はね返そう…今も昔も沖縄差別!
改めて「沖縄・屈辱の日」を問う!
辺野古新基地建設を阻止しよう!
4.28「屈辱の日」京都集会
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集会宣言 改めて「沖縄・屈辱の日」を問う!
はね返そう・・・昔も今も沖縄差別!辺野古新基地建設を阻止しょう!
今から70年前、沖縄は戦場だった。そして今、辺野古の海を巡って沖縄は戦場となっている。
政府による国策としての沖縄差別は、常に日本の支配者達の海外派兵と結びついている。本集会は、「沖縄・屈辱の日」を振り返り、辺野古新基地建設を阻止、自衛隊の海外派兵と憲法改悪を阻止するため開催された。
70年前沖縄は、日本軍9万余人、沖縄県民から徴用された軍人・軍属2万余人、朝鮮から強制連行された徴兵と慰安婦など1万余人。これに沖縄県民約60万人。上陸したアメリカ軍54万人、軍民併せて約130万人が入り乱れて沖縄地上戦が行われた。
日本軍は既に1942年6月、ミッドウエイ海戦で海軍の主力を失い、制海権・制空権を失って補給はたたれ、日本軍の食料・医療は現地調達。こうした条件下で沖縄県民は、「本土防衛と天皇制護持」のため、日本軍によって「軍民共生共死」を押しつけられた。沖縄県民は、日本軍に食料を奪われ、壕や先祖の亀甲墓(かめこうばか) から追い出され、喉(のど) の乾きを血の混じった泥水で癒(い) やし、方言を使うとスパイ扱いで殺され、集団自決を強制され、アメリカ軍の掃討作戦の餌食(えじき) に差し出された。
1945年2月、側近近衛文麿(このえふみまろ) が天皇に「・・・憂(うれ) うべきは共産革命にてござ候(そうろう) 」と伝え、戦争敗戦の受諾(じゆだく) を促(うなが) したが、天皇は「もう一度戦果を上げて後、和議」と、戦争継続を指示した。
こうして1945年3月26日から6月23日まで沖縄戦が闘われ、沖縄県民約15万人以上と将兵約7万人、沖縄の文化財や家屋は灰燼(かいじん) に帰した。その後、米軍のB29戦略爆撃機による本土大空襲が、8月には広島、長崎に原子爆弾が投下され、沖縄・本土焼け野原となった後8月15日・敗戦の日を迎えた。
なぜ、敗戦色濃い戦局で戦争継続がなされたのか、「国民の命と財産を守るためか?」否!それは天皇制護(ご) 持(じ) と官僚の既得権を守るためのものであった。沖縄県民や本土国民の命に対する政府の国策は差別以外の何ものでもない。これこそが日本軍、
更に国家の正体だったことを心に刻んでおかなければならない。
1946年に日本国憲法が公布、翌年施行されたが、その間、朝鮮国での社会主義革命の進展、中国での人民解放軍の前進を前にしてアメリカは、アジアにおける権益確保のため日本政府に同意を強制しつつ、極東に反共の砦として日本再軍備を進め、その要として沖
縄の基地建設を拡張した。日本国憲法の主権在民・平和・人権はこうして日米両政府合意の下で踏みにじられた。
1947年9月、天皇は側近の寺崎を通してアメリカ政府に「沖縄を25年、いや50年又はそれ以上、日本の潜在主権の下、アメリカが統治して欲しい」旨上申し、これを由(よし) としたアメリカ主導の極東軍事裁判は天皇の戦争責任を免除した。この天皇メッセージこそ、天皇の国事行為を禁止した憲法違反第1号であり、決して許しえない。
1950年6月25日、「朝鮮戦争」勃発。朝鮮革命抑圧に介入したアメリカと日本政府は、
1951年9月に対日平和条約と旧日米安保条約を締結し、その第三条で沖縄・奄美諸島をアメリカの軍政下に差し出し、1952年4月28日、条約発効と同時に日本・本土は独立した。
天皇と財界は戦犯免除され、政界・官僚・軍人の戦争犯罪人はことごとく解除され、旧支配層が生き返えって日本政府の懐に(ふところ) 舞い戻り、今日の日本を牛耳(ぎゆうじ) っている。
沖縄は日本の支配者達が生き残る為の生けにえとされた。これが国策による沖縄差別で あり、屈辱の日である。今、再び日本政府は、国策による沖縄差別として辺野古の海を埋め立て、新たな海外派兵の前進基地を作ろうとしている。 2014年施行の名護市長選・市議員選挙、沖縄県知事選と衆議院選、これらの選挙結果は、沖縄の民意が「辺野古の海を埋め立てるな!」と示されている。にもかかわらず政府は「粛々(しゆくしゆく) 」と強行している。
今、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前や海上で沖縄の民衆は「この海と空、大地の主権者は私たちだ!」と声を上げ、辺野古埋め立て阻止のため必死の戦いを挑んでいる。
この戦いに勝利し、沖縄から全ての基地を撤去することが「沖縄・屈辱の日」を濯(そそ) ぐ第一歩となる。
お集まりの皆さん、全国の皆さん。5~6月、私は、たちの持てる全ての力を結集して辺野古埋め立てを阻止し、海外派兵と憲法改悪を止めるため安倍内閣を打ち倒す共同の戦いを進めましょう。
2015.4.28
4.28「屈辱の日」を問う!京都集会実行委員会集会参加者一同
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5311:150429〕