7月18日草の実アカデミー「大学「改革」の正体、あるいは大学の惨状」

7月18日(土)「大学「改革」の正体、あるいは大学の惨状」

■第75回草の実アカデミーご案内

・講師:入江公康氏(大学非常勤講師)

・日時:7月18日(土)

13:30受付開始 14:00開演 16:45終了

・場所:文京区千石アカデミー 学習室B

http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1994

・交通:都営三田線「千石駅」100m

JR山手線「巣鴨駅」800m

・資料代:500円(会員無料)

・主催:草の実アカデミー

http://kusanomi.cocolog-nifty.com/blog/

 

大学の荒廃ぶりが凄まじい。この間行われてきた大学改革は一体大学に何をもたらした/もたらすのか。

グローバルだのといった、やたら派手なだけの改革の掛け声とは裏腹に、学問研究の自律性は損なわれ、学生生活の自由度はますます低下している。キャンパスや建物はきらびやかになったが、その分中身はスカスカになった。

国立大の独法化から始まり教育基本改正にいたる一連の改革のなか、政府・文科省は教育関連予算をとことん抑え、一方で大学をそのコントロールに服させる体制が巧妙に築かれてきた。そして大学みずからもそれらに対し迎合と妥協を重ねてきた。

大学自治という言葉はいまや死語か風前の灯だが、こうなってもいまだ大学への政権の介入は止むことなく、さらに強化されようとさえしている。

本来、大学人であれば到底許容しがたい案件が目白押しだが、大学はそれに抵抗しうるのだろうか。

今回は大学改革の中身と今後、学生生活の実態や、さらにわたくし演者も身をおく非常勤講師の実態などを踏まえながら、現在の大学の惨状を共有してもらうことで、社会のなかで大学がもつ/もたねばならない役割やその位置を考える端緒としたいと考えている。(講師の入江公康氏メッセージ)

◎入江公康氏

立教大学・東洋大学など複数の大学で非常勤講師  専門は社会思想・労働運動史など。作家の雨宮処凛さんが非正規労働などに目を向けるきっかけを与えた人として知る人ぞ知る人物。著書に「眠られぬ労働者たち 新しきサンディカの思考」青土社など

http://www.seidosha.co.jp/index.php?%CC%B2%A4%E9%A4%EC%A4%CC%CF%AB%C6%AF%BC%D4%A4%BF%A4%C1

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■「チェチェン戦争を忘れるな!」(kindle)刊行のお知らせ

林克明がチェチェン戦争をテーマにしたkindle本を出しました。チェチェン戦争をテーマにした劇映画『あの日の声を探して』のミシェル・アザナヴィシウス監督のインタビューを盛り込んだものです。

http://tinyurl.com/q8xywq4

■秘密保護法訴訟を盛り込んだ新書

秘密保護法――社会はどう変わるのか」(集英社新書)発売中

http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0761-a/

JVJAでは、森住卓、土井敏邦、そして私(林克明)が原告として国を訴えています。その訴訟のことも上記の新書に書いてありますので、ご一読いただければ幸いです。