まずは「天皇誕生日」が「国民の祝日」であることへの、抗議の意思表示です。
そして、天皇制の現在的な問題について意見を交わし、核心に迫っていきたい。
この日はそれに最もふさわしい日である、というわけで今年も準備しました。
今年は以下のテーマで開催します。関心とお時間のある方、ぜひご参加下さい。
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■安倍政権と象徴天皇制の変容 12.23反天連討論集会
▼日時;2013年12月23日(月)午後2時15分開場
▼会場:日本キリスト教会館4F会議室
地下鉄早稲田駅下車(AVACO隣)
▼発言:青山薫…伊藤晃…天野恵一
▼資料代:500円
安倍政権が返り咲いて一年。右傾化という一言では言い表せない事態が、多くの人々を切り捨て、あるいは切り捨てる側の論理でがんじがらめにしてしまう恐ろしい事態が、すでにつくり出されつつある。ヤバイのは、改憲、集団的自衛権、秘密保全法、原発だけではない。福祉、教育、経済、労働、家族と、生活に密着したさまざまな問題が、あるいは戦争・戦後責任を否定する歴史認識問題とそこから滲み出る差別・排外主義、倒錯したナショナリズムの蔓延、等々が同時加速的に進んでいるのだ。
このような状況にあって、象徴天皇制はどのように変容していくのか。天皇制を最大限利用したい政府・財界、マスコミのそれぞれの思惑。あるいはそれらに左右されながらも天皇制的価値観の中で生きる圧倒的多数の天皇支持者の思惑。そして、それらに規定されながら、それでも独自に自らのあり方を方向付けていこうとする天皇および皇族たちの、あってはならない思惑。
窒息しそうな安倍政権下で、この三つ巴がつくり出すものが、たとえば山本太郎参院議員の天皇への「手紙」をめぐる「事件」だったりする。これも「象徴天皇制の現在」の大きな断片であるのだ。
来る12月23日の「天皇誕生日」、この日こそは天皇制の問題を考える日である。反天連恒例の討論集会は今年も開催する。今年はこの安倍政権と天皇制の変容という課題を、具体的に捉えていけるような議論としたい。多くのみなさんの参加を呼びかる。
反天皇制運動連絡会
hanten@ten-no.net