「現在における国家論の可能性」
予想通りというか衆院選挙は自公の勝利に終わりました。そして安倍は憲法改正に向かうと公言しています。アベノミクスという経済政策を全面に掲げた選挙でしたが、本音は憲法改正だったのですね。巧妙な戦術だったにしても、つべこべ言わず僕らは受けて立つしかないですね。僕らの思想的な武装をして対応していきたいとおもいます。左翼はこれまで政治的な戦術としてしか憲法を扱ってこなかったので思想的・理論的には憲法や戦争のことは弱いのです。そこで僕らの先輩たちが残した憲法や戦争についての思想や理論を学びなおしたいと思っています。
前回は『憲法第九条―太平洋戦争の遺産』(上山春平)をとりあげました。上山さんは回天特攻隊員として二度の出撃経験を持つ戦中派の思想家です。律令制、あるいは律令国家の研究で著名でありますが、彼の憲法論や戦争論は興味深いものがあります。今回はこの本の第一章(太平洋戦争の思想史的意義)と第二章(再び太平洋戦争について)のところをとりあげます。これにはそれぞれ「大東亜戦争と憲法九条」「大東亜戦争は解放戦争か』という対談や付論もあります。60ページ前後ですが、上山さんの憲法論や戦争論が展開されています。名月堂書店(03-5368-2327)発行の『憲法第九条―太平洋戦争の遺産』の第一章と第二章の部分を読んで来ていただきたいが、手に入りにくいひとのためには資料として準備しておきます。また、終わってから忘年会もいたします。各人何か一品を持って参加していただくとうれしいですね。
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12月19日(金)は「現在における国家論の可能性」です。忘年会も行います。次回の1月16日(金)です。
◇場所:変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 301号室 (JR, 地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)
◇時間:19時からです。注意:309号から301号に変更。
◇1回千円です。
◇電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330)。
*当日、参加できないが資料を希望する人は連絡ください。