申込み:https://forms.gle/3iQXY4Wznek4rZ357
2017年、福島原発事故後の除染や帰還促進に苦戦していた政府にとって好都合な論文が発表されました。通称「宮崎・早野論文」は、伊達市民全員の被ばく線量をガラスバッジで測定した結果、空間線量が年1ミリシーベルトでもガラスバッジの測定値は年0.15ミリシーベルトだったとしています。
これが本当なら、線量限度・年1ミリシーベルトは、実質的に年6.7ミリシーベルトに引き上げられることになります。
伊達市の島 明美さんは、この論文に疑問を抱きました。「伊達市民が外でガラスバッジを身につけている姿を目にしたことはほとんどなかった」からです。島 明美さんは伊達市への情報公開請求などを活用し、黒川眞一さん(高エネルギー加速器研究機構・名誉教授)と共同で「宮崎・早野論文」の問題点を次々に明らかにしてきました。「宮崎・早野論文」は「科学論文」を装ったフェイク論文、ねつ造論文であることが明らかになりました。
事態が極めて深刻なのは、本来日の目を見るはずもないこのフェイク論文が、査読を経て有力学術雑誌に掲載されたことばかりではありません。論文は撤回されたものの、「空間線量1ミリシーベルト=ガラスバッジ0.15ミリシーベルト」という結論がねつ造であることを、著者も、ねつ造論文を掲載した学術雑誌も、認めていないからです。著者のひとり・早野龍五東大教授は昨年2月、恥ずかしげもなく「『科学的』は武器になる」と題する著書を著しています。科学者が「科学的」を武器にフェイク論文を発表し私たちが被ばくを強要される時代に、私たちはどう立ち向かえばいいのでしょうか?
3月19日(土)夜、島 明美さんの講演、黒川眞一さんのコメントを聞きながら、一緒に考えてみませんか。申込み:https://forms.gle/3iQXY4Wznek4rZ357
動画「調査報道 通称『宮崎・早野論文』 『科学的』の正体」が参考になります。
ぜひ、ご覧ください。
前編(改定版) https://www.youtube.com/watch?v=OFj-jTXafJg 26分
後編(追加バージョン) https://www.youtube.com/watch?v=tbLkxim4pfc 22分