日時:2012年7月21日(土)午後1時30分開場、2時開演 4時45分終了
場所:新宿区大久保地域センター3F 会議室B
〒169-0072 東京都新宿区大久保2丁目12番7号
電話 03-3209-3961
JR山手線 新大久保駅から 8分 ・ JR総武線 大久保駅から 13分 ・ 東京メトロ副都心線 東新宿駅から 6分 ・ 都営大江戸線 東新宿駅から 3分
資料代 500円(会員無料)
主催 草の実アカデミーhttp://kusanomi.cocolog-nifty.com/
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原発をめぐる報道がいかにゆがめられてきたかは、今や多くの人の知るところとなりました。今回の講演のテーマは、1990年代初頭の環境問題の最大の焦点でもあった長良川河口堰をめぐる報道弾圧。権力にとって都合の悪いことを隠すモデルケースのようなものだと思います。
◎朝日新聞は、いかに記事を止めたのか。
◎建設省(国土交通省)は、いかに国民をだましたのか。
◎裁判所は、いかに判決をデッチ上げたのか。
すべてを体験した吉竹幸則さんが語ります
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かつて環境問題のシンボルともなっていた長良川河口堰報道を丹念に調査報道しようとしていた吉竹幸則氏は、自身が勤めていた朝日新聞社から記事の差し止めを受けた。
その後、編集局長に異議を唱えたことを発端に、記者職まで剥奪されてしまったのだ。
このような扱いを受けた吉竹氏は朝日相手に訴訟を起こした。
本年1月、『報道弾圧』(東京図書出版)を刊行し、これまでの経緯を含め現代のジャーナリズム、官僚、裁判 の闇に迫った。
当日の講演では、これまでの経過やジャーナリズム・官僚・裁判というトライアングルがマイナスに機能することがいかに恐ろしいかを、実体験をもとに語っていただく。
以下、吉竹氏からのメッセージ。
≪腐敗した報道機関内部の社内力学により調査報道が潰されたら、いかに国民生活に影響が及ぶかが、ご理解戴けると思います。また、記者の権利を一切認めず、裁判所のデッチ上げ判決により、報道弾圧した朝日経営陣を勝訴させたことにより、今後、報道機関経営陣さえ押さえれば、戦前同様、いかなる報道規制・弾圧も可能にする道を開いたことなど、報道に取って大きな問題を含んでいると、私は思っています。
検察のデッチ上げ判決は広く世間に知れ渡ることになりましたが、裁判官直接のデッチ上げは、まだ知らない人の方が多いと思います。しかも、記者の「報道実現権」を否定し、新聞経営者と結託して国家権力が、報道規制・弾圧を今後いかようにも出来る道を開いたことは、看過できません≫。
吉竹氏が書いた本の章はこうなっている。
●報道弾圧≪第一部≫ 建設省の闇
●報道弾圧≪第二部≫ 朝日の闇
●報道弾圧≪第三部≫ 裁判所の闇
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