イランへのアメリカの爆撃攻撃に抗議して、本日午後6時から横須賀米軍基地
ゲート前で抗議行動と申入書を手渡す緊急行動が行われました。急な呼びかけで
したが、50人ほどが集まり、代表者が当直将校に下記申入書を手渡しました。
SNSによればサンディエゴでも抗議行動が行われたようです。

2025年6月22日
在日米海軍司令官様
非核市民宜言運動・ヨコスカ
ヨコスカ平和船団
横須賀市本町1-9 三協ビル3階
米軍のイラン核関連施設への爆撃に抗議する申し入れ書
日本時間の6月22日午前9時30分ごろ、米軍がイランの核関連施設3か所に爆撃を
加えたとの報道に接しました。6月13日にイスラエルが突然イランを空爆した際
も衝撃を受けましたが、今回の米軍の参戦は、絶対にしてはいけないことで、そ
の選択に強い怒りを覚えました。
第2次大戦以降、国際紛争を平和的に解決するために国際連合が組織され、他国
への武力行使、領土侵攻が禁止されたことは、だれもが認めることです。しかし、
「自衛権の行使」を実に、これまでも他国への攻撃が繰り返されていることも周
知のとおりです。今回も「戦争を終結させる」、「平和をもたらす」という大養
名分が掲げられています。しかし、武力行使によって平和はもたらされません。
憎しみと殺戮の連鎖が続くだけです。国際社会はこれを放置したとして、さらに
全世界に軍事力偏重傾向が強まり、今以上に戦争が頻発します。それは人の生き
残れる世界ではありません。そこに勝者はいないのです。
我が国は、貴国に対し、軍事基地を提供しています。とくに神奈川県内には、空
母をはじめ第7艦隊の母港としての横須賀、その艦載ヘリ部隊を配置している厚
木基地、海上での陸軍集積基地であるノースドックなど重要な基地が集中し、そ
こで訓練を行っています。米軍が他国を攻撃することは、これら在日米軍基地も
多かれ少なかれ、その攻撃に加担し、同時にそれを許しているわたしたち県民も
またその攻撃に加わっていることになります。しかし、わたしたちはそれに同意
していません。わたしたちは、今後基地を提供し続けることにも同意しません。
わたしたちは、「武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段
として永久にこれを放棄する」という日本国憲法を定め、その中で、「世界の国
民がひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」こと
を確認しています。そして、「国民は全力をあげてこの業高な理想と目的を達成
することを誓って」います。この憲法の親定に従い、わたしたちはここに、抗議
行動をし、貴職に他国への武力行使を行わないよう申し入れます。
記
1.米軍によるイラン空爆を即時中止し、今後も行わないよう国防総省、米空軍に
伝えること。
2.イスラエルに対し、イラン空爆を止め、外交努力による解決を行うよう、米国
務省から伝えさせること。