2月15日草の実アカデミー「エジプト「革命」の謎~現地取材映像と報告~」

著者: 林克明 : 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会会員
タグ:

<第59回草の実アカデミー> 

 「エジプト「革命」の謎~現地取材映像と報告~」

 講師:田保寿一(ドキュメンタリー映画監督)

○日時 :215日(土)130分開場、2時開演、445分終了

 

○場所 :渋谷区穏田区民会館1階集会室

 

    渋谷区神宮前6-31-5  TEL03-3407-1807

 

○交通 JR山手線「原宿駅」表参道口7

 

    東京メトロ千代田線「明治神宮前<原宿>駅」4番出口3

 

http://www.ss-kousya.com/institution/community/ondenkumin.htm

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 独裁打倒を旗印に大規模な集会が始まり、ついには政権が崩壊したエジプトの「革命」から3年。その後、ムスリム同胞団の政権ができ、その後は新政権に対する反対運動が高まり、実質的クーデター……とエジプト情勢は目まぐるしく動いている。

  いったい何が起き、どのような政治情勢で、いかなる政治集団が何をしているのか。事態は複雑で混沌としている。謎が多い。そのなかで田保寿一監督は、2度にわたり2か月間の現地取材を慣行した。

  田保氏は「タマロッド」という若者グループを取材したが、今回の映像報告と講演のポイントは、この若者グループである。重要な役割をしているにも関わらず、日本のメディアはどこも取材していないからだ。

  昨年428日、カイロ市内のある家に男女7人の若者が集まり、モルシ政権打倒の署名を街の中心部でやろうと決めた。5月1日から街頭署名を始め、1日で5000筆集めたと言う。

  630日までに220万の署名を集めたと言われる。そしてこの630日、エジプト全土で史上空前の330万人の巨大デモが行われ、モルシ政権派と政権打倒が大規模な衝突になり、73日のクーデターにつながった。

  この若者集団を軸に、全体の情勢を考える。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 田保寿一氏は、かつてテレビ朝日「ザ・スクープ」のスタッフとしてイラク戦争終結直後のクウェートに入り取材活動を行う。戦争時、原油で水鳥が油まみれになった事件が起き、その原油はイラク軍が流したとされたが、現地調査の結果、米軍の製油施設への空爆によるものであることを立証。1991817日 「水鳥映像の謎」を放送、ギャラクシー賞を受賞。

  その後さらにイラクを取材したり、アメリカの死刑問題、北朝鮮拉致問題などを取材。アメリカのイラク帰還兵による反戦運動を描いた『冬の兵士』も制作している。

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

草の実アカデミー

ブログhttp://kusanomi.cocolog-nifty.com/blog/

E-mail kusanomi@notnet.jp

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

2月7日発売「ブラック大学 早稲田」(同時代社)

http://www.doujidaisya.co.jp/book/b165110.html