問題提起;永 山聡子さん(一橋大学院生・日本学術振興会特別研究員)@原宿・穏田区民会館 資料代300円
主催;戦後70年ミニシンポ実行有志(問;090-7831-3383植松)
敗戦70年、解放70年、今私たちは何を問われているのだろうか。
2014年の朝日新聞の訂正記事をきっかけに再燃したかような、日本軍性奴隷制についての議論(日本軍「慰安婦」問題)。これを契機に「待っていました」とばかりに、戦後責任や植民地責任を受容していた人々の中でさえも、「論争」となっている。一方で、世界の常識ではまぎれもなく性奴隷制であるとされている、日本軍「慰安婦」制度。
ではなぜ、不十分なりに積み上げてきた議論を簡単にひっくり返すことができるのだろうか?またそれを受容してしまうのだろうか。本報告では、それらを考える手がかりとして、いまなお日本社会の根底に潜むsexism・racismについて、制度としての<性>(社会構造)、文化としての<性>(人々の認識)をキーワードに問題提起を行う。