道路や水道、港湾などのインフラに加えて病院までが破壊され、国境封鎖
による人道支援の停滞も相まって、飢餓が広がり、コレラも蔓延しました。
その結果、人口約2700万人のうち、なんと2000万人以上が食糧・医療など
の緊急人道支援を必要とし、840万人が飢餓の危機に瀕しています。
日本ではほとんど伝えられることのないイエメン現地の状況を知り、私た
ちにできることを探る貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。
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<最新報告>
「最悪の人道危機」イエメン内戦のいま
~国際社会から忘れ去られた紛争の真実~
内戦で、多くの犠牲者を出しているイエメン。サウジアラビアやUAE
(アラブ首長国連邦)は、イエメンのフーシ派を攻撃するとして無差別空
爆を続けています。一方、フーシ派はイランの援助も受け、弾道ミサイル
で反撃。内戦は近隣諸国を巻き込んで、長期化しています。この内戦によ
り、イエメンでは840万人が飢餓に直面し「世界最悪の人道危機(国連声
明)」に陥っています。
にもかかわらず、日本政府は航空自衛隊が擁する最新の輸送機である川
崎重工製の「C2」を、紛争当事国であるUAEに輸出することを検討中です。
イエメンの取材に成功し、2月11日に帰国したフォトジャーナリストの
久保田弘信さんに現状を報告してもらいます。
日時:4月27日(金) 18時30分~21時
場所:文京シビックセンター 4階シルバーホール
地下鉄 後楽園駅(4a、5番出口徒歩1分)、春日駅(文京シビック連絡口)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
資料代 800円
講師:久保田弘信さん(フォトジャーナリスト)
<プロフィール>
大学で物理学を学ぶが、スタジオでのアルバイトをきっかけにカメラマン
の道へ。旅行雑誌の撮影で海外取材をこなすうちに、ひとりのパキスタン
人と出会いパキスタンに赴く。パキスタンでアフガン難民を取材したこと
をきっかけに本格的にジャーナリストとしての仕事を始める。9.11事件の
以前からアフガニスタンを取材、アメリカによる攻撃後、多くのジャーナ
リストが首都カブールに向かう中、タリバンの本拠地カンダハルを取材。
またパキスタンに流出する難民を取材。難民の子どもたちの素顔をとらえ
た個展を多数開催。以来、アジア、中東を舞台に取材を続ける。
◆公式HP http://www7b.biglobe.ne.jp/~kubota-photo/
◆写真集「僕が見たアフガニスタン」、
DVD「アフガニスタン伝えきれなかった真実」販売ページ
http://kubotaphoto.cart.fc2.com/
主催:イエメン内戦を知る講演会 実行委員会
(連絡先 090-6185-4407 メール anti.arms.export@gmail.com )
[呼びかけ人]佐藤真紀、井筒高雄、志葉玲、並木麻衣、小寺隆幸、杉原浩司
※武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)が呼びかけ、NGOの有志と共につくる
実行委員会です。