NAJATも参加団体となっている「軍学共同反対連絡会」が11月10日夕方、
初の院内集会を開催します。今年度6億円から来年度概算要求で一挙に
110億円に膨張した軍事研究への助成をやめさせるための重要な集会に
なります。
定員140人の会議室を一杯にして、市民の熱気を議員に伝えたいと思い
ます。ぜひ、お誘いあわせのうえでご参加ください。なお、広報が不十
分ですので、ぜひツイッターやフェイスブック、ブログやメール、口コ
ミなどで広めていただけると助かります。
※後ろに付けたアーカイブ動画、ニュース、ブックレットなどもぜひご
覧ください。
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<緊急院内集会>
軍に奉仕する科学でいいのか
~軍事研究予算の大幅拡大を止めるために~
http://no-military-research.jp/?p=337
今、日本の科学が軍の下請けになるかどうかの重大な瀬戸際にあります。
防衛省が創設した「安全保障技術研究推進制度」と呼ぶ競争的資金制度を
通じて、大学や研究機関の研究者を軍事研究に誘い込みつつあるからです。
日本学術会議はアジア太平洋戦争時の戦争協力の反省に基づき、1950年
と1967年に「戦争を目的とする科学の研究には絶対従わない」とする声明
を決議し、以降もそれらを堅持して、軍事研究を拒否してきました。しか
し、現在の日本学術会議会長は「自衛のための研究は容認されるべき」と
主張する大西隆氏で、氏の提案により「安全保障と学術に関する検討委員
会」が設置され、今までの姿勢の見直しの可能性も含めた検討作業が進ん
でいます。その結論は、日本の学術界の軍学共同の行方を大きく左右する
でしょう。
留意すべきことは、防衛省がこの競争的資金制度のための予算として、
昨年度は3億円、今年度は6億円、来年度の概算要求はなんと110億円へと
18倍に大幅増額を画していることです。研究者の研究費不足につけ込み、
日本版「軍産学複合体」を本格的に構築することを目論んでいると言える
でしょう。
軍に奉仕する科学にさせないためには、研究者や市民と国会議員との連
携を強めることが不可欠です。そのため、緊急の院内集会を企画しました。
ぜひ多くの国会議員や研究者、市民が参加されるよう呼びかけます。
11月10日(木) 18時~19時30分
参議院議員会館101会議室(永田町駅、国会議事堂前駅)
※17時30分頃からロビーにて通行証を配布します。
講演:池内 了さん(名古屋大学名誉教授)
<プロフィール>
1944年兵庫県生まれ。名古屋大学および総合研究大学院大学名誉教授。
専門は宇宙物理学・宇宙論、科学・技術・社会論。最近の著書に『科学者
と戦争』(岩波新書)、『兵器と大学』(共編著、岩波ブックレット)、
『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび書房)など。
主催:軍学共同反対連絡会
事務局 kodera.t311@gmail.com
ホームページ http://no-military-research.jp/
ツイッター https://twitter.com/AMR_Japan
共催:立憲フォーラム
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<ぜひご覧ください!>
◆軍学共同反対連絡会発足シンポジウム-軍に奉仕する科学になるのか-
2016年10月28日
講演:山崎正勝
シンポジウム:池内了、井原聰、杉原浩司、山崎正勝
https://www.youtube.com/watch?v=d5BDjDZlEsE
◆軍学共同反対連絡会ニュースレター 第1号
【主なトピック】
・結成記者会見の模様
・学術会議総会レポート
・防衛省の競争的資金の論考
・講演等案内
http://no-military-research.jp/wp1/wp-content/uploads/2016/10/NewsLetter_No01.pdf
◆岩波ブックレット最新刊『兵器と大学~なぜ軍事研究をしてはならないか』
(池内了、小寺隆幸編、660円+税)発行
連絡会が編集した軍学共同のわかりやすい冊子。ぜひお読みください。
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/27/4/2709570.html