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6月26日(土)開催のいろりばた学習会『「もんじゅ」を廃炉に・講演会+方針討論』のご案内です。もんじゅをこのまま動かし続けると重大事故を起こします。大惨事の前に、もんじゅを止めるための知恵を出し合おう。
●1995年のナトリウム漏れ事故から14年半振りに試験運転を再開したもんじゅですが、機器の故障、相次ぐ警報と誤警報、運転員の教育不備などの問題が続出していますが、これらはいずれも再開前から懸念されていたことでした。
●「夢の原子炉」と言われた高速増殖炉計画の実用化時期は当初「1970年代後半以降」(1961年「原子力長期計画」)としていたのが年を経るたびに遠ざかり、現在では2050年ですらおぼつかない状況です。それどころか本当に増殖できるのかという疑問が呈されています。
(以下は毎日新聞 2010年6月17日 地方版より)
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内閣府原子力委員会の近藤駿介委員長が16日、県庁で西川一誠知事と会談し、敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」を視察した。取材に対し近藤委員長は、同委が05年にまとめ、政府が閣議決定した原子力政策大綱で、高速増殖炉の実用化時期を「2050年」としていることについて「決して(時期が)決まっているわけではない」と述べ、先送りの可能性も示唆した。
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http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100617ddlk18040631000c.html
●また水と触れると爆発的に反応する金属ナトリウムを循環させ、プルトニウム燃料を使用する高速増殖炉は普通の原発(軽水炉)以上に事故の危険性が高いと懸念されています。
●さらに運転によって得られるのは高純度の核兵器級プルトニウムという物騒なものです。
●もんじゅは現在1.3%の低出力での試験運転ですが、それでも問題が続出しています。
このあと、3年がかりで100%の出力まで上げていく予定ですが1995年のナトリウム漏れ事故は40%出力の運転時に起こりました。このままムリに運転を進めていけば、重大事故は避けられません。
危険が高く、実用見込みもないもんじゅは廃止とするべきではないでしょうか?
皆さま、ぜひお越し下さいませ。(いろりばた会議 今井)
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《環境と原発問題の学習会『第149回いろりばた会議』のご案内》
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【テーマ】
■「もんじゅ」強行再開後の諸矛盾、今後の展開
講師:小林圭二さん(元、京大原子炉実験所)
■「夢の原子炉はウソ、「増殖」はハッタリ」
講師:槌田敦さん(核開発に反対する会代表)
■「もんじゅ」反対の歌-ギターと歌:朴 保さん
★参加者よりの発表、資料の持ち寄り、参加歓迎です
●日 時:2010年6月26日(土) 13:00~16:00
●会 場:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー9F・1096室
(東京都千代田区神田駿河台1-1)
御茶ノ水駅(JR中央・総武線/丸ノ内線)から徒歩3分、新御茶ノ水駅(千代田線)から徒歩5分、神保町(都営新宿・三田線/半蔵門線)から徒歩8分
●資料代:800円
●共催:現代史研究会、核開発に反対する会
いろりばた会議(環境と原発の学習会)
協力:たんぽぽ舎、廃原発ネットワーク