日本郵政は正規雇用のうち一般職の住居手当を廃止します。このかん言われてきた「働き方改革」とは何だったかがここに露呈してはいないでしょうか。それが言い募ってきた「格差是正」とは、待遇の低いほうに「合わせる」ことだった!
見落としてはならないのは、郵政ユニオンが取り組んできた労働契約法20条裁判への逆ネジが意図されていることです。同裁判の一審判決が住居手当や扶養手当を非正規にも認めたことに対して、正規の一部からそれを奪うことで二審において判決をひっくり返すことが企まれています。郵政の一般職は、ほとんどがここ数年の間に非正規から登用された人たち。かれら彼女らを人身御供にしようというのです。
今春闘でこんな妥結をしたJP労組本部はゆるせません。
国会では「働き方改革関連法案」の審議が進んでいます。しかし、郵政のケースでも明らかなように、働く者にとっては改革ではなく改悪になってしまう内容です。厚生労働省のデータ捏造など政権の再三の失態から、同法案の今国会成立は微妙なところでもあります。私たちの闘いで葬り去りましょう!
[発言予定]
1.集配労働現場から 小川和良(神田局勤務)
2.郵政をめぐる状況 池田実(『伝送便』編集委員)
3.JP労組全国大会議案批判 土田宏樹(『伝送便』編集委員)
6月6日(水曜)午後6時半~
文京区民センター2B集会室
参加費(資料代)300円
個人有志と『伝送便』編集委員会の共催