危険手当のピンハネを許すな!
労働者として、人間として扱え!
除染労働問題【環境省・厚労省交渉】【院内集会・記者会見】
開催日:2013年2月28日(木)
内容:13:00 環境省・厚労省交渉、15:00 院内集会
場所:参議院議員会館B107会議室
今年度より国の直轄事業として始まった除染作業は、ゼネコン丸投げの杜撰な
事業体制による手抜き除染が問題になりましたが、同時に、除染作業員に対する
劣悪な取り扱いも問題になっています。国が支払う危険手当を受注業者が実質的
にピンハネしているほか、滞在費・食費・講習費を口実とした不当な賃金天引
き、一方的な労働条件の変更、タコ部屋に近い宿泊環境や労働者管理などが明ら
かとなっています。
これに対して、当時の長浜環境相は「重大な決意で臨む」、三井厚労相は「労
働基準監督署で厳しく是正指導したい」と表明しましたが、環境省は各地からの
情報提供に対応せず、事実上告発を握りつぶしていたことが明らかになっていま
す(「除染危険手当の不払い情報放置」朝日新聞、2013年2月3日)。また、厚労
省が監督する労働基準監督署も、労働者から危険手当や労働条件に関するいくつ
もの申告がありながら後ろ向きの対応に終始しており、これらを黙認していると
しか思えません。
被ばく労働を考えるネットワークは、福島現地の労働組合と協力して労働争議
を2012年秋から開始し、不払い危険手当や不当な賃金天引き分を業者に支払わせ
てきました。除染労働者に対する不当な取り扱いは、単にゼネコンを頂点とする
建設業界の問題であるだけではなく、このような実態を放置して除染事業を進
め、「復興」を口実に業界に莫大な国費をばらまく国の問題です。業者に対する
争議を進める多くの除染労働者が、国への怒りを募らせています。
被ばく労働を考えるネットワークは、この除染作業に関する担当省庁である
環境省と厚労省に対して要請書を提出し、除染事業を巡る労働問題に関する交渉
を行います。当該労働者もこれに参加し、直接担当者に実態を告発します。
また、交渉終了後、同じ場所で、除染労働者と国会議員を交えた院内集会を開
催します。当該労働者による記者会見もあわせて行います。
【省庁交渉・院内集会参加希望の方へ】
・いずれも公開で行います。参加希望の方は、12:30以降に参議院議員会館入り
口にいる担当者より入館証をお受け取りください。
・担当者が見当たらない場合は、受付を通してB107会議室に連絡するか、被ばく
労働を考えるネットワークの電話までご連絡ください。
【追加情報】
・翌3月1日には、除染事業におけるピンハネ危険手当の支払いを求め、当該労働
者が業者の社前行動を行います。詳細・取材要請はお問い合わせください。
問い合わせ:被ばく労働を考えるネットワーク
〒111-0021 東京都台東区日本堤1-25-11山谷労働者福祉会館気付
電話:090-6477-9358(中村)、Eメール:info@hibakurodo.net
http://www.hibakurodo.net
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なすび <nasubi@jca.apc.org>
山谷労働者福祉会館 活動委員会
〒111 東京都台東区日本堤1-25-11 tel/fax: 03-3876-7073
山谷労働者福祉会館 http://www.jca.apc.org/nojukusha/san-ya/
被ばく労働を考えるネットワーク http://www.hibakurodo.net