被ばく労働を考えるネットワークのなすびです。
福島第一原発での被ばく労災認定などをめぐって、下記の集会を開催します。
直前のご案内となり恐縮ですが、ご来場をぜひお待ちしています。
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福島原発事故5年で初の被ばく労災認定
原発労働者は要求する! 国・東電・原発企業は健康被害に責任をとれ!
5・21春闘集会
【日時】2016年5月21日(土)18:00-21:00
【場所】文京区民センター2A会議室
東京都文京区本郷4-15-14
地下鉄「春日駅A2出口」徒歩2分、後楽園駅4b出口」徒歩5分
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
【主催】被ばく労働を考えるネットワーク
【発言内容および発言者】
収束・除染作業労働者からの現状報告:池田実(原発・除染作業員)
被ばく労災認定・損害賠償をめぐる問題:
川本浩之(神奈川労災職業病センター)、木下徹郎(弁護士、労働弁護団)
国は労災を認めよ!梅田原発労災裁判の状況:
梅田隆亮(原告、元原発労働者)、岡部史卓(弁護士)
【主旨】
昨年10月、収束作業に入った労働者の被ばく労災が初めて認定されました。しかし、厚労省は「科学的因果関係が証明されたわけではない」と強調し、メディアもそれをそのまま報道したことにより、一部では「収束作業で被ばく労災なんてデマ」という言説も聞かれました。
しかし、この労災認定は、労働者本人に関する様々な検査データをもとに、専門家からなる「電離放射線障害の業務上外に関する検討会」で審査され、「放射線業務に起因したと判断することが妥当である」と結論されたものです。厚労省のミスリードと、それに追従したメディア、被ばく労災を否認したい者たちの恣意的な発言は看過できません。
このような言説は、放射線のリスクをきちんと説明されておらず、社会的な理解も不十分な中で、労働者が労災をきちんと認識し申請することを妨げる圧力となっています。労働者自身が被ばくのリスクを知り、労災制度を知ることで、申請の権利を行使することが重要です。
この集会では、かつて労災認定を勝ち取った長尾裁判などの経験を踏まえ、今回の労災認定をきちんと解説し、厚労省のミスリード問題を明らかにします。
そしてこれまで原発で働いてきた労働者が、自ら目にした原発労働の問題を告発するとともに、労災による発病で健康と生活を破壊され、その後の労災認定・損害賠償をめぐっても理不尽な扱いを受けている元原発労働者が、自らの現状を報告します。これまで原発で働いてきた労働者が、今働いている労働者に、国・東電・原発企業に、そして社会に訴えます。
–なすび <nasubi@jca.apc.org>
山谷労働者福祉会館 活動委員会
〒111 東京都台東区日本堤1-25-11 tel/fax: 03-3876-7073
山谷労働者福祉会館 http://www.jca.apc.org/nojukusha/san-ya/
被ばく労働を考えるネットワーク http://www.hibakurodo.net