界化した金融危機、⑥2009ギリシャ政府財政粉飾露呈から始まるユーロ圏経済危機を取り上げ、それぞれの「事件」が「国際投資/投機マネー」の動き・作用――世界経済の「世界経済力学」――によって叙述できることを示す。
■場所:立正大学大崎校舎 4号館42教室(10月会場とは異なる建物です。)
品川区大崎4‐2‐16 (JR五反田駅・大崎駅から徒歩7分)
会場案内(http://www.ris.ac.jp/access/index.html )
入場無料
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矢沢国光(やざわ くにてる)
yazawa@msg.biglobe.ne.jp
電話048-294-6046[FAX兼用]
▽携帯 090-6035-4686